そう言えば、行くまで気づかなかったけど、
ハンガリーの一部は、
昔オスマン帝国に支配されていた歴史がある。
ブダペストの観光スポットとかで、
説明を受けると、トルコの名前が結構出てきて、
第三国から来た私には、
全然関係のないところで訪れた
二つの国に、歴史的関わりがあるのが
なかなか面白い。
今回、友達の友達と初めて会ったので、
色々お互いの国について質問し合っていた。
「ハンガリーでブダペスト以外にどこに行った?」
と聞かれたので、
答えている中に、エステルゴムという街の名前があった。
そしたら、異様に反応を示され、
「トルコには、Esztergom castleという歌がある」
と言いだした。
私の中で、エステルゴムには、
ハンガリーで一番大きな大聖堂はあるものの、
それしかない印象で、
他国で歌になるような場所なのか?
と思ったのだけど、
実際の歌を検索して聞かせてもらった。
確かに、
「エステルゴムは〜」って言ってる。
(多分実際は「は〜」じゃないけど)
その人曰く、
古い言葉だから、
100%なんて歌ってるか分からないけど、
「トルコに妻や子供を置いてきているけど〜、
エステルゴムの城を
取りに行かなくてはいけないから〜、
俺は行く〜」
的な歌らしい。
帰ってきて調べてみたら、
本当にエステルゴムのお城が、
オスマン帝国によって破壊されていて、
今現在のものは修復&改築されたものなんだそう。
そして、トルコの首都アンカラには、
最近エステルゴム城の複製が建てられたらしい。
そんな重要なスポットだったとは知らず、
「大きいけど、ヨーロッパの聖堂だなぁ」
程度で観光してしまった私。
今でこそ飛行機で2時間の距離だけど、
当時の距離感を考えると、
スケールがすごいなと思ってしまった。
ハンガリーに来る前、
火山もなさそうなのに、
温泉が有名なことに、
「へぇ〜なんでだろう」と思っていたけど、
トルコの影響だったのねぇ。
と、旅行先で、
今自分が住んでいる国について学ぶ。
という
なかなか面白い旅だった。
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