Tuesday, 19 May 2015

エステルゴムは〜






そう言えば、行くまで気づかなかったけど、
ハンガリーの一部は、
昔オスマン帝国に支配されていた歴史がある。

ブダペストの観光スポットとかで、
説明を受けると、トルコの名前が結構出てきて、
第三国から来た私には、
全然関係のないところで訪れた
二つの国に、歴史的関わりがあるのが
なかなか面白い。

今回、友達の友達と初めて会ったので、
色々お互いの国について質問し合っていた。

「ハンガリーでブダペスト以外にどこに行った?」
と聞かれたので、
答えている中に、エステルゴムという街の名前があった。
そしたら、異様に反応を示され、
「トルコには、Esztergom castleという歌がある」
と言いだした。

私の中で、エステルゴムには、
ハンガリーで一番大きな大聖堂はあるものの、
それしかない印象で、
他国で歌になるような場所なのか?
と思ったのだけど、
実際の歌を検索して聞かせてもらった。

確かに、
「エステルゴムは〜」って言ってる。
(多分実際は「は〜」じゃないけど)

その人曰く、
古い言葉だから、
100%なんて歌ってるか分からないけど、
「トルコに妻や子供を置いてきているけど〜、
エステルゴムの城を
取りに行かなくてはいけないから〜、
俺は行く〜」
的な歌らしい。

帰ってきて調べてみたら、
本当にエステルゴムのお城が、
オスマン帝国によって破壊されていて、
今現在のものは修復&改築されたものなんだそう。

そして、トルコの首都アンカラには、
最近エステルゴム城の複製が建てられたらしい。
そんな重要なスポットだったとは知らず、
「大きいけど、ヨーロッパの聖堂だなぁ」
程度で観光してしまった私。

今でこそ飛行機で2時間の距離だけど、
当時の距離感を考えると、
スケールがすごいなと思ってしまった。

ハンガリーに来る前、
火山もなさそうなのに、
温泉が有名なことに、
「へぇ〜なんでだろう」と思っていたけど、
トルコの影響だったのねぇ。

と、旅行先で、
今自分が住んでいる国について学ぶ。
という
なかなか面白い旅だった。







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