Thursday 27 November 2014

自分の居場所



ジュネーブを出てから、短期間に何だか色々と立て続けに起こり、
ハンガリーで就職という結果になりました。


ジュネーブ出発
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バルセロナ再上陸、友人と会い、ノスタルジック観光
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トランジットで、シンガポールに入国し、17時間観光
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東京に帰国
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この先どうしたもんか決めかねる
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某県での太陽光発電所の建設の為に来日しているスペイン人たちに出会う。
2年位の通訳兼アシスタントを探していると知り、飲み屋で立候補する
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Madridの本社からCVにOKが出て、オファーをもらう。
◎に2年なら某県に行っていいよと許可をもらったので、
2年仕事してスイスへ戻ろうと考えるも、心に不安が残る
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色々と考え、話し、◎と経済的な理由+αにより、円満お別れ
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スイスに行かないなら、短期の仕事はしたくないと、
スペイン人に断りを入れつつも、日雇いで通訳をして,
太陽光発電について少しだけ知る
某県の権力者がどういう人達なのか少しだけ知る(筋さえ通せば陽気なおっさん)
日本人は接待で男性をキャバクラへ誘う実態を目撃する
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更にこの先どうしたもんかと悩む
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履歴書の内容的に日本で就職活動すると心をへし折られそうと思い、
とりあえずシンガポールの日系企業で就活を開始
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シンガポールでも日系企業なので、転職回数の多さと、
一個の会社での勤続年数の少なさを理由に難色を示される
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へこむ。落ち込む。これはマズイと思って枕を涙で濡らす
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マレーシアの方が戸口が広いという情報を目にする
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気になるけど、行ったことない東南アジアへの移住を即決できず
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だったら行って見て来ようと数日先のフライトチケットを購入
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出発前に、いつも行ってる美容院に行き、
「それでいいんですか?」とサラッと言われる。
(担当さんは私がヨーロッパが好きで、ずっと住みたかったのを知っている)
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その言葉が気になるも、可能性としては、ドイツのギリホリで、
大至急ドイツ語を勉強して就活する位しかないしなぁ…と、
ドイツの求人やら生活のイロハを検索しつつ、
心ではそれは何かが違う気がしている
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ドイツの求人に紛れて「東欧 ビザ手配可」の求人を目にする
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一応、条件はかすってるし、応募するのはタダだと思って履歴書送付
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求人出してたイギリスのエージェントさんから電話があり、
場所はハンガリーであることを知る。
電話片手に仕事内容を聞いている間に、反対の手でハンガリーの治安だけ
ネットでチェック。
危なくないならヨーロッパだし想像つくからいいや。とそのまま応募。
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すぐに面接の連絡が来る。しかもマレーシアに出発する日の面接。
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夜19:00からSkype面接をし、20:15に家を出て羽田空港へ。
経歴を細かく突っ込まれたし、長期滞在出来る人がいいと言っていたので、
Job Hopper前科持ちの私は無理かもと思いつつ、
マレーシアで気分転換して、ダメだったら次だ次!と思う。
返事は1-2週間後とのこと。
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クアラルンプール到着
飛行機の中で、面接の時に肝心の残業時間と保険について
聞かなかったことに気付き、ホテル着いて速攻でエージェントさんに
確認依頼のメールをする
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ノープランだったけど、クアラルンプールで知り合った人たちと
意外と楽しく過ごす。でも移住はしたくないなと思う
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面接の2日後に、まだ残業時間の返事すら来てないのに、
メールでオファーをもらう。条件は免許をATからMTにすることだそう
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基本的にはオファーは受けたいが、前職の14時間勤務のトラウマから、
残業時間の確認なしには受けられないとメールで言う
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KL4泊後、夜中に東京に戻り、自宅に着いてから
エージェントさんと深夜のSkype。
残業は基本なしということで、オファーを受ける
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久々の自動車教習所に通いつつ、
絶対にハンガリーでエンストする自信がつく
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今更シンガポールの会社から、ご縁がなかったとお知らせを受け取る
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今に至る。


今までヨーロッパに住みたいと言い続けて来たものの、
じゃあどこの国で何をしたいかっていうところが、中々自分でも分からなくて、
色々行ってみたり、日本で仕事しようとしてみたり。

それでも何だかしっくり来る居場所がない中、
◎と出会ってスイスに住んでみて、とっても居心地が良かったし、
住めたらいいなと思ったし、そういう話になってたけど、
自分のビジネスを始めたばかりの◎に、
「将来スイスで仕事バリバリ出来ると言い切れない私」
という荷物を背負わせるということが、
何だか消化出来なかったし、疑問と不安が大きくて、
一歩踏み出すことは出来なかった。

結局私は、猜疑心が強いから自分の力である程度立っていないと、
全然安心できないし、でも逆に一度人に寄っかかったら、
どんどん怠け者になってしまうんだろうな
ってことも、よく分かった。

今までハンガリーに住むなんて考えたこともなかったし、行ったことないし、
2人しかハンガリー人に会ったことないし、
グーラッシュとドナウ川しか知らなかったけど、
今、ある程度ちゃんとした会社で、自分で仕事をしながら、
ビザの期限が切れた後の生活を心配せずにヨーロッパに住めるという将来が
目の前にやって来て、今までで一番しっくりきている気がする。

両親に対しては、散々お世話になってきて、
恩返しする前に遠くに行ってしまうこと、申し訳なく思うけど、
同時に、お世話になりながら色々試行錯誤して来たことが、
やっと形になったことに、恩を無駄にすることにならなくて良かったとも思う。

20歳位の頃、バイト先のイタリアンのシェフの人生が素敵で、
「シェフの人生が羨ましくてしょうがない」と言ったら、
「そんなん自分の人生頑張ってたら羨ましくなくなんねん」と言われたのが
心にずっと残ってて、人のこと羨ましいと思うたびに、
「シェフはああ言ってたけど、ちっとも羨ましくなくならないよ」
と思ってたけど、
今、当時のシェフの年齢+1歳になって、やっと言われたことが分かった。

頑張って自分の居場所を決めたからには、後はそこで一生懸命に頑張るだけ。

そんな訳で2015年、ハンガリーのブダペストに移住します。






Tuesday 25 November 2014

オリーブオイル + バルサミコ = ガウディの照明


タイトル通りですが…




オリーブオイル + バルサミコ酢が…




ガウディの照明だった(笑)

一枚目はサラダ食べてて机にこぼれちゃったのを見て、
なんてクッキリ分離するんだろうと撮った写真。

二枚目は、スイスの帰りにバルセロナに寄って、
留学中に行かなくて心残りだったCasa Milàに行って
天井の照明を見た瞬間、
一枚目の写真にそっくり!と思って撮った写真。

基本的に発想がアホ 。っていう。

よく見るとランプの方は、
更に下にバルサミコ酢の層が あるんだけど、
もしそういう状況になったら、
バルサミコ酢は全部 表面に浮いてくるはずだから、
この照明のモデルになったのは
オリーブオイルとバルサミコじゃないみたい。
惜しい。。







Wednesday 19 November 2014

経済力の表れるところ



ジュネーブ→バルセロナ→シンガポール→羽田
というルートで帰ってきました。

日本からジュネーブに行った時は、
大して違和感なかったけど、
ジュネーブからバルセロナの空港着いて、
市内まで移動する時、
やっぱスイスってお金持ってるんだな〜と
なんとなく感じました。

上海に5ヶ月いた後、香港に家族旅行した時、
照明の明るさにびっくりしたのですが、
色々と経済状況の違う国に行って感じるのは、
経済力の表れる所って大体一緒だなということ。

多分一番目につくのは、
やっぱり着いたばかりの空港で、
照明の明るさとトイレのきれいさ。
街に出れば、窓の清掃具合と道路の汚れ具合。

今回スイスからバルセロナに着いて思ったのは、
エスカレーターの細い隙間の汚れ具合って 、
結構違うもんだなということ。
銀色か黒色かみたいな。
動きも心なしかおぼつかない感じ。

後スイスは街にお花が多かったです。
多分自治体が管理してるんだろうけど、
色んな種類のお花が至る所にあったのには、
生活のゆとりを感じました。

あと感動したのは夏の音楽イベントpaleoに行って
仮設トイレに行ったら、
トイレットペーパーが常にあったことと、
普通にキレイだったこと。
スペインではあり得ないし、
イギリスもキレイにトイレ使うイメージなかったから
「これがウワサの民度ってやつかぁ」
と感動しました。

ジュネーブに住んでるナイジェリア人に、
スイスが好きか聞かれたので、
スペインとかに比べると人がシャイだし、
お祭り騒ぎなイベントが少ない感じするけど、
日本と似てるから居心地良くて好きだと言ったら、
確かにどっちも友達と出かける時に割り勘にするし、
自殺者が異様に多いもんね。と皮肉を言われました。
日本はともかく、スイスで割り勘が多いイメージはなかったのですが、
彼はお金がなくとも、人との距離が近くて
お互い助け合えば自殺なんかすることにならない
と言いたかったのかな。

私はスイスにそんなに長くいなかったので、
本当に自殺が多いのかは分からないけど、
お金って確かにその国の良い所にも表れるし、
悪い所にも表れるんだなと思いました。







Monday 17 November 2014

ずいまーヨーグルト



ヨーグルトを色々試していた時のこと、
このヤギのかわいいイラストと、
スイス国旗を信じて買った
このヨーグルト。

最初にモカの方を食べたら、
ちょっとクセがあったけど、
まあ食べられるかな。という味でした。

そして試したプレーンのヨーグルト。
まっずーい。
です。

口に入れた瞬間に広がる、
草原のヤギの香り。。
ハチミツ入れたら和らぐかと思いきや、
草原のヤギにハチミツかけた香り。。

食べ物残すの嫌いな私も、
流石にどうしようもなく、
かわいいヤギのイラストに覚えた
罪悪感と共にサヨウナラしました。

そして、その数週間後、
◎の友人夫婦に夕飯に招いてもらった時、
オリーブをつまみながら、
それがどんだけ不味かったか、
皆に力説していました。

そしたら旦那さんが気まずそうな顔。
「今日の料理でヤギのヨーグルト使っちゃったよ。。
でも嫌いだったら食べなくていいからね!!」
って、気まずさ全開です。

「いや、多分何かと混ざってたら平気なはず」
と、誤摩化して食べることに。

プチトマトとイチゴにバルサミコ酢が
かかったサラダに、
ヤギヨーグルトのニンニク風味のソース。
というメニュー。
恐る恐る食べたら、
大丈夫だった!
ちょっと香る程度で、
大丈夫だった!
よかった。食べられた。気まずかった。

ということで、
あのヨーグルトはそのまま食べる物ではなく、
何かの風味 付に混ぜるものなのね。
ということを学びました。
(スイス人はそのまま食べるのかもだけど)
(わざわざ料理にヤギの風味を付けるのも
なかなか理解し難いかもだけど)

そして、海外で食事に招かれる際、
「何か嫌いな物ある?」
という事前の質問に、
「激辛以外なら何でも食べる」
と安易に答えると、
予想外の物が出てくるものだなと
学びました。

確かに、すき焼き作った時、
全員嫌いな物ないって言ってたけど、
まさか生卵つけて食べるとは
誰も思ってなかったみたいで、
一瞬びっくりしてたのと
同じことだなと。

まだまだ世の中知らないことが
沢山あるなと
ヤギのヨーグルトに色々と
学んだ出来事でした。




Thursday 13 November 2014

まいうーヨーグルト



こんなにおいしいヨーグルトは初めてだと、
甘党の私が思うヨーグルト↑↑↑。
Migrosのエクセレンスシリーズ。

プレーンのもおいしいけど、
このキャラメル混ぜるやつ、
本当においしいです。
ダークチョコ混ぜるやつも
本当においしいです。

ただのスーパーの自社ブランドとは
思えない。。


↑↑↑同じくMigrosのお安めシリーズ。
ヨーロッパでは、この四角いシリーズが
今までのお気に入りで、
イギリスだとフルーツジャムを混ぜるやつ、
スペインだとチョコボール混ぜるやつが
毎日の朝食だったのですが、
スイスではエクセレンスシリーズが
エクセレント過ぎて、
1回しか買わなかった。


Mövenpickのヨーグルトも発見。
すごく期待して食べたけど、
フルーツの量が多過ぎて、
ヨーグルトの味がしなかった。
「Mövenpickのヨーグルトであるなら、
ヨーグルト部分で勝負して欲しいよね。」
って◎に言ったら、
「せっかくケチなスイスでは珍しく
沢山フルーツ入れてくれたのに、
そんなこと言われて可愛そうだね」
と言われました。
確かに。。

でもやっぱり、
フルーツが売りのヨーグルトなら、
フルーツの会社が出すべきであって、
そこはMövenpickの頑張り所ではないと
個人的には思う。

ということで、
色々食べ比べた結果、
キャラメル混ぜるやつ最高!
ってことになりました。

COOPの方が高くて品質がいいという
イメージだったけど、
ヨーグルトに関しては、
Migrosの圧勝だと思ってます。






Wednesday 5 November 2014

Julien Blanc スイス人だった。。






<詳しくは、↑のビデオを見て下さい(日本語字幕あります)
&署名して下さい>

今、ネットで騒がれているJulien Blanc。
当人のfacebookにスイスのMorges出身とありました。
(後日追記:彼のfacebook アカウントは削除されたようです。
私が見た時点で非難のコメントが書き込まれていたので、
収拾がつかなくなったのでしょう。
アメリカ人とかイギリス人とか言われていますが、
現在の国籍はともかく、初期の書き込みもフランス語で、
名前からしてもMorges出身は本当だと思われます。)

私も昔、今よりアホだった頃、
調子に乗ってる、
これまたアホな東京在住の白人に
ひっかかったことがあります。

ひっかかったと言っても、
こんなにひどい人ではなかったし、
傷つけられたとかでもなかったけど、
今思えば、そんなにいい人でもなかった。

日本人は男女問わず思ってること
なかなか言わないから、
外国の人に少しでもいいこと言われると、
その外国人にとっては日常茶飯事の小さな言葉が、
とてつもなく大きく聞こえて、
その勘違いから来る行動で、
日本人の女の子は簡単と言われてしまうけど、
その外国人は外国人で、
日本人は割と誰にでも、いつもニコニコするのに、
とてつもなく幸せそうにしてるように見えて、
その勘違いで、自分イケてると思ってしまい、
同じことの繰り返しなのかなと思います。

文化の違いそのものもそうだけど、
それ以上に、「違う」ってことを
知らないということは
怖いなと思いました。

日本にいる白人男性たちも、
自分たち全員がこんなことをしている訳ではない
と署名を呼びかけたりしているそうで、
今回の件で、お互いに変な誤解が
出てこないといいなと思います。

この人がスイス人だから、
どうこうっていう訳ではないけど、
つい2ヶ月前に電車でMorgesを通り過ぎた時、
「Audrey Hepburnが静かに暮らしてた所だ」と思いながら、
景色眺めてて、とっても長閑そうでいいな。
と思っていただけに、何だかしんみり。

自分が好きな国の人が、
自分の国のことをこんな風に思ってる
ってことに、何だか悲しい気分になりました。

署名運動のおかげで、
既に当面3つのイベントは
キャンセルに なったようですが、
彼は日本人に限らず、
女性全般に対して色々言っているようなので、
日本人女性という点についてだけでなく、
女性軽視の考え方について、
ちゃんと改めて欲しいと思います。




Monday 3 November 2014

Jet d'eau



ジュネーブと言えば、これ。
と国連。
というイメージでした。



なんとも微妙なセンスだな。
と思っていたけど、
元々は機械を止める時に自然に
起こっていた現象だったそうで、
納得。

近づいたら、想像以上の威力です。
水しぶきと風にやられます。


写真に撮ると、なんか龍っぽい。

初めてジェッドーという名前を聞いて
早数ヶ月、
なんか口にするのを躊躇ってしまうのは、
音が鹿児島弁っぽいからだなと思いました。
じゃっどーん。
って西郷さんが頭に浮かんでしまう。

…私だけかもしれないけど…。