Saturday 5 September 2020

ホクロ3個取った話。

 



子供の頃から、右腕の裏側に鉛筆を刺した跡が残っていた。
と思ったら、青色母斑という青いホクロだったらしい。

それを知ることになったのは、去年スペインでスペイン人の友達に会った時。
普段はお気楽なスペイン人の友達2人が別々の時に
「その腕のやつ、ちゃんと病院行った?」
と言ってきたことに始まる。

割と病院行って色々検査しておくのが好きな自分に向かって、
全然細かいことを気にしないスペイン人が2人も
その昔からある鉛筆刺した跡に対して病院行ったのか聞いてくるので
とっても不安になってしまった。

しかもよく良く見てみると、前は無かった気がする
「チョロっと」茶色い線が出てきた気がして
あと2ヶ月も旅行残ってたのに、癌だったらどうしよう疑惑。

帰国して早速皮膚科に行くことにした。
先生に「青色母斑という青いホクロですね」と言われ、
初めて幼い自分が鉛筆を刺していないことを知る。

「たぶん大丈夫だとは思うけど、100%とは言えないから、
簡単に取れるので取っちゃいましょう」と。

痛そう。。と一瞬ためらったものの
先生があまりにアッケラカンと言うので
取ってみることに。

注射でチクッと局部麻酔をし、
すぐにパンチのような器具でパチンとホクロを取る。
(麻酔が効いているのと、寝ている体勢なので見えてないけど)
たまに引っ張られている感覚がある気もするけど
全く痛くなく、何針か縫ってもらって終わり。

その間たったの15分程度(もっと短いかも)。
念の為の痛み止めと抗生物質を処方されて完了。
1週間後に抜糸と、更にその後検査結果(ホクロの)を聞きに行って終わり。

その素早さと、麻酔注射のチクッと痛い程度のお気軽さは
皮膚科でピアスの穴開けてもらうの同じ感覚。

と言うことで
結局ただの青いホクロだったと判明して、はや一年。

左肩のホクロが何となく黒々してきた気がして
あれだけお手軽だったので取ってしまえと
また皮膚科へ行く。

そう言えば、子供の頃から派手に飛びてているホクロがお腹にあって
もし出来るならついでに取っちゃって下さい。とお願いする。

一応、悪いホクロじゃないか検査するホクロ除去に関しては
保険適用で月に1個しか取れないらしい。
たまたま左肩のを取ったのが月末だったので
1週間後がちょうど翌月で、抜糸ついでにもう一個取ることにした。

と言うことで、
スペイン人の一言 x 2回から
ホクロを3個も取ってしまったなんて
彼女たちは思ってもいなかっただろう。

癌だったらどうしよう疑惑の時に
ネットで色々調べてたら、
欧米人は肌が白いからだったか、
皮膚ガンになりやすいらしく
そう言った背景もあって、私のホクロに過敏に反応したみたいだった。
(ちなみに日本人の場合は足のホクロに要注意と書いてあった)

年齢と共にホクロが飛び出てきたりするのは
よくあることらしい。

目安としては
形がいびつだったり、色が黒い箇所があったりすると
怪しいホクロらしく、
まん丸だったり、波平さんみたいにチョロ毛が生えてたら
大丈夫なホクロらしい。

それにしても
普段テキトーな人たちに真顔で病気の心配されると
すっごい怖いんだなってことを
初めて知った出来事だった。