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Tuesday, 19 October 2021

プレッツェルのくるん

 

今日の私は追い詰められている。
明後日の朝までにやらなくてはならない
飛行機ネタの課題があるからだ。
そういう時ほど、どうでもいいことが気になって
集中力は逃げてゆく。

別に大したことがあったわけでもなく
そんなことを気にしている時間があるわけでもない…。


「10月なのに半袖かよ気候」から
急に寒さと灰色の空がやってきて
なんとも言えない気持ちになり、
こんな灰色の空を見てしまった日には
ちょっと高めのスーパーにあるワイン売り場の端っこで
さも おしゃれなオツマミを気取っている
ドイツの何の変哲もないプレッツェルのスナックを買うしかない。
と思って、久々に食べてみた。

赤地に白字の商品名と、水色と白のチェック柄の袋。
どこで売ってたかも覚えてないけど
どこかで売ってたことを覚えてるということは
結構どこでも売ってたやつなんだろうと思う。

特段美味しいわけでもなく
生の?プレッツエルを食べたくなる気にさせる
若干の物足りなさがある。
だからと言って一口で止められるほど不味くもない。

と、灰色の空っぽく
モヤモヤ、モグモグ食べていたら、
気づいてしまった。


安いスナックのくせに、くるんとネジったあとがある…。
ちゃんと一個一個ネジってある…。
パン屋で買う大きい方のプレッツエルと全く同じにネジってある…。

縦横3センチ程度なのに、手作業か??
だとしたら最後に両端をくっつけてる部分がキレイすぎじゃない?
でもこれ機械でやるには大きさも小さければ
芸が細やかすぎなんでないか?

気になる、気になる、気になるぞ。
一体どうやって くるんとやっているんだろう。
そんな情報どこでゲットできるだろう。

課題の飛行機ネタから、プレッツエルのくるんネタまで
超音速飛行で移動してしまった興味の対象が
なかなか課題に戻ってこない。
とは言え、スッキリするために人に話すほどのことでもない。
仕方がないので、ここに一縷の望みをかけるべく
久々のブログを書いてみる。

アップした瞬間
プレッツエルが頭から消え去って
課題に集中できますように…。

私の頭の内部から、
消えておくれよ
プレッツエル。



Saturday, 5 September 2020

ホクロ3個取った話。

 



子供の頃から、右腕の裏側に鉛筆を刺した跡が残っていた。
と思ったら、青色母斑という青いホクロだったらしい。

それを知ることになったのは、去年スペインでスペイン人の友達に会った時。
普段はお気楽なスペイン人の友達2人が別々の時に
「その腕のやつ、ちゃんと病院行った?」
と言ってきたことに始まる。

割と病院行って色々検査しておくのが好きな自分に向かって、
全然細かいことを気にしないスペイン人が2人も
その昔からある鉛筆刺した跡に対して病院行ったのか聞いてくるので
とっても不安になってしまった。

しかもよく良く見てみると、前は無かった気がする
「チョロっと」茶色い線が出てきた気がして
あと2ヶ月も旅行残ってたのに、癌だったらどうしよう疑惑。

帰国して早速皮膚科に行くことにした。
先生に「青色母斑という青いホクロですね」と言われ、
初めて幼い自分が鉛筆を刺していないことを知る。

「たぶん大丈夫だとは思うけど、100%とは言えないから、
簡単に取れるので取っちゃいましょう」と。

痛そう。。と一瞬ためらったものの
先生があまりにアッケラカンと言うので
取ってみることに。

注射でチクッと局部麻酔をし、
すぐにパンチのような器具でパチンとホクロを取る。
(麻酔が効いているのと、寝ている体勢なので見えてないけど)
たまに引っ張られている感覚がある気もするけど
全く痛くなく、何針か縫ってもらって終わり。

その間たったの15分程度(もっと短いかも)。
念の為の痛み止めと抗生物質を処方されて完了。
1週間後に抜糸と、更にその後検査結果(ホクロの)を聞きに行って終わり。

その素早さと、麻酔注射のチクッと痛い程度のお気軽さは
皮膚科でピアスの穴開けてもらうの同じ感覚。

と言うことで
結局ただの青いホクロだったと判明して、はや一年。

左肩のホクロが何となく黒々してきた気がして
あれだけお手軽だったので取ってしまえと
また皮膚科へ行く。

そう言えば、子供の頃から派手に飛びてているホクロがお腹にあって
もし出来るならついでに取っちゃって下さい。とお願いする。

一応、悪いホクロじゃないか検査するホクロ除去に関しては
保険適用で月に1個しか取れないらしい。
たまたま左肩のを取ったのが月末だったので
1週間後がちょうど翌月で、抜糸ついでにもう一個取ることにした。

と言うことで、
スペイン人の一言 x 2回から
ホクロを3個も取ってしまったなんて
彼女たちは思ってもいなかっただろう。

癌だったらどうしよう疑惑の時に
ネットで色々調べてたら、
欧米人は肌が白いからだったか、
皮膚ガンになりやすいらしく
そう言った背景もあって、私のホクロに過敏に反応したみたいだった。
(ちなみに日本人の場合は足のホクロに要注意と書いてあった)

年齢と共にホクロが飛び出てきたりするのは
よくあることらしい。

目安としては
形がいびつだったり、色が黒い箇所があったりすると
怪しいホクロらしく、
まん丸だったり、波平さんみたいにチョロ毛が生えてたら
大丈夫なホクロらしい。

それにしても
普段テキトーな人たちに真顔で病気の心配されると
すっごい怖いんだなってことを
初めて知った出来事だった。







Sunday, 26 July 2020

虎ノ門ヒルズ駅



会社の最寄駅が「虎ノ門ヒルズ駅」になった。
(オフィスは残念ながらヒルズではない)

そもそも今まで最寄駅が4個あったけど、
それぞれ徒歩10分はかかる。みたいな
最寄駅があって無いような立地にあるオフィス。

就活で利用した会社のエージェントさんからも
(日本語少ししか話せない人)
「チョット中途半端ネ!」と言われていた。

最初利用した日は、
電車のアナウンスが流れた瞬間、
目の前に立っていた男性が聞き馴染みのない駅名のアナウンスに
「えっ!何っ?」って顔して振り返り、
3人くらいしか駅で降りなかったのに、
ホームに降り立った全員が、どっち方向に進むのか決めかねて
オタオタしていて面白かった。
(私も電車降りてすぐに案内板へ直行)

コロナ真っ只中に開通しただけあって閑散としていて、
混雑を予想して用意した案内板を持った人が何人か
誰もいない駅通路にポツリポツリと立っていた。

その後7月に入り、前より人は増えたけど
それでも新駅を建てる程の利用客がいない。
そもそも虎ノ門を空港行きとかのバスターミナルの要所にする計画らしく
そのターミナルの完成は更に数年先なんだとか。

とは言え、
ヒルズにオフィスを構えるような会社は
テレワーク率が高そうで、
そうなってくると、駅の利用者も増えないわけで、
盛り上がってなさすぎる感に
日本経済への不安を感じるばかり。

少子化なのに、
こんなに高層ビルばかり建てて、
大丈夫なんだろうか。

そしてコロナ前から心配している
虎ノ門ヒルズのマスコット、「トラのもん」。
という名の白いドラえもん。
オリジナルキャラグッズ売り場もあるのに
売れているところを見たことがない。

森ビルがバックについているなら
心配することはないのかもしれないけど。


そして全然関係無いけど、
その前の道に「マッカーサー通り」という
あだ名がついていることを初めて知った。
勘違いでついたあだ名らしいけど、
なんか気に入ってしまった。
不謹慎かもだけど。


そんな感じ。






Wednesday, 3 June 2020

ジャパニーズ ポロ子



私は生まれも育ちも東京で、
とは言え田舎の方なので、
田んぼや緑と住宅街に囲まれて育った。

でも、生まれてから31年間は
カメムシというものを見たことがなかった。

初めてカメムシを見たのは、
ブダペストの自宅で、
掃除しても掃除しても出てくるし、
(改装しているけど共産時代の古いアパート)
よく、ポックリ逝ってしまわれているのを見かけるので、
心の中で「ご臨終ムシ」と呼んでいた。

暫くして、
ブダペストで会った日本人の友人に
それがカメムシだと聞いて初めて
「ご臨終さん」がカメムシだと知り、
その後、職場のハンガリー人と話していて
それがハンガリー語で
何とも可愛らしく「ポロシュカ」という名前だと知った。

知ったからには「ご臨終ムシ」はめでたく、
「ポロちゃん」とか「ポロ子」と呼ばれるようになった。
(私からだけだけど)

昨日、久々に会社に行って、
家について鞄を見てみたら、
懐かしい形の物体が鞄に付いているのが目に入った。
そう、日本人のポロ子。

私は虫が嫌いなので、本当は気持ち悪いんだけど、
なんか懐かしいのと、日本で初めて見たのと、
一人で笑いながらティッシュで優しく包んでお別れ。

ハンガリーではアジアから入ってきて大繁殖したらしく、
会社の壁とか一面ポロちゃんだらけで
結構グロい感じだったな、と一年ぶりに思い出した。

ハンガリー人は窓開けるのが好きで、
常にオフィス内にポロ子が二人くらい飛んでいた。
(オフィスは極めて清潔です)

日本人の上司が、
割とみんな真剣に仕事している時に
いきなり紙を丸めて作った棒で
床や机を「バンっ」と叩くので
周りが「あのおじさん何やってるの?」的に固まっていると、
どうやらニュースで
「ポロシュカの対策としては、ひたすら退治していくしかない。」
的な専門家のコメントを聞いたらしく、
上司自ら体現することにしたらしかった。

ハンガリー人もポロ子は気持ち悪いと思っているらしく
そんな話もよく出たけど、
キリスト教だからか、やっぱり生き物に対しては感覚が違うようで
上司の冷酷な叩き方に、ドン引きしている雰囲気が漂っていた。

漂っていたと言えば、
よくポロ子の香りはパクチーと言われているけど、
私がその上司が残虐したポロ子の香りらしきものを感じた時、
これまた言い方が悪いけど、どちらかと言うと
「不治の病にかかった病人の匂い」だと思った。

そんなこんなで、
昨今のハンガリーに滞在している/していた人にとって
ポロ子とは切っても切れない存在であり、
常に何かしらの話題を提供してくれる存在だったなと
ジャパニーズ ポロ子の、ハンガリー ポロ子に比べると
ひっそりとした存在感を目撃して実感した。












Monday, 1 June 2020

気に入ったものが廃盤になる件。



気づけば5月も終わり。
ということは、日本に帰ってきて丁度丸1年経った。

あんなにブーブー言ってたColmarも
こうして遠い異国から写真を見てみると、
中々キレイだったんだなぁと思ったり。
(別にもう行かないと思うけど)

そんなこんなで、
やっとのことハンガリー人と働くアリ地獄から解放されたのに
日本の職場で組んでた人が、どうやら発達障害の気があったようで
会社に着くとまぶたが痙攣して止まらない現象と胃痛に苛まれ、
ブログも書くことがないままに時が過ぎました。

ありがたいことに
発達障害っぽい方は4ヶ月前に退職されましたが、
いまだに後始末が必要なことがチラホラ。

そしてイタリア人の社長が、
日本人とイタリア人の悪い所だけ組み合わせたみたいな人で、
最近白髪が増えてきたけれど、
やっぱり最初から私はオフィスワークの人間じゃなかったんだな。
と、最後から2番目の転職をすべく、
学校に通い始めることに。


そして、そんな話がしたかったのではなく、
今日スーパーに行ったら、
帰国してからずっと気に入って使っていた柔軟剤が
廃盤?になるそうで在庫のみ安売りされていた。

外国で売ってそうな懐かしい香り(ダウニーとは違う)で、
確かに日本の柔軟剤っぽい香りじゃなかったんだけど、
それが個性という名の「売り」だと思っていたんだけど、
新シリーズは、何の変哲もない白地にピンクの花柄パッケージで
カワイイ系の香りになっていた。

昔から、私がハマって買うものは
割と廃盤?になることが多い。

大学生の時にハマっていた、マウントレーニアのイチゴオレとか。
タリーズのイングリッシュトフィークッキーとか。
ハンガリーの職場近くの田舎カフェのクッキーとか。

「美味しすぎる!」と、毎日バカみたいに買っていると、
友人が何かにつけてプレゼントしてくれる位
いつも買ってるのに、
大体しばらくすると廃盤になる。


最近びっくりしたのは、
その発達障害っぽい人からのストレスによる胃痛持ちだった時から、
朝駅近くの成城石井にて、ドイツの炭酸水を毎日買っていたのに、
コロナによる在宅勤務で私が買わなくなったからなのか、
一回パソコンの調子が悪くて久々に出勤したら
もう売っていなかった。

そんな、たった一人の客が買うか買わないかで
取り扱いが変わるものなのか?

なんでいつも私が気に入っている商品が目の敵にされるんだか。
かれこれ10ヶ月も毎朝買ってたのに。
たかだか2ヶ月しか経ってないのに。

確かに、好きになる物が変わっている傾向にあるけど、
だったら最初から私が好きになる前に商品化しなきゃいいのに。
ハマらせといて失望させる、このテクニック。。

と、また訪れた馴染みあるこの心の寂しさを少しでも後回しにするべく、
在庫限りの柔軟剤を抱えられるだけ買い溜め。

このご時世、消毒液でもマスクでもハンドソープでもなく、
廃盤になる位、人気のない柔軟剤なので、
一人何個でも買えるという。

ドイツの水は、他の炭酸水より泡が細かくて、
胃痛にはピッタリだったけど、
よく考えれば、胃痛と目の痙攣は治ったので
また、別の飲み物にハマろうと思う。


そんな感じで
別に何でこれを機に一年近くぶりにブログを書こうと思ったのか
分からないレベルの心のぼやき。









Friday, 19 July 2019

シェンゲン内長期就労ビザ滞在後の90日間ビザ無し旅について ④


(ゴッホのプロジェクションマッピング/ベルギー)


さて、何処かにスタンプもらいに行かねば。
と、地図とにらめっこ。

既に最終出勤日の2週間前くらいになっていて全てに余裕が無く、必然的に陸路で一番安くて近い所へ行ってコーヒーを一杯飲んで帰って引越し作業。という感じでないと無理な状況。

ハンガリーと国境を接している国は、オーストリア、スロバキア、ウクライナ、
ルーマニア、セルビア、クロアチア、スロベニア。

この内シェンゲンじゃないのはウクライナ、ルーマニア、クロアチア、セルビア。

ウクライナは面倒そうだし、クロアチアは行ったことがあるので、
ルーマニアとセルビアに行ってみたい気持ち。

と思ってバスを色々と調べていたけれど、結局余裕が無くなって、乗り継ぎとか考えていたら面倒になって、無難に本数も多いザグレブにした。
(自分で運転するのは駐車場とか高速チケットとか考えるの面倒で却下)

クロアチアはシェンゲンに入る方向で割と動き始めているので、旅してる3ヶ月以内に何か進展がある可能性も考えたけど、色々考えるのが面倒になってしまったので、「私は飽くまでもシェンゲンに入る前のクロアチアへ行き、シェンゲンに入る前のクロアチアからハンガリーへ入りました」と、言えば良いや。と思って無事クロアチア/ハンガリー間のスタンプゲット。

ハンガリーの就労ビザは2月27日までだったけど、クロアチアからハンガリーへ入ったのは2月19日だったので、2月19日から27日までの滞在はどういう扱いになるのか、よく分からない。

普通に考えると19日から27日の間も私は就労ビザでハンガリーに住んでいたけど、「180日以内に90日滞在可」を適用する為にスタンプが必要なら、90日間のカウントはスタンプのある19日からと考えた方がいいのかな。と。
少し残念だったけど、2月19日から数えて90日の5月19日(日)にシェンゲンを出れば、どっちだった場合でも問題無いだろうと考えることにした。


(クロアチア/ハンガリーの日帰り旅に関しては、確か何処かに写真があるので
別に書こうかな。と思っとります)






Tuesday, 16 July 2019

シェンゲン内長期就労ビザ滞在後の90日間ビザ無し旅について ②



(スペイン)


取り敢えず、ブダペストからグラナダへ飛びたい日は、未だ就労ビザ有効期限の最終日だし、入国管理無いから問題無さそうとして、鉄道でハンガリー〜オーストリア間、オーストリア〜スイス間、ドイツ〜スイス間は、パスポート見られたこと無いので緩そうとして**、問題になるとしたら、最後にシェンゲンを出たいスイスの出国管理だな。と思い、先ずはスイスの移民局へメール。

簡単に言うと、
「ビザ無し滞在の条件と、就労ビザ期限内の長期滞在は別カウントなので、2月27日に就労ビザが切れた後、シェンゲン域内を出ずに5月28日(就労ビザが切れてから90日後)までビザ無しでスイス内を旅行出来るという認識ですが合ってますか?」
と質問。

その返答(原文/全文)

「Further to your e-mail dated 24th November 2018, we provide you the following information:

You may travel to Switzerland and stay here for 90 days within a period of 180 days after the expiry of your Hungarian work permit if the purpose of your stay is tourism/visit. However, not all Schengen member have the same opinion on this matter. If you intend to travel to other Schengen member states as well, we advise you to inquire with the authorities of the state concerned about the possibilities of entry and sojourn.」

出た、「You may travel」とは思ったものの、意外とスイスはあっさり行けそう。と思い、返信が来た直後はルンルンと早速スペイン行きのチケットを取り、このメールだけプリントアウトして、念の為日本の銀行残高が確認出来る紙だけ用意して(イギリス入国で観光でもチェックされることがあると聞いたことがある)、途中の越境時の様子を見て必要そうなら帰国の飛行機チケットを早めに買おう(物価の高い国ばかりだったので、お財布の温度に応じて帰国日を決めたかった)と、自分の中で解決したことに(他国の移民局にも聞いた方が良いというアドバイスは、この時点で無視(笑))。


スペインの留学ビザを現地で延長した時に、3ヶ月延長を申し込んだのに、移民局(警察)で申請結果の書類を受け取れるのが3ヶ月以上後になると言われ、ツッコミを入れた時に移民局(警察)のおじさんに、

「まぁ出て行く人のことは細かく気にしないから。ビザが切れて数日以内に出るなら何の問題も無いよ〜。申請中は申請中って証明書がビザの代わりに出されるから、3ヶ月より長く滞在出来て良かったね!!!」

という感じのことを言われた。
そんなこともあり、滞在資格は解決〜と、旅の計画やら引越しやらに専念することに。

その後、ハンガリーの日本大使館の方に帰国の連絡をした際、(ハンガリーの日本大使館の人はめちゃくちゃ親切、丁寧、親身、返信早いです)「ハンガリー出国後は3ヶ月程欧州周遊されるとのことですが、就労ビザが切れた後、自動でビザ無し滞在に切り替わるわけでは無いので、事前に行く国の状況を確認された方が良いですよ」とコメントを頂いた。

大使館の方とは、一応スイスの移民局に確認済みということで話は終わったけど、人に言われると気になり出す性分で、スイスの移民局へメールした時に、わざと簡単に良い返事を貰えるように目立たなく入れ込んだ「シェンゲン域内を出ずに」という表現が、思惑通りに目立たな過ぎてスルーされただけな気がしてきて不安になる。

ということで、旅では寄らない可能性が高かったけど取り敢えずオーストリアの移民局にもメールをしてみた。

気分的に、スペイン/フランス辺りだと返事が適当過ぎそうなのと、ドイツだと忙しそうだしガチガチそうだし頭ごなしに「ダメ!」って言われそうなのと、北欧は勝手が違いそうなので、緩さと硬さのバランス的にオーストリアにしてみた。



**飽く迄も私個人の数少ない経験による個人的な見解です。
チェロを持って国境間を移動するオーストリア人の先生は「スイスってシェンゲンなの?! スイスに演奏に行くといつも怖そうなおじさん達がパスポートチェックに来て嫌な感じだからシェンゲンじゃ無いと思ってた!」と嫌そうな顔で言っていました。
「犬を連れて歩いてくる」と言っていたので、入国審査じゃなくて税関チェックじゃないのかと私は思ってるけど。






シェンゲン内長期就労ビザ滞在後の90日間ビザ無し旅について ①


(デンマーク)


標題の件。
全く同じ状況の人が今後現れるかは分からないけど
参考までに自分の場合の体験談(2019年2月中旬〜5月末の話)。


<当初の状況>

・シェンゲン協定国であるハンガリーに就労ビザにて長期滞在(2年毎更新で4年滞在)

・2月27日(水)まで有効の就労ビザの更新をせず、2月22日(金)最終出勤、2月27日(水)に別のシェンゲン協定国であるスペインのグラナダへ飛行機で移動し、そこから90日間ギリギリ欧州内(全部シェンゲン協定国)を鉄道で旅したい計画。
最後はスイス(シェンゲン内)から日本へ飛行機で帰りたい計画。



<当初考えていたこと、疑問>

・日本のパスポートを持っていれば、シェンゲン内ビザ無しで180日間中90日滞在可。というのは、長期滞在許可の下シェンゲン協定国に滞在していた日数とは別カウントと認識しているけど、本当に大丈夫なのか?

・大丈夫な場合、日数カウントはいつの段階から始まるのか?(長期滞在許可の期限が切れる日なのか、長期滞在許可を取得した国を出る日なのか、シェンゲン外へ一度出て入る必要があるのか等)

・最近シェンゲン内でも国境管理が強化されている的な話を聞くけど、実際鉄道で国境越える度にチェックあったら面倒になりそうで嫌だな〜。



と言うようなことを踏まえ、実際にやったことや状況をツラツラ書くつもり。
ついでに旅の写真もチョロチョロと載せていくつもり。
(全体的に長い感じになっております)







Monday, 15 July 2019

気がつけば7月。



気がつけば帰国してから2ヶ月弱。

海外に暫く暮らして、日本に帰ってきてという流れも
既に4-5回目だからなのか、
ブダペストから月に2回、言葉の違うウィーンへ行っていたからなのか、
最後の旅で短期間に数カ国間を移動していたからなのか、
日本に着いた瞬間に日本脳になって、
此れ迄だと逆カルチャーショックが襲ってきていたはずなのに、
違和感もほぼ皆無のまま、引き続き東京で呑気にしている。

何回経験しても成田で必ず「トイレ低っ!」とか思っていたのに
今回はそれすら感じなかった謎。

それとは逆にいつ何時でも眠れる体質から無縁であった
時差ボケに二週間ほど悩まされるという
未知の体験をしたのもあって
取り敢えず体が慣れるまでゆっくりしようと
ゆっくりしていた6月。

ハンガリーから解放されるのであれば
何でも幸せ。
と言う燃え尽き症候群的な放心状態が続いていた。

6月末にそろそろ何かやらなきゃと思い始め、
気が向かないながら求人を眺めつつ
何社かから送られてきていたお誘いメールの中で
何となく目のついた人材紹介会社の担当へメールをし
その同僚が担当していた会社が良さそうだったので
何となく応募依頼してみたら
あっという間に受かってしまった。
と言うのが7月頭。

ドイツの会社(東京にあるけど)ということもあり、
7月いっぱいで退職するらしい前任者とは被らずに
8月から仕事開始ということで、
(8月も夏休み中だから新人が入っても手が回るイメージ)
残り半月の夏休み!

とは言え2月末から毎日が日曜日だったので
特段大きな喜びでは無かったけど。

世の中、求めるから辛くなるとは言うけれど
本当にそうだなと体感した今日この頃。

ハンガリーから解放されるのであれば
何でも幸せ。と思っているので
日本いいわ〜、とも思わなければ
ヨーロッパ戻りたい〜、とも思わず、
日本やっぱり嫌だ〜、とも思わなければ
他文化は嫌だ〜、とも思わない。

他の人には普通なのかもしれないけど
割と頑固で拘って欲張ってしまう自分にとっては
珍しい精神状態。

一度仕事が始まれば
満員電車とか、異文化出身者との仕事とか
何かがドッと襲ってくる可能性はあるんだけど。

いい感じにこの放心状態をキープしつつ
ある程度のやる気は取り戻して
取り敢えず車通勤で13キロ太った体を
どうにかせねば。

と思いつつ
結局暫くはユルユルしてしまいそうな7月中旬の今日。










Wednesday, 24 April 2019

東京の印象




スウェーデンはMalmöの街をプラプラしていたら、
可愛い雑貨屋さんがあったので入ってみると
こんな絵を見つけた。


「東京 大きい靴と花柄」

私自身、未だにこの「大きい靴」に気を止めたことが無くて
共感はできないんだけど、複数人の外国人から
「何で日本人の女の子ってみんなサイズの大きいヒールの靴履いてるの?」
と聞かれたことがあるので、
このデザイナーさんも、そう思ったんだ!と思って
クスッと笑える絵だった。

それをこんな可愛い色合いの絵にするなんて。

東京に戻ったら
何でみんなサイズの大きいヒールの靴を履くのか
観察してみようと思ったりした。







Thursday, 18 October 2018

修理、魅せます。


YouTubeで面白い番組を見つけてしまった。
その名も「修理、魅せます。」


古い写真とか、本とかを職人さんが修理している風景を撮影した
10分間の短い番組。

普段外国人とか日本のゆとり世代の担当さんとかに
「A」と「A'」がいかに違うかを一生懸命説明しては
全く通じない世界で働いている身としては
「0.1g、一滴の違い」って言葉がしみる。

最近思うけど、
ゆとり世代の働き方って正に外国人だな。と。
過労死する位に身を粉にして働く必要は無いけど、
どうせ8時間拘束されるんだったら
出来るだけ楽で雑に終わらせるより
良い結果が出る様に頑張った方が
自分に戻ってくる達成感が違うと思うんだけど。
という考え方は古いのだろうか。

日本に帰る度に
日本人がこれだけ働かなくてはいけないのは、
世の中で言われている生産性の低さとかよりも
支えている社会の機能性のレベルが違うからなんだなぁ。
と実感するんだけど、
みんなが細かな違いに気づける前提で成り立っている
今の複雑な日本の生活を
果たしてゆとり世代が支えていけるのか。
と、最近電車の遅延が多いのは
技術の後継者が上手く育っていないからだという
新聞記事か何かを読んで心底心配になっている。

きっと元々社会があまり上手く機能していないハンガリーの方が
いざ機能性を保てなくなった時の崩れ方は
よっぽどマシなんだろうな〜。と思ったりした。







Friday, 31 August 2018

ウィーンでカッコ良くなる池袋



こないだ先生の家の本棚に日本の写真集があったので
「これどうしたの?」と聞いたところ、
以前日本にコンサートに行った時、ちょうど先生の誕生日だったらしく
その時泊まっていた池袋のホテルに売っていたこの写真集を
先生の奥さんがプレゼントしてくれた、とのことで中を見せてくれた。

いつもは年に一度だけ日本にツアーしに行くけど
その時は一年で2回日本に行ったらしく、
今まで行ってなかった場所も色々行けたそうな。

私の実家から都心に出る時、
よく池袋に出る話をしたところ、
先生が嬉しそうにGoogle mapを開いて
コンサートホールとホテルの場所を見せてくれた。

その場所の説明の時、先生が普通に
「ここがIkebukuro "bahnhof"(ドイツ語で駅)で…」と言った。
(会話は英語)

私はドイツ語を話さないので、
その辺の細かいニュアンスは分からないけど
駅名に予めbahnhofって付いている場合、
中央駅とかの大きい駅の名前にしか付いていないイメージだったので
(HauptbahnhofとかWestbahnhof的な。それ以外は何とかPlatzとか
名前自体にbahnhofは付いていないイメージ)
「Ikebukuro ”bahnhof”!!」と思わずツボにハマって笑ってしまった。

池袋にbahnhofって似合わなさすぎる。
池袋なのにカッコ良すぎる。
bahnhof付けただけなのに急に風格が増した気がする。。

外国の駅名に「○○駅」って日本語の「駅」を付けて言うのと
同じ感覚で言っただけなんだろうし、
要は「Ikebukuro station」と同じことで、
そう考えると大したことじゃ無い感じするのに
響きが違いすぎるわドイツ語。

暫くショボめの駅にbahnhofって付けて呼ぶのにハマってしまいそう。
「巣鴨 bahnhof」とか。
巣鴨に失礼かもだけど。

東京で一番シックリ来そうなのは「国会議事堂前 bahnhof」かな。
堅くて、ドイツ語っぽくて、いい感じ。







Sunday, 4 March 2018

富士より草団子。



(初日の出に照らされ神秘的なるも草団子に感動を奪われる富士)

数年前に旅行好きな祖母が段々ボケ始めてから
年越しは家族で温泉旅行に出かけるのが恒例になっている。

私がハンガリーに来てからは3回目。
もう今年は祖母も参加出来ない状態ではあったけど
家族で伊豆長岡の温泉で年越しをした。
(そして今更ブログに書く)

全然知らなかったけど、
宿の近くに、伊豆の国パノラマパークという所があって
どうやら富士山が綺麗に見えると有名らしい。

ということで、
元旦に早起きして初日の出を見に行く。
宿の人がロープウェイの下まで車で送迎してくれるサービス。
そしてロープウェイに乗って山の上へ。

こちらが今年の初日の出。
出てきた瞬間、2001年宇宙の旅って感じだった。





 この場所について簡単に言うと、
山の上の開けた所に、
神社、富士見テラス、富士山の見えるカフェ、
富士山を見ながら足湯に浸かれる所、
お土産屋さん、等がある。というスポット。

(神社とテラス)

(足湯から富士山見物中の人々)

(カフェのテラス席から富士山の写真を撮る青年たちと富士山)

初日の出を待つ間、
ハンガリーよりは寒くなかったものの、
やっぱり寒くて、母と私でカフェにお茶を買いに行く。

メニューを見ていたら、
レジ横の炭火鉢みたいなのの周りに焼べてあった、
大きめの三つの団子が串に刺さっているのを発見。
草団子を頼んでみる。

出てきた草団子には桜あんが付いていて、
久々に食べる「よもぎ味の」「団子に」「桜あん」という
三つの感動のツボが一つの串に刺さっているみたいな団子だった。

口に入れた瞬間に広がる
よもぎと桜の風味。
炭火でほのかに暖かく、
何これ、美味しすぎる。
と、一人感動してしまった。

初日の出が見えやすいスポットの場所取りをしていた
父と姉に草団子とお茶を届けに母と戻り、
団子を渡しながら
「この草団子、すんごい美味しいから」
みたいなことを、暫く力説。

家族の反応が、割と普通の
「確かに美味しいね〜」と
素っ気なかったので、
腑に落ちず、

「ただの草団子だけでも美味しいのに、
暖かくて、しかも桜あんが付いてるなんて。
あぁ、美味しかったなぁ〜。
この団子なら何個でも食べられるよ…」

と、ハンガリーでは食べられない
絶妙な美味しさについて
家族の薄い反応を無視して語り続けていたら、
私たちの前で初日の出を待っていた、おばさん二人組が
私が「何個でも食べられるよ…」としみじみ言った瞬間に
バッと振り返って、

「一体この大袈裟に草団子の美味しさを語る
後ろの人はどんな顔してるのかしら」
とでも言われている様な顔で
笑われてしまった。

笑われるまで何も考えてなかったけど、
確かに笑われると
恥ずかしいことを大真面目に口にしていたな、と、
恥ずかしくて、
おばさん達と一緒に笑っておいた。

ということで、
もう一回あの草団子を食べに
この場所を訪れたいと思うナイスな場所だった。

もちろん、
富士山も、とても綺麗に見えたけど、
私的には草団子が美味しいスポットとして記憶された。

そしてロープウェイの柱に
オーストリアの技術により製作みたいなことが書いてあって
知り合いに街中でバッタリ会ったみたいな
変な気持ちになった。

肝心な時にカメラを忘れ、
ショボ携帯のカメラで撮ったのに
割と綺麗に写ったので
ちゃんとしたカメラだったら…
と残念。

ということで、残りの写真。
この、スーッ、ポコッ、スーッという山の風景って
(ポコッが富士山)
確かに珍しいし、
流れる感じが、地形なのに富士山って日本文化っぽいな。
と改めて感じる距離感で富士山が見えた。




また行く機会はあるのかな。
と思いつつ、
また行ってみたい。
と思いつつ。





Saturday, 6 January 2018

言い方と言う相手。ということだ。


12月23日から1月3日まで日本へ一時帰国。
あっという間で、会う、買う、食べる、しかしていない。
忙しいのと、日本の電車の走り方が滑らか過ぎて
「電車で寝る」という日本人の行為のメカニズムが解った気がする。
座席が暖かいというのは、もう不可抗力です。

ということで、いつものSwiss airのチューリッヒ経由。
お金がある訳ではなくて、
お金が無くても買える時期に買っているだけ。。

そして単純に、
チョコが貰えるとか、
白ワインとビールの外身が欲しくて飲みたくないけど飲むとか、
後ろに置いてあるお菓子が好きとか、
乗り遅れた時にドーハとかパリに降り立つのが怖いとか、
オタクの小学生みたいな動機なだけ。


行きの飛行機で、通路を挟んで斜め前に
気の強そうな日本人女性とその子供が座っていた。
出発して暫くした後、いきなりスクリーンがブチッとなって、
その人が子供に見せていた映画が止まってしまった。
周りも一瞬騒ついていたものの、
その人の「どうなってるの!?信じられない、何とかしてよ!」感がすごくて、
あの人めっちゃイラついてるなぁ〜と思って見ていた。
明らかに全員のスクリーンが止まっているのに
リモコンをガチャガチャ、ガチャガチャ。
映画に対する気合いが凄いっす、姉さん。

その後、その人の後ろに座っていた大きな外国人男性が
座席を立つ度にその女性の背もたれに掴まるので、
座席を揺らされたその女性が
物凄い睨みを利かせて大袈裟に振り返るのに
その男性は既に立ち上がっていて気づかない。
という場面を数回目撃した。

更にその後、その女性のイヤホンの接続が悪かったらしく
日本人の乗務員がテープを持って来て謝りながら補強をしていた。
女性、最高に不機嫌そう。

というのを見て暇を潰しながら、
隣が運良く、
田舎から来たベジタリアンの
素朴なスイス人のおじさんだったので、
ほのぼのお喋りをして無事成田へ到着。

アメリカの語学学校で知り合った奥さんが日本人で、先に帰国しており、
日本橋の近くのバス停まで奥さんが迎えに来てくれる、
というおじさんと入国審査の所で握手してお別れ。

そんなこんなで、今度は帰りの飛行機。
隣の席が、ブラジル系っぽい感じのクリクリ頭の青年だった。
窓際に座る青年は、感慨深そうに窓から何もない成田の風景を見つめ、
離陸後間も無く、まだ機体は上昇中で斜めなのに、
リュックから「氷結」の缶を取り出し、
成田の風景をおつまみに一人晩酌を始める。

「氷結って!」と思ってちょっと面白かったけど、
他人の感傷モーメントを邪魔してはならぬ。と思って無言。

その後シートベルトサインが消え、通りかかった日本人の乗務員が氷結を発見。
「お客様すみません、残念ながら当機内ではこちらが提供する
アルコール飲料しかお飲み戴けません」と言ってきた。

青年は悲しそうな顔をしながら
「ごめん、知らなかったんだ。でもこれがこれ(氷結)を飲める
最後の機会なんだ。
日本にしかないものだから、スイスでは飲めないんだよ」
と懇願。
結局乗務員は外人には強気でいかなければ!といった感じで
「アイム!ベリーソーリーっ!バット!ユーカーントっ!」
と口調を荒げ、青年はあと三分の一くらい残った氷結を断念。

その後提供されるアサヒスーパードライを
これでもか、というくらい飲み続け、
数時間後には酒臭い体臭が放たれていた。
トイレに立つ度に「すいません、トイレ」と日本語で言うので
恐らく暫く日本に滞在していた人で、日本が楽しかったんだなぁ。
と思ったけど、酒臭かったので話しかけないことにした。

そんなこんなで帰りは映画で暇を潰そうとイヤホンをさすと、
今度は私のイヤホンの接続が悪く、
指でずっと押さえてないと聞こえない。という状況。

あ、そうだ、私もテープを貼ってもらおう、と
行きの怒れる女性事件を思い出し、
乗務員の人にテープ下さいと言う。

やってきたのは日本人女性の乗務員。
最初から「私急いでるんです」って感じの人だった。
幅1cm位しかない紙のヘニャヘニャなテープ2枚を
サッサとイヤホンにつけて帰って行った。

聞こえるようになったので、
久しぶりにHolidayを観て、丁度イギリスに留学していた頃の、
イギリスが舞台の映画だったから、昔大好きだったなぁと
青年が氷結を飲みながら何もない成田の風景を見つめる気持ちが
よく分かる気がする。と思ったりしながら眠りにつく。

数時間後、青年に「すいません、トイレ」と起こされ、
青年が狭い座席を通り抜け、席に戻ってまたアサヒを飲み始めた時、
私はイヤホンを固定していたテープが、
私の席を通り抜けた青年によって切れてしまったことに気づく。

また音が聞こえなくなったので、
乗務員呼び出しのボタンを押すこと暫く。
何故かみんな忙しそうで、全然止まってくれない。
私は暇だったので、まぁ気づいてもらった時に来てくれればいいや〜。
と特にワザワザ乗務員に声をかけるでもなく
指でイヤホンを抑えながら気長に待っていた。

すると、恐らく乗務員を取り纏めている一番偉いっぽい
見るからにサービス業大好き、みたいな笑顔のおじさん乗務員が
後ろから自分の持ち場へ向かっているらしい途中で
私のランプに気づいてわざわざ戻って来た。

「イヤホンの接続が悪くて、さっき他の乗務員にテープもらったんだけど
切れちゃったから、もう一回テープが欲しいんです」
と普通に説明しただけなのに、

「Oh〜、それは申し訳ない。すぐに日本人スタッフに
新しいテープを持って来させます(何故日本人限定なのかは不明)。
こんな長時間のフライトでこんなことになってしまって
嫌な思いをしたでしょう。
混雑しているから他の席に移動することも出来ないんです。
他のイヤホンは試してみましたか?
今メモを残すので、到着後すぐに技術さんに直すように指示します」

と、めっちゃ申し訳なさそうにされて、
いや、そんなに嫌な思いはしてないんだけどな。と思いながら
「ok, ok」「No problem」を連呼し、
「全然大丈夫ですよ。他のイヤホンは試してないけど、
この感じは多分受け口の問題じゃないかと思います」
と言っておいた。

その後、最初の人とは別の日本人乗務員がやってきて、
布のガムテープをくれた。
何故最初からこっちのテープをくれなかったのか。
と思うほど、一発で改善。

快適にエマワトソンの映画を観る。
エマワトソンは私の留学していたOxford出身で、
留学中にスタバの二階から、道の人だかりを覗き込んだら
本物のエマワトソンがいた。
ということがあったイギリス留学を思い出す人物。
ということで、今回はイギリスを思い出す映画の旅。
と思いながら観ていたら、
おじさん乗務員が再度やって来た。

「聞こえるようになりました〜」と言うと
「今回は本当に申し訳ございませんでした。
長旅で不快な思いをさせてしまったのに、
嫌な顔せずにいて下さってありがとう。
先ほどシステムにこの件を入力したので、次のフライトでは
この様なことは起こりません。
こちらはほんのお詫びです。
こんなことが起きたけど、また私たちのフライトを利用して頂けると
とても嬉しいです」

と言って
クレーム対応用なのであろう
Laderachのチョコと、
Swiss airの割引券的なものをもらった。


いや、むしろこっちがありがとうなんですけど。
という嬉しいサプライズ。
全然怒ってないし、怒った言い方もしてないし、
たかがイヤホンだし、
結局テープ貼って聞こえてるんですけど〜。
みたいな。

チョコを見せられた瞬間、
イヤホン不調でラッキー!
青年よ、テープ切ってくれて、ありがとう。
と思ってしまった。

その後このおじさんが軽食のオニギリを配っていた時、
「おにぎり〜、おにぎりっ!、おにぎり〜、おにぎりっ!」と
嬉しそうに配っていたりとか、
日本語で挨拶する姿を見ながら、
おじさんはきっとサービス業も好きだけど
普通に日本人が好きなんだろうなと思った。

そして行きの女性の様にブリブリとイヤホンのクレームをつける人もいる中で
(女性は私より怒っていたのに何ももらってなかった笑)
「怒って言わなかった」という割と普通のことが
おじさんの日本好きな心をくすぐり、
更に、「一番偉い人」というおじさんの立場的に可能であった
「大盤振る舞いなお詫び。」に繋がったのかな。と思った。

飛行機を降りる時に出口でおじさんと笑顔でお別れの挨拶をし、
乗り継ぎ便が遅延でヘロヘロになりながら帰宅。

帰った瞬間、嬉しくて早速Laderachを開封。

(すぐに食べたすぎて、全体の写真がブレて暗いのしかないっていう状況)

中身が素敵すぎて喜びを独り言で語り続けながら、
美味しく頂戴する。


Decoupageが個人的に凄いツボなので、
Laderachのお店に行く度に、
「高いけど買いたい。でも食べたら一瞬。うぅ〜」
と結局他の物にお金を使うことにし、
一度も食べたことなかった
それっぽい牛のプリントチョコも、


エーデルワイスのプリントチョコも、
そしてSwiss air限定と思われる飛行機のチョコも、
思いがけず貰えてしまった〜!
(写真右上は、我慢出来ずに写真を撮る前に食べてしまっている形跡(笑))

きっともし次回同じ様にイヤホンが不調だったとしても、
テープ貼って聞こえる程度では
こんな物は普通は貰えないんだろうなと思う。

自分もサービス業が長かったので、
接客をしている人も人間。ということは良くわかっているつもり。
何かあった時に、自分の言い方、誰に言うのかということ、
そして言った相手と自分の波長みたいなものがあるよなぁ。
と思った出来事だった。

自国でリラックスした後、
ブダペストで再度戦いの火蓋が切られる前に
スイスにホッコリさせられた帰路だった。

そして、どうでもいいんだけど、
ブダペスト~チューリッヒ間のフライトに
毎回乗っている添乗員がいる。
タンタンが黒縁メガネかけたみたいな青年添乗員。
ドイツ語を話す彼は、
実はハンガリー人だからいつも同じフライトに乗っているんだろうか。
と、気になる存在。









Monday, 25 September 2017

日本人男性の「間」。


この間ウィーンに電車で行った帰り、
駅のカフェで時間を潰していた時のこと。
聞き馴染みのある「偽R」を多用した英語が聞こえてきて、
店員に何度か聞き返されてた後、
二つ先のテーブルにアジア人の青年が座った。

どうやらスイーツ男子 + クチャ男くんの様で、
クチャクチャ音を立てながら、
「フンフン、こっちもイケる。これも!」と
聞こえてきそうな食べっぷりでケーキを2個
同時に瞬時に完食していた。

この「偽R」、勝手な見解だと、
「私英語話せます」ってプライドありそうな感じなんだけど
割と通じない英語になっちゃっている人に多い
日本人特有の喉の使い方から成る
RになりきってないRだと思っている。
しかもこれを使うのは、割と男性に多いと思っている。
本当はRが出てこない言葉でも
取り敢えず日本語よりも、まろやかな音にしとけば、
それっぽいでしょ。みたいな。
(私も他人のことを言える様な英語は話さないけど
その分過度なプライドも無いつもり。。)

結構女の人って間違えを気にしなかったり
表情とか他のことでも伝えようとするからなのか
カタカナ英語しか出来なくとも、
バリバリのカタカナ英語でシンプルに伝えるので、
結構会話が成り立っていることが多い気がする。

そんな、恐らく日本人の青年の「偽R」たっぷりの
やり取りを聞きながら、思い出したことがあった。

私はスペインのサラマンカで7ヶ月スペイン語を学んだ後
2ヶ月だけバルセロナの別のスペイン語学校へ通っていた。
バルセロナに移った頃には既にB2の試験勉強も終えていて、
試験は受けてないけどB2終了前後のレベルという中途半端なレベルだった。

「あなた丁度B2とC1の間な感じだけど、どうする〜?
B2はもうやったかもしれないけど、C1より大事な文法が沢山あるし
C1って難しい語彙とか中心だからB2もう一回やってもいいと思うけど。」
と言われ迷った挙句、
どうせバルセロナは勉強というより
住んでみたかっただけのオマケだったので、
記念にC1を受けてみることにした。

C1と言っても、母語がスペイン語に近い
フランス人、スイス人、ブラジル人のマダム達しかいなくて、
母語を直訳して適当に喋ってるけど通じてる。
みたいな割とレベルが低い感じで、
確かにB2のクラスにいたロシア人とかの方がレベルが高い感じだった。

授業も「眼科」とかの「目の医者」って言えばやり過ごせる様な語彙や、
そういう状況ってあんまり無いですよねっていう時に使う文法とかで
確かにB2をもう一度おさらいする方がスキルアップになりそう。
という感じだった。

授業もそんなに面白くないし
クラスメイトは家庭があるので時間が合わないし、
そもそも性格がきつそうで合わなそうだった。
ということで参加した課外授業で
とあるA2のクラスの子たちと仲良くなった。

このA2のクラスの子たちは、
C1のマダム達より年齢が近く、その後よく皆でランチをしていた。
ある日、その中のドイツ人の女の子から質問があった。
それは同じA2のクラスにいた日本人の男の子について。
彼は、「ザ・良い青年」という感じで
大人しそうな感じだった。
でも建築を学びに来ていて、芯は熱い感じで
「サグラダファミリアの主任彫刻家として有名な外尾悦郎さんに会いに
サグラダファミリアへ行ったらタダで入れてもらって
裏を見せてもらった。
でも外尾さんは結構鼻高そうな感じだった」
みたいなことを目を輝かせて話してくれたことがあった。

そのドイツ人の女の子が言うには、
先生やクラスメイトに何か質問された後に、
この男の子が何か言うまでに必ず「間」があるのだそう。
この「間」は一体どういう意味なの??
と興味津々の真顔で聞かれた。
その質問を隣で聞いていた中国人、ブラジル人、アフリカ人の
女の子たちも加勢してきて
「そうそう、毎回そうなの!あれは一体どういう意味なの??」
と聞いてきた。

現場を見ていないから推測の域だけど
その男の子の感じからして
単に答えを考えてる「間」なんだろうと思い
「日本人は話す前に考えるから、考えてるんじゃない?」
と説明をした。

そのドイツ人はあまり納得しておらず
「でもあなたと話す時に、あなたには「間」がないじゃない?」
と言っていた。

そう言われてみると、
自分だったらそこまで不自然な「間」が出来る前に
分からないとか考えてるとか相手に通じる様な
表情なり音なりを発していそう。
でも何かあの大人しそうな青年がクラスで
分からないけど間違えたくない時に
姿勢も表情も変えずに「間」を作っているのが
容易に想像出来た。

私の会社にハンガリー人に対して文化の違いを理解する為の
「日本人とは」みたいな教材がある。
これはハンガリーの大学で日本文化を教えている
社会学の先生が作成したもので、
(日本人に対して「ハンガリー人とは」という逆バージョンもある)

その中に、
「会議中に腕を組んで目をつぶる日本人の中年男性が多く見られるが、
あれは居眠りをしているのではなく、会議の内容に集中して考えているのだ」
という説明があるらしい。
すごい笑える。何その下らなさと真面目さのバランス。
でも考えてみれば、あれも一種の「間」の取り方の違いだよな。と思った。

確かにおじさん達は何で目をつぶるんだろう。
目を開けていたら何で考えられないんだろう。
そして確かにそういう女性って見たことない気がする。

ウィーンからブダペストの東駅に着いて電車を降りると
例の日本人の青年がホームの斜め前を歩いていた。
「うわぁー、なんてボロいんだろう」って感動してるのかなぁ。
と思える位、キラキラした目でキョロキョロしている
ちょっと挙動不審な彼を見て、
日本人男性って外国人にとって
日本人女性よりも遥かに不思議な存在なのかもなぁ
と考えてしまった。

私が外国人に文化の違いを感じる時、
感じ方にそんなに大きな男女差は無いけれど、
やっぱ日本は男女の差がはっきりしている文化なので
文化の違いの与え方にも
はっきりした差があるのかなぁと
勝手な思考を巡らせた鉄道の旅。