Saturday 29 July 2017

ウィーン Hietzing墓地







(このGruppeって言い方がツボです)








周辺の街並み。
季節柄、ちょっと共産臭が漂っていた。
(過敏に反応)

Friedhof Hietzing
Maxingstraße 15
1130 Wien

Tel. +43 (0)1 534 69 - 28220
Fax: +43 (0)1 534 69 - 28229







Mitsukoを探せ ④


お花屋さんで
長持ちする造花とフレッシュな生花とで
暫く迷い、やっぱり生花だな。
とレジへ行くと、
ムスッとしたおばさん。

これがハンガリーだと、
最初からムスッとしている人には、
そのままムスッと対応されるか、
もっと細かいお金で払えないわけ?
とため息ついて本気で叱られるか、
の結果になることが多い。

でもここはオーストリア。
ムスッとしてた割に
最後は普通に笑顔で見送ってくれた。

ということで、
無事お花をゲットしてお供え。。
…花瓶が無いけど、どうやって…?

イメージとしては
天空の城ラピュタでロボット兵が
お墓に白いお花を3本並べて置く感じか?

と思ってやってみたけど、
風の街ウィーンでは、
すぐに飛ばされてしまう。。
考えること数分、


蓋石を持ち上げる用の取っ手に引っ掛けることにした。
他人のお墓にこんなことしていいのだろうか。
と迷ったけど、他に方法が無く、
今度ウィーン行く時に
もう一度行って、そのままになっていたら
掃除してこよう。
近いって便利。
ということに決めて、
春先取り仕様のCoudenhove家をイメージしてみました。


光子さん、私も頑張ります。
とお祈りしてお別れ。
無事にお墓参り終了。

ということで、
一番シンプルな光子の見つけ方は、
TOR 3 (前述の地図だとTOR 2)から入ると、
真正面に小さい建物が見える。
↓↓↓

そのままガーッと直進して、
この真正面の建物に向かって左斜め前の
十字架の立っているお墓です。

ワーグナーもクリムトもすぐ近くなので
是非。









Mitsukoを探せ ③


結構歩き回ったけど
どちらかと言うとお金持ちではなさそうな
墓石のグループになってきた。
ここにはいなさそうな雰囲気。
念の為一番大きな入り口TOR 1へ戻る。
入り口両脇の建物に人の気配はなく、
お参りに来ている人も全然いない。

ふと入り口付近の掲示板が目に入り、
見たら有名人の場所が書いてあった。


あった!Coudenhove - Kalergi!!
念の為クリムトとワーグナーが一致しているか確認。
実際にお墓のあった場所の番号と一致していた。

ということで、
おそらく知人がグループ13を見間違えて
14と言ったらしかった。

グループ13に戻ってみると、
一度通り過ぎていた場所だったけど、
目立つ場所にあったので、すぐに見つかる。


この建物の左側の十字架の立っているお墓がCoudenhove家のもの。



大きくしないと見えないけど
一番下に
Maria Thekla 'Mitsu' Grafin Coudenhove
と書いてあって、その横に小さくAoyamaの記載がある。



光子が見つかった!

ということで、
正しくは、

光子:Gruppe 14* No.69 → Gruppe 13 No.69
クリムト:Gruppe 5  No.194
ワーグナー:Gruppe 13 No. 131

さて、手を合わせてご挨拶。
と思ったけど、
何も持って来なかったことに気づく。

何もお供えせずに、手を合わせるだけで
ご利益をもらうと言うのは
知り合いでもないのに失礼な気がしてきて、
墓地の道を挟んだ向かいにあった
お花屋さんへ戻ることにした。

しつこく④へ続く。。








Mitsukoを探せ ②



...
ということで、光子の墓参りへ。
と言っても、光子の眠っているHietzingという墓地は
ウィーンの中央墓地と違い、
そんなに有名ではない様子。
墓地の住所と行き方は分かったものの、
行ったらどれが光子のお墓かなんて分かるものなのか。。
と考え、色々事前に調べるも情報は無く。
分からないのでGrazに住むオーストリア人の知人に聞いた。

そしたらあっさりネットで見つけてくれて、
地図ゲット。


ついでに同じ墓地にいるクリムトとワーグナーの場所も調べてもらう。

光子:Gruppe 14* No.69
クリムト:Gruppe 5  No.194
ワーグナー:Gruppe 13 No. 131

まだまだ寒くて空が灰色の2月初旬のウィーンで
サクッと墓参り。
地図あるから楽勝でしょう。
と思ってバス到着。
上の地図で言うTOR 4の目の前に止まる。
でも入り口にはTOR 1と書いてある。

(TOR 1と写真に入っちゃったおばさん)

知人からはTOR 2か 3から入った方がいいと言われたので、
上の地図で言うTOR 3へ向かう。
でも入り口にはTOR 2と書いてある。
この地図大丈夫なのか?
と思いつつ、TOR 3から入って14グループへ向かう。

(Gruppe 14の看板)

グループ14に無事到着。
あれ。。いない。。
光子が14グループにいない。。
14グループの墓石を一生懸命全部見て回ったのに
光子がいない。。
寒いし、既にトイレ行きたいのに、
こんなにたくさんの墓石を片っ端から見るわけにもいかず、
でも光子に会いに来て
光子に会わずに帰るわけにはいかないし。。
と、近くのグループも探す。

そしたらすぐにワーグナーとクリムトが見つかった。

(遠くからでも目立つワーグナー)

(シンプルなクリムト)

でもやっぱり光子がいない。
みっちゃん、私トイレ行きたいんだけど、
どこにいるの。。
とグルグル探し回る羽目に。

③に続く。

Hietzingのリンク。

https://www.friedhoefewien.at/eportal2/ep/channelView.do/pageTypeId/75472/channelId/-54263

ドイツ語のみ。
(英語をクリックすると中央墓地のページにとんでしまう。。)

Friedhof Hietzing
Maxingstraße 15
1130 Wien

Tel. +43 (0)1 534 69 - 28220
Fax: +43 (0)1 534 69 - 28229









Thursday 27 July 2017

Mitsukoを探せ ①


(amazonで買うのか、迷い中。。)

日本で初めて国際結婚**をした女性は、
明治時代にオーストリア=ハンガリー帝国の外交官であった、
ウィーン生まれのオーストリア人に嫁いだらしい。
ということを、何か調べていた時に読んだのが今年の1月。

**後々調べ直したら、「日本で」ではなく「東京で」で、
「初めて」というのも「初めて正式に届け出をした」ということで、
ちょっと勘違いしていたことが判明したけど。
確かに、そんなこと言ったら弥生時代の人も国際結婚だし。

外国で強烈なホームシックにかかりながらも
EU構想の先駆けになった、
一番最初のヨーロッパ統合の構想を提案することになる
Richard Coudenhove-Kalergiを途中まで育てて勘当した人。
その名も青山みっちゃん。
(Mitsuko Coudenhove-Kalergi / 青山 みつ)

現代のハンガリーですらピーピー言ってる私からすれば
何と強い女性だろう。
ウィーンのお墓に眠っているなんて、
近いんだから、会いに行って、
御利益、御利益、
と思って
2月の寒いウィーンへ会いに行くことにした。


行き方の詳細等は長くなるので②と③へ続く。。

光子の詳細はWikipediaのリンクへ続く。。
(書くのが面倒くさい)
↓↓↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/クーデンホーフ光子








Wednesday 26 July 2017

なんか違う…


フランダースの犬を観て、
まるで暗いハンガリーの冬がやって来た様な
暗い気持ちになってしまった。
暗すぎる、この話。

と思ったら、こんなの見つけた。
フランダースの犬ハッピーエンド版。


なんか違う。
というか大分違う。
確かに暗すぎると思う気持ちは分かるけど、
ここまで変えてはダメな気が。。

そして日本の別バージョンも。


コメント見てるとこっちの方が原作に近いらしいけど、
やっぱり違和感。

こうなってくると、原作が本当はどういう感じなのか
物凄く気になっては来るものの、
読み終わった後の暗い気持ちを想像するだけで
今後もっと明るい国に住むことになった時に読まないと、
精神をやられそうなので
今はやめておこう。

やっぱり慣れ親しんだ版が一番いい。
いいと言っていいものか分からない位に
最高に暗いけど。







Monday 24 July 2017

あらすじで…


ネットで何か調べものをすると、
そのページに出てくる他のことが気になりだして
いつも全然関係ないページにたどり着いて終わる。

こないだ、元々何を調べていたかすら忘れたけど、
「フランダースの犬」にたどり着いた。
最後が悲しいってことしか覚えてないので、
テレビで観てたのかすら疑問の、遠い記憶にあった名前。
あれって一体どういった話の流れで
悲しい結末を迎えるんだっけ。
という素朴な疑問から、ネットであらすじを読んだ。
ら、それだけで号泣。

最初の、「なんといい子なんだネロ。。」
というあらすじで号泣して、
最後の、「なんと不憫な運命なんだネロ。。」
というあらすじで号泣する。
あらすじだけで2回も泣かせるフランダースの犬。

観るしかない。


と思ったら意外と50話以上ある。
今33話目だけど、
もう何度も泣かされている。

アントワープ行かねば。

そして日本のアニメのクオリティにも感動。
影の使い方とか、
並木道とか。
子供向けなのに、
細かし。






Monday 17 July 2017

ウィーンのスイス


用事があって3週連続で週末にウィーンへ行った。
ウィーンはいつでも行けるという意識が働き
割といつも同じ所をウロウロするだけで終わっている。

先週行かなければいけない所があって、
今まで行ったことの無いエリアに行く機会があった。
行きしなに、なんか可愛いカフェがあるな〜。と思い、
帰りに外から様子を伺ってみる。

と、入り口のドアの上に
スイスの国旗っぽい
赤いハートの真ん中に白い十字架の
飾りがついていた。

とは言っても、
ウィーンの州の紋章もこれ↓
(左は簡単バージョンだけど、右のよりよく使われている)


前Annecyに行った時に、
サヴォアの紋章をスイスの国旗だと思って、
何でフランスにスイスの国旗グッズが満載なんだろう。
と無知な勘違いをしたので、
また勘違い?と思ったけど、
ウィーンの紋章みたいに、白線が外枠に触れていなかった。
やっぱりこれはスイス国旗なのかな?と一人考える。

(ウィーンの紋章とサヴォアの紋章の方が瓜二つだなと今は思うけど)

(サヴォア版。違いは十字線の長さの割合と末端のとんがり?)

そんな話はさておき、
今、紋章ってドイツ語で何て言うのかな。
と思って調べたら「ワッペン」だった。
ワッペンって言われると、
幼稚園児のスモックについてるイメージなのに
紋章って言われると堅いな。

そんな話もさて置き、
そのカフェの中を更に覗くと
スイスの切り絵とか
Locarnoのポスターとかが貼ってあって、
やっぱりスイスなのか。
何故ウィーンに。
しかもスイスに特化したカフェって珍しい。

と思ってお茶することにした。
メニューも、
ジュネーブの朝食、チューリッヒの朝食、
ベルンの朝食等々。

時間がそんなに無かったので
朝食は諦めてチーズケーキとカフェラテを頂戴する。
お姉さんに、「なんでこの店スイス満載なの?」
と聞いたら
「オーナーシェフがスイス人だからだよ」
と返ってきた。

日本人だったら、
海外で和カフェをやるって
割と簡単に想像出来るけど、
スイス人が海外でスイスカフェっていうのは
中々珍しいような気がする。
しかも割と環境の似ている隣の国で。
(ホームページだとビストロって謳ってるけど。。)

残念ながらオーナーはいなかったけど、
次回は各都市の朝食に順番で挑戦してみようと思った。


「GUBLER & GUBLER Wien」
http://www.gublergubler.at








Saturday 15 July 2017

ドイツ人とメルケルと私


私の会社のパートナー会社がドイツにある。
ということで、
ドイツ人のおじさん(と言っても一応マネージャー)と
毎日メールや電話をする。

私はドイツ語圏の人の英語が苦手で、
最初の頃はこのおじさんとの電話が大変だった。

新聞から、一番新聞っぽい言い回しを引っ張り出して並べた様な文章を、
胸を張って、腹式呼吸しながら、
話しているのではなく、主張している様な話し方。

反対に、
新聞から、一番庶民的な言葉を引っ張り出して並べた様な文章を、
擬音語満載にして、電話なのに身振り手振りを無意味に加えながら、
相手の想像力を期待する様な抽象的な話し方の私。

向こうも向こうで、私の英語が苦手なんだろうな。
と、ヒシヒシと感じていた。

ただ、それが2年も毎日続くと、
人間は慣れるもので、
最近割とドイツ語圏の人の英語が分かる様になった
と感じているし、
おじさんも私を分かってきたな、と実感している。

そんなこんなで、最近仕事で色んな問題があって、
毎日おじさんと沢山話し合わなければいけない状況。
にも関わらず、
また新たに大きな問題が発生した。
既にいっぱいいっぱいで、やっと少しひと段落と思ったのに
休む暇もなくこの状況。

正に笑うしかない状況で、
朝おじさんと電話で、お互い
「はっはっはっ、やってられないね。」と
笑いあった。

その後メールで、
「さっきの件、こういう風にアレンジして」
と送ったら、
「前も言った通り、G20のサミットがあるから、その影響で無理だよ」
と言われた。

笑うしかない状況だったので、
G20のことなんてすっかり忘れてて、
この状況でG20かい。という更に笑うしかない状況と、
途方に暮れた感じを伝えたくて、
メールの返信に、


↑このメルケルさんを貼り付けて送ったら…
…スルーされた…

ちょっとしつこかったかもだけど、
署名も文字って
「Moekel」
って送ったら
…スルーされた…

分かり合っていなかったのね、私たち。。というショック。。

「G20なんて忘れてたわ〜、このタイミングでG20かぁ。もうっ。」
って言ってるメルケルさんを想像しながら
私も同じことを思ったんだな。
って想像してくれたら絶対メール開けた瞬間に
「ププッ」って笑うと思ったのに。

所詮ハイコンテクストな人間は
ローコンテクストな国の人にジョークを言ってはいけないのか。。
こないだのバナナのジョークは笑ってたのに。
一応仕事中だから、真面目にメルケルさんを使ったジョークにしたのに。。

と、まだまだローコンテクストな国民との
コミュニケーション能力に磨きをかける必要性を感じた日だった。

ただ何となく、その後のメールや電話に
フレンドリーさが出てきた気がする。
メールの宛先に入っていた、
別のドイツ人女性も、
電話に出る時何となく前よりフレンドリーな気がする。

きっと面白いと思ったのに
忙しすぎてスルーしたのかな。
と、ポジティブに考えることにした。









Thursday 6 July 2017

ギネスのポテトチップス



パッケージが黒すぎて、写真が背景と同化している(笑)
そんなこんなで、Guinnessのポテトチップスを発見。
気になるので食べてみたら、
以外と美味しかった。
別にものすごく美味しいわけじゃないけど、
ギネス風味のパウダーがかかった
BURTSのポテトチップス。
ギネス飲んだ後の口の中に残る感じの味、
がまだある時にポテトチップス食べた感じ。

チョコレート食べたくなった時に
健康の為を考えて、ビターチョコを買ったけど
やっぱチョコは甘くなければ。。と
美味しさが欲求不満なのに
中途半端にチョコを食べてしまったから
改めてミルクチョコを買う気にもならないけど、悶々。

みたいな気持ちのポテトチップス版には
ならない位は美味しかった。

ポテトチップス食べたくなった時でも
普通に欲求は満たされるので是非。