Sunday 12 May 2019

ジュネーヴ近辺で、5月14日〜18日の間に、お茶したい。


ので、
一緒にお茶してもいいですよ。
という方はコメント下さい!

と、こんなところで
言ってみる。

(コメントは私以外には非表示です!)


Thursday 9 May 2019

雨にも負けないレマン湖 雨女の詩。




ずっと行きたかったBallenberg付近からスイスにに入り1週間程経った。

何だかんだ言って、やっぱりレマン湖周辺が一番好きなので
この辺りをチョロチョロ移動しつつ
ゆっくりしながら旅を終えよう。
というプランだったのに
2ヶ月ずっと良かった天気がガックリと悪くなり
折角景色の良い宿を一週間取ったのに
恐らく2日位しか晴れなさそう。という
何とも残念な結末。

思い起こせば最初にスイスに来た時も
異例の夏雨続きで皆んなの機嫌が悪い的な話を耳にしたし
その後も何だかんだ雨が降っているイメージ。
この天気は私がここに居るせいなのか。
ちょっと悲しい見解が頭を過ぎるものの
これは天気の良い時に戻って来いという神のメッセージだ。
と思っておくことにする。

とは言え
一度雨が止んだなら、こんなに綺麗な夕焼けが見られて
何でもいいや〜。と思ったりして。


本当にきれい。
何度でも言える。
本当にきれい。
本当にきれい。


今この街に人生について悩んで落ち込んでいる人あれば
行って「そうは言ってもこんな景色の前で落ち込めるだけ
貴方は十分に幸せです」と言い、
反対岸に人間関係について苦しんでいる人あれば
行って「この湖の様に、時と言う自然が癒してくれます」と言い、

そういう気持ちに
私はなった。










Sunday 5 May 2019

信号の歩行者用ボタン機の小話。




去年の夏、日本への一時帰国から戻る際に
ヘルシンキ乗り継ぎが7時間あったので
市内をサクッとプラッとして来た。

その時に、何か聞き覚えのある音がする!
と思って考えてみたら
信号の歩行者用ボタン機がウィーンと同じ音を発していた。

近くに行って見てみると
デザインも同じ青と黄色の見た目。
どこのメーカーなのかなぁと観察してみたら
「Sweden」の文字が。

このボタン機のどこがボタンなのか
オーストリア人の知人に教えてもらうまで全く分からず
色んな場所を押しまくっていたのだけど
結局ボタンっぽい飛び出ている部分ではなく
青の側面の壁?をトンっと押すのが正解。

そんな分かりにくいボタン機なのに
人気らしいのが不思議。と思っていた。

今回スウェーデンに行って
そんなことすっかり忘れていたけど
やっぱり同じ耳馴染みのある音が聞こえ
あ、そうだ、スウェーデンのボタン機なんだから
スウェーデンでは設置されてるはずよね、
と思ってチェックしたら、やっぱり同じボタン機だった。


と、ボタン機のことを考えると
思い出す小話がある。

もう数年前の話だけど
電車に乗ってスイスのドイツ語圏の何処かから
ジュネーブに向かっていたんだと思うけど、
途中駅でザ・スイスのお父さん的な
細身で筋肉質で山登りの格好をしたおじさんに
「隣の席空いてますか?」と聞かれた。

空いてますと伝えると、
彼の孫と思われる少年と、盲目の黒人男性と共に
私の周りの席に座り
盲目の男性に英語で話しかけ始めた。

通路を挟んだ斜め向かいには同じ様に山登りの格好をした
おばさま達が座っていて
たまに通路越しに全員一緒に話をしていた。
(私は盗み聞き)

話の内容からして
盲目の男性は最近ローザンヌに住む様になったらしく
おじさん一家は別の街に住んでいるものの
何かのボランティアか登山グループなのか
その日一日、どこかの山に一緒に登った帰りらしかった。

おじさんが盲目の男性に
「Lausanneの暮らしはどうですか?目が見えないとどんな感じか
私には分からないけど、困ることとか無いですか?」
と聞くと男性は割と上手くやっている様な返答をし
目が見えない中で、どうやって街を歩くか説明していた。

「横断歩道に着くと、信号が青の時に音で知らせるものが多いけど
音だと、どの方向の信号機が青なのか分かりづらいんです。
その点スイスの歩行者用ボタン機には下部に信号が青の時だけ
振動するボタンが付いていて、それに手を当てていれば
行きたい方向が青だと分かり易くて良いんですよ」と。

おじさんが「へぇ〜、それは知りませんでした!」と
トリビアのボタンを押している様な返事をしている横で
私も心の中でトリビアのボタンを連打し
ジュネーブに着いて早速確認してみる。

と、あった!
赤いハートの振動するボタン!


何個か信号のところで確認してみると
全部に付いていて、ちゃんと青の間は振動している。
しかも誰も見ないボタン機の下で
唯一それを利用する人たちは盲目なのに
赤いハートにするなんて。
何かホッコリ。
(ハートの尖ってる方向の信号が青という意味)

その後ウィーンのボタン機の下もチェックしてみたら
似た様なものが付いていたけど
こんな赤いハートでは無かった。

と、ガッツリ盗み聞きをしながら電車に揺られている間に
ウトウトと眠くなってしまい、
おじさんの肩に寄っかかってはいないものの
おじさんの方向へ頭が傾いてしまっていたらしい。

おばさま達がそれを見てクスクス笑っている声で
ハッと意識が戻り、目はつぶったまま頭だけ元に戻した。

おばさま達が「中国人のいい友達が出来たわね」
的なことを言っておじさんを茶化すと、
おじさんが「分からないよ、日本人かもしれないじゃないか」
と返事をしている時には
すっかり眠気も覚めてしまったのだけど
小っ恥ずかしくて話が終わるまで寝たフリをしてみた。

そんな小話。






Saturday 4 May 2019

水と緑のLübeck




ちょろっと気になっていたLübeckへ行ってきた。
(デュッセルドルフの前に笑)

ここは以前ドイツにも住んでいたチェロの先生に
「Lübeckもちょっと行こうかな〜と思ってる」と言ったら
テンション低めで「it has its own charm」と言われていて、
全力でオススメする感じでもないけど悪くないのかな。
と思っていた。
なので大して見るもの無いからプラプラ程度なのかな、
と想定していた割にcharmが端々に散りばめられていた
雰囲気の良い街だった。


(行く前に見て、「行こうかな」と私に思わせた写真の場所)

定番のザ・ドイツっぽいレンガの建物たちも雰囲気が良かったけど、
↓↓↓




普通の住宅街も雰囲気があって

↓↓↓


それでいて人っ子ひとり歩いていないか、
地元の親子が自転車で通り過ぎて行くような
穏やか〜な空気感。

地図で見て、もっと海辺のロックンロールな街かと思っていたけど
海が近い開放感と、それでも割と内陸に入っている安定感が
共存している感じだった。

北欧に20日弱ほど滞在した後のドイツ再上陸だったので
やっと陸に足がついた感と、やっと太陽と心地良い距離が保てる感と
やっと風が寒くて強くない印象もあったけど(モワンと感じた)。


アップで街を見るとこんな感じ↓↓↓。


海と繋がっている川が街をぐるっと囲んでいて、
地図の通り、その川辺の半分くらいが公園とか住宅街とか。
(上の方は港っぽい船とか倉庫があるエリア)

逆光ばかりで写真に全然うまく写らず残念だったけど
本当に青々した眩しい新緑が至る所に溢れていて
暑いくらいの太陽の元、街の人々がゆる〜く川辺でピクニック。

街中が井の頭公園なのかと思わせる雰囲気で
「何だこのユルい街は!」という感じだった。




歯医者さんまで、こんな全面ガラス張り。


患者はこの様な景色を見て治療を受けられる↓↓↓(逆光で暗いけど)。


移民が多めな印象はあって、
移民の若者たちが集っている所が多々あったので
ちょっと怖いと感じたのも事実だけど
彼らも割と幸せそうな表情だった気がしないでもない。

あと、街の人のファッションが田舎っぽかった笑

とは言え小さい街なので
そろそろ見るもの無いかな〜と思って歩いていたら
見覚えのある赤と白のパッケージ。
(あんまり上手く写ってないけど)


こ、これは、私がハンガリーで仕事中やってられないと
我慢出来ずに昼休み中にいつも買ってしまっていた
美味しいマジパンチョコレート。

パッケージで覚えていたので
名前もドイツのどこの街のチョコなのかも気に留めていなかったけど
リューベックのチョコだったのね!
と、偶然通りかからなかったら気付かなかった感動の再会。
(見所を調べるのが段々面倒だと思っている感が出てしまっている)

マジパンって昔は特別美味しいとは思わなかったけど
生のアーモンドを食べるようになってから
ある日マジパンを食べたら
アーモンドを食べた時の旨み成分的な美味しさを感じるようになり
今ではマジパン好き。

ということで、よくある感じのチョコ販売店兼カフェとなっている
恐らく本店(知らないけど)でお茶をすることにした。

因みに名前は「Niederegger(ニーデレッガー?)」と言うらしい。
やっぱりドイツ語の名前はどうにも字面が長すぎて
今後も覚えられる気がしないけど。






クッキー生地の土台にクリームをのせて
マジパンで周りを飾ったケーキ。
と思って頼んだら、
クリーム部分に私の嫌いなヘーゼルナッツが入っており
最後は気分が悪くなりながら
残すのは申し訳ないので
クリームと土台だけ先に口に詰め込んで
剥がしておいたマジパンで口直しする形式で完食。
このケーキはあまりお勧め致しません。。
(正直、他のケーキもそんなに美味しそうではなかったかも)

頼んだ紅茶のカップが変な銀の器の上に置かれている。
と思ったら、カップの下にろうそくが入った容器が置かれており
ずっと温かい紅茶が楽しめる仕組みになっていて感動。

砂糖もチョコと同じパッケージでいい感じ。


ということで、
穏やかな水と緑のLübeckにホッコリとしたひと時だった。

わざわざ目指して行くこともなさそうだけど
例えばハンブルグに滞在したついでとか、
コペンハーゲンからドイツへ電車で行く時とか
(リューベックはコペンハーゲンとハンブルグの間にある)
一泊くらいしてプラッとのんびりするのもいいのかな〜、
という感じの街だった。

私としては、コルマールより気に入りましたとさ。







Thursday 2 May 2019

そば、おにぎり、桜餅… デュッセルドルフ!!



(久々のお蕎麦)

日本人の間では「欧州の新橋」として名高く、
ヨーロッパ人の間では「何も無い Ugly city」として名高い
ドイツのデュッセルドルフ。

最後まで Ugly cityという複数の証言から
折角なら他の街に行った方がいいのかと迷った挙げ句、
新橋具合に興味があったのと
今回のように通過する経路を旅行しない限り
今後わざわざ行かないだろうと思い行くことに。

とは言えバタバタ移動ばかりが嫌なので
しっかり3泊し、しっかり食べるもの食べた。
ので、その纏め。


新橋元いImmermannstrasse(インマーマン通り)。
デュッセの中央駅から直ぐのこの大通りが
日本人街のようになっている、とネットで見たので
行ってみる。

写真は撮らなかったけど
いつ見ても唯一行列が出来ていたラーメン匠にて
唐揚げ味噌ラーメンにワカメトッピングと
餃子を食した1日目。


全然気づいてなかったけど
この間バルセロナで日本食レストランの検索した時に
バルセロナでも評判だったのと同じ店だった。

(因みに、この時バルセロナで匠には行かず、
割と新しい「うさぎ」へ行って大正解だった。
ランチセットでチキン南蛮定食と抹茶シュークリームに心底癒された。

特にラーメン人間では無いので
何で皆がそんなに行列を為すのか分からない感じだったけど
確かに麺の食感が日本で食べてる感覚に近かった。

2日目はちょいと休憩し、
3日目はネットで賛否両論だった「kagaya」で定食を食べたかったのに
携帯の地図が途中で見られなくなり
Immermannから一本傍に入った通りにある
Trip advisorで評判の良かった「yabase」へ向かうも閉まっており
どうしよう。。と思っていたら近くに「そば庵」の看板が。


そばかぁ〜、と定食でガッツリの気分とは違う気がしながら入店。
ランチセットの「鮭イクラ丼 + 天ぷらかけ蕎麦」にしてみる。
そばを口に入れた瞬間、思っていた以上に癒されて
優しい満腹感に満たされた。

丼が酢飯だったのと、
天ぷらの具材がやっぱり欧州調達っぽかったけど
(えびの風味とか、ズッキーニとか)
欧州でこんなお蕎麦でホッコリ出来るのは
やっぱり新橋ならではだわ〜と大満足だった。


そして店内の雰囲気も
そば屋さんっぽく落ち着く感じだった。


その他、朝食用に買った日本のパン屋さんのパン。
(チョココルネ、抹茶メロンパン、カレーパン)
確か一個1.6 EUR位。



また別の日の朝食用に買ったおにぎり。
(しそ沢庵、牛そぼろ、鮭こんぶ)
お米が若干固めというかパラパラしそうな感じだったけど
欧州でこんなおにぎりが買えるなんて(一個3EUR)。
そして海苔の風味と食感に癒された。



一緒に写っているのは日本・韓国食材店で買った桜餅。
お値段一個1.6 EUR。

最初店の名前が韓国っぽいので困惑したものの
日本食材が売る程あった笑
需要と供給なんだろうけど、
値段も割と安い。


今回、軽くしか調べずに
ネットが繋がらない中
大分新橋の味を満喫出来た感。

でもよく考えたら
自分もハンガリーで新橋サラリーマンの様な
日本人上司たちに囲まれながら4年間を過ごしていたので
ドイツに新橋っぽいサラリーマンが!
という感動は残念ながら無かった。
(ちょっと楽しみにしてたのに…)

そして全然話が違うけど
デュッセルドルフで泊まった宿にあった
illyのコーヒーマシンの味のクオリティがお店レベルで驚き。
やっぱイタリアのコーヒーに敵うものは無い。
と確信させられた。


そして肝心のデュッセルドルフの町並みは
確かに「素敵〜、住んでみたい〜」とはならなかったけど
緑溢れる並木道や公園もあり、
Uglyだけでは無い。ということを学びましたとさ。