Tuesday, 9 January 2018

ウィーンでチェロを習う ①



色んなことが重なって、6月末からウィーンでチェロを習っている。

チェロは、子どもの頃にテレビで見てから
いつか弾いてみたいとは思っていた。
でも人生が落ち着いて、自分の家族を持って、
ゆとりが出るような頃に
ゆとりが出てたらでいいかなと思っていた。

ことの発端は、昨年の春の始まり。
暗〜い冬がやっとこさ終わって、
既に次の冬の自分の精神状態が不安になっていた。
これは、明るい春夏のうちに、
自己精神管理術でも身につけて対策を打っておかねば。
と思い、考えること暫く。

アメリカ人みたいに、心が健康でも心理カウンセリングに通って
自己管理するのもいいのかも。
と思ったけど、
カウンセラーと波長が合う確率って
そんなに高くなさそう。と思って却下。

あ、そう言えば友達が音楽療法を勉強してたけど、
良さげ。と思って調べていたら、
音楽療法は人の演奏を聴くことによる効果の出し方と、
自分で演奏することによって
効果を出す方と2通りあると書いてあった。

確かに音楽やるの良さそうだし、
自分でやった方が楽しそうだし、
家で一人で出来るのっていいな。と思い、
楽器やるならチェロだな。
音楽療法じゃなくて、
普通に楽器習うので十分そう。
という結論に。

早速お値段を調べてみようと
ブダペストのチェロレッスンを検索。
おじさん先生のサイト1件しかヒットしなかった。
すごく良さげな先生だったけど、
お値段が書いていなかったのと、
「音楽を演奏するということは、人生の困難な時期を
生き抜く助けになる。と自身の経験から言える。」
と書いてあった。
正に私の思惑通りのことを仰っている。と思ったし、
この人は恐らくいい先生なんだろう。という感じのページだった。
でも私の方向性としては、
暗い気持ちを分かち合いたいというよりは
何か明るいものを受け取って、自分も明るい方向へ。
という気持ちだったので、しっくりこなかった。

検索方法が悪かったのか色々検索ワードを
変えても全然それっぽいページが出てこず、
あ、ウィーンで調べてみよっかな〜。
音楽の都だし、明るくて楽しそうだし。とノリで検索。
今度は沢山出てきすぎて、選び方の基準が分からず
どうしたら良いのやら。

ただ、ウィーンで習ったら、
西に行くことによる気分転換と、
音楽による一石二鳥になる。
月に2回位で通えば交通費がそんなにかからず、
週末に行けば駐車料金もかからないぞ。
と気持ちがそっちに惹かれてきた。

父がずっと趣味でファゴットをやっていたので
聞いてみようと、
たまたま音楽に全く関係の無い母も宛先に入っていた
「荷物送って」のやり取りのメールに
そのまま続けて質問してみた。

父は息子がいたらチェロをやらせたいと思っていた人なので
喜んで知り合いに聞いてくれるとの返信。
でも数日後、そんな父から次の返信が来る前に
たまたまメールの宛先に入っていた母から返信が。

「今日ゴルフで一緒になった友人が、ウィーンの音楽家と
知り合いらしくて、今その音楽家と日本人のパートナーが
その人の家に泊まってるらしいけど紹介してもらう?」と。
何だそのタイミング。
と話を聞くと、
チェロではないけど、ウィーン国立音大首席卒で、
今は准教授として同大で教える傍らフリーで演奏活動をしている人だそう。
日本人のパートナーの方も別の楽器で同大首席だった人だとか。

お母さん、そんな人紹介してもらったら
嬉しい気持ちが無いと言えば嘘だけど、
こっちはただの初心者だから、
レベルが違いすぎて恐縮の気持ちしかないわ。
と伝えたところ、
母も同様にその人に伝えていたらしく。
でもその人はもう本人にウィーンでチェロ習いたい子がいるから
誰か紹介出来ないか。と聞いていて、
本人も考えてみると言ってくれている。という話になっていた。

母もレベル違いすぎる点は伝えていた上でなので
取り敢えず言われた通りに状況を日本人のパートナーの方へメールする。
そうしたら、細かな希望等分からないので一度ウィーンで会いましょう。
ということに。

…②へ続く。






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