Sunday 14 January 2018

ウィーンでチェロを習う ③


 (Rathausもすぐ近く)



早速翌週トライアルを受けに再度ウィーンへ。
教えてもらった住所へ行くと、
街の中心部なのに静かな住宅の並びにある
とてもいい感じのアパートだった。

声とWhatsappの写真から
勝手に堅い感じの真顔のおじさんを想像していた私。
扉を開けてくれたのは、
笑顔の先生と
奥さんと
小学生位の息子さんの爽やか一家。
あ、ゆとりの匂いがする〜。
という感じだった。

トライアルと言っても、
お互い自己紹介的な感じで話をして、
先生が持っているチェロや弓を見せてもらいつつ
これがバロックのチェロで、こんな音、
これがフランスのチェロで、こんな音、
とか違いを説明してもらったり、
チェロと弓の内部構造や、
どの部分がどう音に影響を与えているかの説明とか、
そんな感じで終わった。

先生はウィーンとザルツブルグとドイツでチェロの勉強をして
一時はオケにも所属していたけど
人間関係が面倒だったので、フリーになったそう。
チェロが弾ければ幸せなので
クラシックからモダンから観光客向けの演奏から
何でもやっているらしく、
日本にも年に一度毎年演奏に行っていると言っていた。
初心者から音大受験者まで
色んなレベルの人に教えているそうで、
別に私が初心者だからと言って全く問題では無さそうだった。

ちゃんと教えて欲しいけど、
厳しすぎて新たなストレスになるのも嫌だったので、
先生の、チェロが好きで自分が弾ければ幸せなので、
他の小さなことにはこだわりません。
みたいなユルさと、
でもチェロが好きなので、
人間の筋肉の構造がこうだから、こうした方が良い的な
ちょっとオタクっぽい細かい説明とかのバランスが
自分が求めていた感じとピッタリだったので、
その場で、では今後よろしくお願いします。
と即決した。

楽器を見つけなきゃいけないこともあり、
翌々週からレッスンを始めることに。
その間、先生も楽器を探してくれるし、
私もブダペストで探してみることに。


…④へ続く。






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