Wednesday 17 January 2018

ウィーンでチェロを習う ④


先生を紹介して下さったお二人には、
ブダペストでも楽器を探せる様に、
チェロ科ではないけど、
リスト音楽院に通っているお知り合いも紹介して頂いていた。

その方と一度ご飯をご一緒して、
更にお知り合いのチェリストの方をご紹介頂き、
半日お付き合い頂いて、
ブダペストの楽器店の楽器と、
その方の知り合いで個人で楽器を扱っている人の所へ
連れて行ってもらった。

この個人の所に良さげなイタリアのチェロがあったけど、EUR 3,000。
私自身はさっぱり何も分かっていない状況。
チェリストの方は、楽器は良い物だし、
物の割には(特にイタリア製であれば)値段がかなり安い。
弾いた感じの音も良いそう。
問題は果たして初心者の私がこれを買うべきなのか、
最初はもっと安いもので始めるべきなのか。
と、すごく真剣に悩んでくれていた。

何度も心の中で、というか口にもしていたけど、
私ただの初心者なんですけどねぇ…
と思った(というか今も思うけど)程、
レベルが違い過ぎる方々なのに、
本当に至れり尽くせりで感謝しかない。
軽くあしらってもらっても
全然文句は言えないのに、
今回出会った人たちは全員真剣に考えてくれて
全員フレンドリーで
全員素敵な方々だった。

最終的にウィーンの先生が
ドイツのバイオリン職人の友人から
ハンガリーでもレンタルが出来るかもしれない。
という選択肢を押していたのと、
あまりハンガリーの楽器の音が好きでないと言っていたことから、
そのチェリストの方とも相談して、
やっぱり習う先生が良いと言っているのが一番良いのでは。
ということになった。

先生は一応他のウィーンのバイオリン職人にも
何件かレンタル料を問い合わせてくれたけど、
先生のドイツの友人が一番安くて条件が良く、
結局その人もハンガリーまで楽器を持って行ってもいいよ、
と言ってくれたので、
次にその人がドイツからウィーンへやって来る時に
私用の楽器を持って来てくれることになった。

…⑤へ続く。





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