Wednesday 4 March 2015

謝れ!の気持ち



数ヶ月前、
とあるヨーロッパ人から、
心無い一言を言われ、
未だに根に持つ私。

何を隠そう、
言われたことについて
謝ってもらっていないという事実が、
心に引っかかって取れないから。

「あなたに⚪︎⚪︎と言われ、
こんだけ嫌な気持ちになりました。
謝ってほしいです」
ということは、ハッキリ伝えたし、
文化の違い云々ではなく、
普通にひどい一言だったと思う。

ただ、相手は自分が悪いと思っていない。
自分には自分の、相手には相手の考え方があるから、
それが違うのは当然で、相手が傷つこうが、
自分の責任ではない。という考え方。
だから、謝らない。

こっちは謝らない文化の人だと知りつつも、
モンモンしていて、
考え方の違う相手にモンモンしている自分にも
更にモンモンしている。

昔、東京メトロの何線だったかで、
二人の金髪女性が話していた内容を思い出した。

強そうな金髪「私、日本の謝る文化どうしても理解できない」
大人しそうな金髪「謝るだけで向こうの気持ちが済むんだからと思うから、
面倒だし、私はとりあえず口だけで謝っちゃう」
強「ダメよ、絶対に自分を曲げたら。」

的な会話だった。
確かに、とりあえず謝っとけという気持ちで謝る日本的なやり方は、
私も好きではない。

でも、例えば、そこで謝っても、
「自分の考え方が間違ってました」の意味になるわけではなく、
「お互い考え方は違うけど、傷つけたことに対してはごめんね」の意味で
やっぱり謝れ!って思ってしまう。

という違いについて、
だから私は謝って欲しいんだ。
と主張したけど、無理だった。

この違いが分かってくれるヨーロッパ人に
まだ会ったことがない。
それは、たまたま私と出会った人がそうだったのか、
説明の仕方が悪いのか、
それとも私の気にしすぎで日本人でも謝ってくれないような内容なのか、
分からないけど、
とりあえずモンモンな日々。

この謝らない文化が戦争の歴史から来てるのだと、
自分に言い聞かせ、
自分の命を守る為だったんだから仕方ないと思おうとするも、
やっぱりモンモンしてしまう。

あー、謝って欲しっ!!







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