Saturday 3 February 2018

寺島しのぶ からのカフェで出てくる水の話。



しばらく前のこと、
日経オンラインの右の方に、
「寺島しのぶ が語るルフトハンザのシュニッツェル」的な
見出しが出ていた(ちょっと違う言い回しだったと思う)。
ルフトハンザの、ドイツからザルツブルグ便の機内食で出てきた
シュニッツェルが心に残っている的な話を
寺島しのぶさんがしている記事だった。

そこで、今更ながら、
ウィンナー シュニッツェルとか、
ウィンナー コーヒーとか、
言葉の前に「ウィンナー」が付いたら
「ウィーン風の」とか「ウィーンの」
とかっていう意味というのは知ってたけど、
ソーセージの「ウィンナー」が
同じウィンナーから来ていることに初めて気がついた。
盲点というか、オツムが弱いというか、
そのまんまなのに、何で気付かなかったんだろう。

日本でウィーン風のソーセージが
あんなに普通に出回っているのかと
改めて考えると面白い感じがして、
一人今更感動してしまった。
タコさんもオーストリア人だったのかぁ。と。

でも、そもそもウィンナーってどんなソーセージか
実際知らないよな。と思い、wikipediaで調べる。
細めで羊の腸を使用しているらしい。
何となく、長さが短くて小さいやつは
ウィンナーって言うのかと思っていたけど、違ったらしい。

と、下の方の関連記事みたいなところに、
ウィンナー コーヒーへのリンクがあった。
ちょうど夏に友人と、
自分が思うウィンナー コーヒーとメランジェの定義について
議論し合っていたのを思い出して、もう一回開いてみる。
(ハンガリーのメランジェには、これでもか、という位の量の
ハチミツがグラスの底に既に入って出てくることが多い)

そこからリンクと言うリンクへ飛び、
「ウィーン包囲」とは何ぞや、
(トルコ軍がウィーンに攻めて来た時のこと。知らなかった)
というところから、
ウィーンへトルコが与えた影響みたいな記事を読んだ。


そこで、
ウィーンのカフェ文化が
この時にトルコ軍が置いていったコーヒー豆から
来ていることを知る。
そしてその豆でポーランド人のおじさんが、
(Jerzy Franciszek Kulczyckiという名前の人らしいけど、
呼び辛すぎて、おじさんと呼ぶことにした)
Hof zur Blauen Flascheという最初のカフェを開いたのだそう。
しかもそのおじさんの小さな像がウィーンの街角にあるらしい。
今度絶対見に行く(オタク系ミーハー)。

その後、そのおじさんのカフェが今もあるなら行きたいと
暫く調べてみるも、もう今は無いらしい。
でも、トルコ人がこの歴史に関して書いているブログを見つけた。
その女の人曰く、
ウィーンのカフェでコーヒーを頼むと、
グラスに入った水が添えられて出てくるのは
この時のトルコの影響なのだそう。

実はハンガリーに来てすぐの頃から、
ハンガリーやオーストリアのカフェで
カフェラテを頼むと
水が無料で付いてくることが気になっていた。
欧州では頼まない限り水は出て来ないものと
認識していたから、違和感があった。
何となくウィーンは水が良いという印象はあるけど
かと言って、頼んでないものを
サービスで出すところも違和感。
セルフサービスのサーバーで水が無料とかなら
まだ分かるけど。

ハンガリーでそうするのは、
恐らくオーストリアの影響として、
もしかして、日本と関係があったりして。
と一人妄想を膨らませていたのだけど、
トルコが関係あるとは思いもしなかった。
これまた盲点。
(日本のは、やっぱり単純に日本は水に
恵まれてるからかなと思っている)

ということで、
寺島しのぶから
思いがけず3年越しの疑問が解けてしまった。
トルコだったのか〜。
みたいな。
何かしっくりくる背景。

そんな面白い発見ばっかりの
Wikipediaサーフィンが楽しくて仕方ない。
と、友人に興奮しながら話していたら
「へ〜!何か歩くWikipediaみたいだね。
Wikipedia面白いからよく読むけど、
そこまで追求はしないかも。
時間が沢山あるんだね〜!」
と、本人に全く悪気は無さそうだったし、
友人は確かに忙しい人だけど、
私のヒマな生活について
痛恨の一言を頂戴した
そんな小話。







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