Tuesday 6 February 2018

カーリー ケール



こないだドイツへ出張に行った時、
訪問先の会社の人達が、夕食へ連れて行ってくれた。

皆、好き好きに注文をして食べていた中、
相手の会社のドイツ人営業さんが、
お肉料理の下に、得体の知れない黒っぽい
煮込みだか、ソテーだかが敷き詰められているお皿を注文していた。

野菜っぽいけど、黒っ!と思って、
「そのお肉の下に敷かれいているものは何ですか」と質問。
「これはケールだよ。食べてみる?」との回答。

青汁の印象があって、美味しくなさそうなイメージから
食べたことがなかったケール。
折角だから、一口頂戴する。

「あれっ、お好み焼きの味がする!」と驚いた私のコメントに
周りにいた5人の日本人も試食。
「ほんとだ!」と言う人と、
「言いたいことは分かる」と言う人がいた。

これ、本当にお好み焼きの味がしたんだけど、
恐らくそれは、ソースの味付けとの兼ね合いだったんだろう。
何はともあれ、想像していた程まずい食材ではない。
ということを発見した出来事だった。

そうなってくると、
青汁になる程、体に良さげな野菜で、
別に食べられるのであれば、
早速試したくなる、
というもの。

3年間、テスコでほうれん草の横に売られていることを知りながら
無視し続けていたカーリー ケールの袋を購入。


カーリーじゃないケールとの違いは
調べても良く分からなかったけど、
正直、見た目があんまり美味しそうじゃない。


何か白っぽいし、
硬くて水を弾くので
洗えているのかも良く分からない。
茎に至っては、物凄く口に残りそうな
しっかりとした感触。

何を作るか考えずに買ったので、
取り敢えず翌日に、
日本で買ってきたインスタントのパスタソースで
明太子パスタを作る時、
パスタを茹でている熱湯に一緒に入れてみた。


熱湯に入れた途端、
鮮やかな濃い緑に変身。
ほうれん草みたいにクタッとならず、
色も黒くなり過ぎず、
意外といい感じになった。

食べてみたら
全然苦くないし、
茎も丁度良い歯ごたえで
スジとか無かった。
好きかも。

ということで、
ケールにハマる。
そして最近お弁当のおかずとしてハマっているのが、
カーリー ケールと人参の炒め物。


ごま油で、
ニンニクと生姜のみじん切りを炒め、
人参の太めの千切りと、洗ったカーリー ケールを炒める。
塩をパッパと振って、
醤油を少しだけ垂らして完成。
(醤油が多いと苦くなる)

簡単で発色も良く、
ご飯に合う一品。

ネットで調べると、
加熱してはダメということも書いてあるけど、
加熱すると減る栄養素
(糖、脂肪、食物繊維、ビタミンC、E、葉酸、ミネラル系など)と、
増える栄養素
(ビタミンA、B6、Kなど)
があるらしい。

とは言え、
食べないよりは良いだろうし、
何より食感が好みだし、
視覚的にも色鮮やかに映るってことは、
動物的勘で美味しそうと感じるような栄養が
入ってるってことだと勝手に解釈し、
加熱しつつも色々と取り入れていこうと思う。

以前海外で
すき焼きを作った時に
春菊に代わる緑の葉っぱで
ほうれん草かクレソンしか思い付かなかったけど、
次回もし海外ですき焼き作る時は
間違いなくカーリー ケールだな、と思う。

茎の感じが春菊っぽいし、
ほうれん草だと、クタッとなり過ぎて
どこに入っているか分からなかったし、
クレソンって何か春菊の渋いキャラクターを
表現出来ていない感じがする。

ということで、
最近毎週購入中。






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