Thursday, 8 February 2018

(今更)ヤツも冬装備



去年友達に言われるまで気づかなかったけど
ドナウ川沿いの石の低い塀の上に
いつの間にか、すごく小さいオットセイ的な
ミニチュアの像が設置されていた。

縦横10〜15cmしかないので、
気にして見ていないと気づかない存在。

後ろ姿は愛らしく、
斜めから国会議事堂を切なげに見つめているのだけど、
乗り出して顔を拝んでみると、
なかなか間の抜けたおじさんっぽい顔をしている。


こんな意外な顔なので、
「あの子」というよりは、「ヤツ」って感じ。

家がこの通りから二本入った所にあり、
週末は大体この道を歩いてペスト側へ行き来するので
最低2回はヤツを見かけている。

ヤツの側を通る時は、
通り過ぎる観光客が、
ヤツに気づいて興味津々で写真を撮るのか、
全然気づかれずに素通りされるのか、
何となくチェックするのが習慣になってきた。

たまに、「えっ!何これ!」ってなって、
一人だけど興奮している人がいて
見ていて結構楽しい。

こないだの日曜日、
いつもの様に夕方家に向かって歩いていたら、
ふと、ヤツの頭に黄色い物体が付いているのが目に入る。

遠くから見ると、誰かがタンポポの花でも差して行ったのかな。
という感じだったけど、
近づいてみて、一人ぷぷっと笑ってしまった。


ヤツが帽子被って、マフラーしてる…
こういう下らない遊び心大好き。
この作者が着せたのか、
別人が着せたのか。
そろそろ春ですが、
とにかくナイスです。
夏はサングラスとか掛けちゃってほしい。

因みにヤツは、くさり橋から国会議事堂(反対岸)方向へ
川沿いの道を歩いていると現れます。
(車道からは一本入る。19番トラムの車線脇の
川沿いで観光客が一番多く歩いている道)

そして、そのまま更に国会議事堂(反対岸)方向へ進むと、
Batthyany terの手前位に、
戦争のメモリアルっぽい四角い石碑があって、
その右横に、
同じ作者が設置したと思われる、
ヤツと同じサイズの戦車のミニ像もある。

最近出来たっぽいし、
中々見つからないので、
未だガイドブックに載っていないはずの
ブダペスト穴場訪問スポット。

ブダペストをこれから訪れる方は、
是非、ウォーリーを探す感覚で
ヤツを探してみて下さい。






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