Thursday, 18 October 2018

修理、魅せます。


YouTubeで面白い番組を見つけてしまった。
その名も「修理、魅せます。」


古い写真とか、本とかを職人さんが修理している風景を撮影した
10分間の短い番組。

普段外国人とか日本のゆとり世代の担当さんとかに
「A」と「A'」がいかに違うかを一生懸命説明しては
全く通じない世界で働いている身としては
「0.1g、一滴の違い」って言葉がしみる。

最近思うけど、
ゆとり世代の働き方って正に外国人だな。と。
過労死する位に身を粉にして働く必要は無いけど、
どうせ8時間拘束されるんだったら
出来るだけ楽で雑に終わらせるより
良い結果が出る様に頑張った方が
自分に戻ってくる達成感が違うと思うんだけど。
という考え方は古いのだろうか。

日本に帰る度に
日本人がこれだけ働かなくてはいけないのは、
世の中で言われている生産性の低さとかよりも
支えている社会の機能性のレベルが違うからなんだなぁ。
と実感するんだけど、
みんなが細かな違いに気づける前提で成り立っている
今の複雑な日本の生活を
果たしてゆとり世代が支えていけるのか。
と、最近電車の遅延が多いのは
技術の後継者が上手く育っていないからだという
新聞記事か何かを読んで心底心配になっている。

きっと元々社会があまり上手く機能していないハンガリーの方が
いざ機能性を保てなくなった時の崩れ方は
よっぽどマシなんだろうな〜。と思ったりした。







Sunday, 2 September 2018

ヨーロッパピクニック計画の公園。


恥ずかしい話ながら、
私はハンガリーに来るまで
「ヨーロッパピクニック計画」を知らなかった。

(詳しくはこちら↓↓↓)

チャーチルの言う「鉄のカーテン」に最初に穴があいた場所で行われ、
ベルリンの壁崩壊のきっかけを与えた真面目な出来事。

と言うのを知らないものだから、
何かのWikipediaを読んでいた時に
おチャラけた最近のイベントの話だと思ってリンクを開き、
ほー、そうだったのか。と感心し、
ピクニックが実際に行われたという場所が
メモリアル公園としてオーストリアとハンガリー国境の場所に残っている
と言うからには行ってみようではないか、と言う流れになった。(自分の中で)

それが、既に遠い昔の2016年12月の話。
いつか書こう、書こうと思って後回しにしてきたのに、
部屋の大掃除しよう、しようと思って
2週間も後回しにしている大掃除をまた後回しにする
このタイミングで何故か書く気になると言う。

後回しにしていることに手をつけるには
新たに後回しにすることを見つければいいのかもしれない。
と思った今日この頃。

さて、行ってみようではないか、と言ったものの
鉄のカーテンに穴を開ける様な場所なのだから
当然アクセスの悪い場所にある。

こんな感じの場所感↓↓↓
(クリックしたら地図が大きく見える。はず。)


まるでフランスに食い込むジュネーブさながらに
オーストリアに食い込んでいるSopronという場所は、
かつてオーストリアに併合されるか、ハンガリーに残るかの選択を迫られた際
ハンガリーに残ることを決めたそうで、
ハンガリーで最も忠誠な県と言われているそう。

確かにこの見事な食い込みっぷりは
カーテンに穴を開けたくなるのも納得。

と言うことで、
友達を連れて車でブラチスラバの
クリスマスマーケットへ行くことになった時、
帰りはそのままオーストリアに入って、
ピクニックのあった国境からハンガリーに入って
公園に行ってみることにした。


こちらが国境をハンガリー側から撮ったところ。
真ん中に写っているのはオーストリア側の国境管理の人がいる小屋。

ハンガリーからオーストリアに入る時は、
写真に写っている車の様に、簡単に一時停止して
管理人と目を合わせつつそのまま通過。

オーストリアからハンガリーに入る時は、
この小屋の後ろの道を通って国境通過。

きっとこの小屋辺りに東ドイツ市民を乗せる用の
西ドイツ行きのバスが停まっていたのでは、と思われ。

↑の写真に写っている道路の右側にはドアのモニュメント


左側には実際のフェンスが残っている。





要はこれが鉄のカーテンの一部だったってことだ。
そしてこのフェンスの後ろ(ハンガリー側)が
ピクニックの開催地であり、メモリアル公園となっている場所。




一応↓↓↓の案内板があって、
どこにあるのが何ですよ、と書かれている。



記念碑↓



ピクニックが行われたベンチ↓



↑ベンチの並んでる横には
各国から贈られた植木があった。
日本からのもあるっぽかったけど、
どれかは分からず。

その他、ここでこんな事があったんですよ、という
説明ボードが沢山立っていた。
(以下、ボードの内容は読めないので勝手な解釈です)

ピクニック開催のチラシ↓


ピクニックの様子↓




越境する東ドイツの人々↓




それまでは、この様に越境していましたの説明↓


メルケルも来たよ、の図↓



公園と言っても元々は何も無い所なので
周りには本当に何もなく↓




車は国境を越える道の反対側に停めました。
道の反対側はこんな感じ↓



1989年ということは、私は5歳9ヶ月の時。
 自分がノホホンと平和な日本で
親を心配させてやろうと企み、
初めて家出した記憶があるのが3-4歳の時だったので
あの頃にここではこんな事があったのか。
と考えると、とても変な感じがした。

そして職場で毎日その働きっぷりに
逆に感心するわ〜と思ってしまう4〜6歳上の同僚たちは
小学生か中学入学の頃までこんな状態の国で育ったのだから、
その働き方でもしょうがないのかもな。
と思えた訪問になった。

とは言っても頭でわかっていることに
心がついて行くのは難しく
元社会主義っぽい、ぬるま湯感と歪み感に
毎日沸々と沸き上がる怒りを
グッと堪えて決して口には出さないという
ウップンが溜まっているのだけど。

それにしてもこのwikipediaの記事に書いてある
ハンガリーは最初に社会主義を脱して西から援助を受けようと目論んでいた話と、
オーストリア人旅行者たちが、国境の様子を見て大笑いしていた話が
それぞれの国民性をよく表していて
うまく書けてるなぁと密かに感心している。

と話がダラダラと越境したところで
ピクニック公園の話は
おしまい。






Friday, 31 August 2018

ウィーンでカッコ良くなる池袋



こないだ先生の家の本棚に日本の写真集があったので
「これどうしたの?」と聞いたところ、
以前日本にコンサートに行った時、ちょうど先生の誕生日だったらしく
その時泊まっていた池袋のホテルに売っていたこの写真集を
先生の奥さんがプレゼントしてくれた、とのことで中を見せてくれた。

いつもは年に一度だけ日本にツアーしに行くけど
その時は一年で2回日本に行ったらしく、
今まで行ってなかった場所も色々行けたそうな。

私の実家から都心に出る時、
よく池袋に出る話をしたところ、
先生が嬉しそうにGoogle mapを開いて
コンサートホールとホテルの場所を見せてくれた。

その場所の説明の時、先生が普通に
「ここがIkebukuro "bahnhof"(ドイツ語で駅)で…」と言った。
(会話は英語)

私はドイツ語を話さないので、
その辺の細かいニュアンスは分からないけど
駅名に予めbahnhofって付いている場合、
中央駅とかの大きい駅の名前にしか付いていないイメージだったので
(HauptbahnhofとかWestbahnhof的な。それ以外は何とかPlatzとか
名前自体にbahnhofは付いていないイメージ)
「Ikebukuro ”bahnhof”!!」と思わずツボにハマって笑ってしまった。

池袋にbahnhofって似合わなさすぎる。
池袋なのにカッコ良すぎる。
bahnhof付けただけなのに急に風格が増した気がする。。

外国の駅名に「○○駅」って日本語の「駅」を付けて言うのと
同じ感覚で言っただけなんだろうし、
要は「Ikebukuro station」と同じことで、
そう考えると大したことじゃ無い感じするのに
響きが違いすぎるわドイツ語。

暫くショボめの駅にbahnhofって付けて呼ぶのにハマってしまいそう。
「巣鴨 bahnhof」とか。
巣鴨に失礼かもだけど。

東京で一番シックリ来そうなのは「国会議事堂前 bahnhof」かな。
堅くて、ドイツ語っぽくて、いい感じ。







Monday, 27 August 2018

Ms.の意義に異議。



今の会社に入ったばかりの頃、
うちの会社の人たちが、メールの署名部分の名前の後ろに
自ら(Mr.)とか(Mrs.)とか付けてるので
「自分でMr.って言ってて、何か笑える」
と思っていた。

確かに色んな国の人たちとメールする時に
割と困るのが、性別不明の人にメールする時
日本語みたいに性別関わらず「様」と付ければ済むわけでなく
Googleで画像検索して、多く引っかかった方の性別の敬称を付けてみたりして
英語(というか外国語?)の面倒臭いポイントだったりする。

という状況を考えれば分からなくもないし、
実際英語のネイティブとはビジネスメールを交わすこともなく
私が日本人的感覚で笑えると思ってるだけなのか
実際英語としても笑えるポイントなのかハッキリしていない。

でもうちの会社以外には見かけないので一人違和感を持っていること3年半。
ハンガリーの未解決気になるポイントとして頭の片隅に残っている。

とは言え名刺にも自動的に(Ms.)と入って印刷されて来るので、
そんなもんかと思いながら暫く。

今度はうちの会社の人々の(Ms.)の認識が間違っているのでは、
と一人悶々としている。

と言うのも、既婚者で(Ms.)を使っている人がおらず、
自動的に(Ms.)を使っている人は未婚者のみになっている。
って、それはもう(Miss)と何ら変わり無く、
(Ms.)の意義はどこに行ったのだろう。
そもそもこの人たちはMs.の意味を知っているのかな。
と、気になっていた。

先日、向かいに座っている既婚者の同僚宛にドイツ人がメールしてきた時
同僚の署名には(Mrs.)の記載があるのに、
Ms. XXXXXと宛名が入っていた。

やっぱドイツとか、女性が強いからMs.って使うんだろうな。
ハンガリーは言っても未だその辺少し保守的と言うか、
西に比べると色んな所での平等の概念が遅れ気味だよな。
と一人思考を巡らせながら仕事していた。

そしたらメールを受け取った本人が隣のハンガリー人に、
「この人Ms.って書いてきた」と笑ってツッコミを入れていた。

使い方が時代とずれてるのは、どちらかと言うと貴方なんですけど。。
と、やっぱり社内でのMs.の意義に疑問を感じている日々。

今まで3年半、薄々と感じてきていたけど、
ハンガリー人って割と
「A + B = C」と「A + D = C」の計算は出来ても
この二つの式を解いた後に
あ、「B = D」だな。と気づく系の人が少ない気がする。

と言うことで、
うちの会社ではMs.の存在価値が全く無いにも関わらず
Ms.が多用されいてると言う変な風潮がある。







Sunday, 4 March 2018

富士より草団子。



(初日の出に照らされ神秘的なるも草団子に感動を奪われる富士)

数年前に旅行好きな祖母が段々ボケ始めてから
年越しは家族で温泉旅行に出かけるのが恒例になっている。

私がハンガリーに来てからは3回目。
もう今年は祖母も参加出来ない状態ではあったけど
家族で伊豆長岡の温泉で年越しをした。
(そして今更ブログに書く)

全然知らなかったけど、
宿の近くに、伊豆の国パノラマパークという所があって
どうやら富士山が綺麗に見えると有名らしい。

ということで、
元旦に早起きして初日の出を見に行く。
宿の人がロープウェイの下まで車で送迎してくれるサービス。
そしてロープウェイに乗って山の上へ。

こちらが今年の初日の出。
出てきた瞬間、2001年宇宙の旅って感じだった。





 この場所について簡単に言うと、
山の上の開けた所に、
神社、富士見テラス、富士山の見えるカフェ、
富士山を見ながら足湯に浸かれる所、
お土産屋さん、等がある。というスポット。

(神社とテラス)

(足湯から富士山見物中の人々)

(カフェのテラス席から富士山の写真を撮る青年たちと富士山)

初日の出を待つ間、
ハンガリーよりは寒くなかったものの、
やっぱり寒くて、母と私でカフェにお茶を買いに行く。

メニューを見ていたら、
レジ横の炭火鉢みたいなのの周りに焼べてあった、
大きめの三つの団子が串に刺さっているのを発見。
草団子を頼んでみる。

出てきた草団子には桜あんが付いていて、
久々に食べる「よもぎ味の」「団子に」「桜あん」という
三つの感動のツボが一つの串に刺さっているみたいな団子だった。

口に入れた瞬間に広がる
よもぎと桜の風味。
炭火でほのかに暖かく、
何これ、美味しすぎる。
と、一人感動してしまった。

初日の出が見えやすいスポットの場所取りをしていた
父と姉に草団子とお茶を届けに母と戻り、
団子を渡しながら
「この草団子、すんごい美味しいから」
みたいなことを、暫く力説。

家族の反応が、割と普通の
「確かに美味しいね〜」と
素っ気なかったので、
腑に落ちず、

「ただの草団子だけでも美味しいのに、
暖かくて、しかも桜あんが付いてるなんて。
あぁ、美味しかったなぁ〜。
この団子なら何個でも食べられるよ…」

と、ハンガリーでは食べられない
絶妙な美味しさについて
家族の薄い反応を無視して語り続けていたら、
私たちの前で初日の出を待っていた、おばさん二人組が
私が「何個でも食べられるよ…」としみじみ言った瞬間に
バッと振り返って、

「一体この大袈裟に草団子の美味しさを語る
後ろの人はどんな顔してるのかしら」
とでも言われている様な顔で
笑われてしまった。

笑われるまで何も考えてなかったけど、
確かに笑われると
恥ずかしいことを大真面目に口にしていたな、と、
恥ずかしくて、
おばさん達と一緒に笑っておいた。

ということで、
もう一回あの草団子を食べに
この場所を訪れたいと思うナイスな場所だった。

もちろん、
富士山も、とても綺麗に見えたけど、
私的には草団子が美味しいスポットとして記憶された。

そしてロープウェイの柱に
オーストリアの技術により製作みたいなことが書いてあって
知り合いに街中でバッタリ会ったみたいな
変な気持ちになった。

肝心な時にカメラを忘れ、
ショボ携帯のカメラで撮ったのに
割と綺麗に写ったので
ちゃんとしたカメラだったら…
と残念。

ということで、残りの写真。
この、スーッ、ポコッ、スーッという山の風景って
(ポコッが富士山)
確かに珍しいし、
流れる感じが、地形なのに富士山って日本文化っぽいな。
と改めて感じる距離感で富士山が見えた。




また行く機会はあるのかな。
と思いつつ、
また行ってみたい。
と思いつつ。





Thursday, 1 March 2018

ユルすぎる先生の話 〜パスタ編〜



ある日、14時からチェロのレッスンで、
14時ちょうど位に先生の家に着いた。

先生はいつもドアを開けると同時に
手を差し出してくるので
握手をしてご挨拶する。

その日、先生は自分の手を見ながら、
「今まだお昼ご飯食べてなくて、
料理中で手が汚れてるんだ」
と言って、握手をしなかった。

レッスンをする部屋ではなく、
キッチンへ通され、
「お腹すいてる?一緒にお昼食べる?」
と聞かれた。

時間は14時だったし、
お腹が本当に全然空いていなかったので、
「ううん、大丈夫、お腹空いてない」と言うと
今度は横にいた奥さんが
「今日は何時にウィーンに着いたの?
着いたばっかり?
じゃあお腹空いてるよね?」
と言ってきた。

「いや、さっき食べたばっかりだから
本当に空いてないんだよ」と言うと
更に先生が
「せっかく誘ってるのに食べないって言うの?」と言うので
(別にそんなに嫌な感じではなく、半分冗談で)
「はい、じゃあ戴きます…」とキッチンのテーブルへ着席。

どうやら奥さんのレッスンが押していたらしく
奥さんはレッスンへ消えてゆく。
なるほど、餌付け作戦か。

「全然オーストリア料理とかじゃないんだけどね〜」
と言って出されたのは、
茹で過ぎっぽいショートパスタの横に
更に茹で過ぎっぽいインゲンが載っているお皿。
両方とも、ただ茹でただけで、味が付いていなさそう。
もしくは塩が振ってあるとか。

そこに出てきたのは、
冷蔵庫から取り出された、
両方とも同じ位ほぼ空っぽのペストの瓶2本。
先生が、「はい、これいる?」と言って
無理やりティースプーンの先っちょ分だけ掻き集めて
私のパスタの上に載っけてくれた。

って全然足りないんですけど。。
と思ったけど、横で同じ位ちょろっとだけ
ペストを乗せたパスタをせっせと食べ始める先生。

ん?これって、そういうものなのか?
と思って取り敢えず食べた。
やっぱりそんなに味が無かったけど。
(割と生地そのものの味みたいなのが
好きな方なので、幸いにも苦ではなかった)

先生はお代わりをし、
私にもお代わりを勧めてきたけど
本当にお腹が一杯で断ると、
「美味しくなかったんでしょ。
別にいいけど、
どう思われようと気にしないから」
と言う先生。

そこに、トイレが出なくて
トイレに篭っていて
お昼に遅れていた9歳の息子が、
結局出なかったらしく
お腹をさすりながらやって来た。

ペストの瓶の蓋を開ける息子。
ほぼ残りカスしか残っていないので、
もう一本の瓶の蓋を開ける息子。
こっちもほぼ残りカスしか残っていないので
大きなため息をついて、肩をすくめ、
呆れた顔で私に何かを訴えてくる息子。

やっぱ、このパスタの味付け設定おかしいよね!
と息子の気持ちが良く分かったけど、
先生は気にせず黙々とお代わり分を食べており、
取り敢えず私は黙っておくことにした。

せめて私にパスタを食べさせなければ
息子にもスプーンの先っちょくらいはペストが残っていたのに。

その後、ほぼ無味のままパスタを完食した息子。
インゲンは嫌いと残したまま
宇宙飛行士のオモチャで遊び始めた。
「こういう野菜食べたらトイレの調子良くなるんじゃない?」
と言うと、照れ笑いしながら結局食べてなかった。

その後「トイレ借りるよ」と言ったら
「ちょっと待って!息子が入った後だから、チェックしなきゃ」
と慌ててトイレチェックする先生に、
「何で!大丈夫だよ!」と言う息子。

そんな二人のやり取りを眺めつつ、
コーヒーも飲みつつ、
奥さんのレッスンが終わるのを待つ。

結局やっぱり長めにレッスンをしてくれるので
その日の先生の家での滞在時間が3時間強になった。

後日、また先生の家に着いたらご飯中の日があった。
その時は前日のハロウィーンバーベキューで
残ったソーセージとイモ。
また「食べる?」と言われたので
「お腹空いてないから大丈夫」と言ったら、
「僕がこないだひどいご飯を食べさせたから
いらないって言ってるんでしょ」
と言われた。

自覚は一応あるのか(笑)
訪問者に出すか否か以前に
息子にも、あれでいいのか。っていう。
栄養素が足りてないぞ。

そんな息子もチェロを習っているそう。
でも最初先生が教えようとしたら
毎回ケンカになるので、
別の先生に習っていて
練習だけ一緒に楽しくやっているらしい。

何でも、息子に一度
「お父さんは僕の父親なんだから、
きちんと僕の面倒を見なきゃダメだよ」
とダメ出しされたらしい。
手厳しいな、息子。
でも自分が息子だったら。と、何となく気持ちは分かる。

チェロ以外に周りは全く眼中に無く、ゆる〜い先生と、
既にしっかり者っぽい息子。
そして、たまにしか話す機会はないけど、
カラッとして気さくな奥さん。

オーストリアにホームステイしたら
こんな感じなのかなぁ、と
チェロを習いに行っているのに
そんな家族の雰囲気も結構楽しみにしていたりする。










Friday, 16 February 2018

ナイロビには行かないけれども。



この間、ずっと行きたかった、
ウィーンの国連に行ってきた。

ニューヨークに友人を訪ねて行った時、
たまたま友達の家が国連のすぐ裏手で、
連れて行ってもらったのが最初。

ジュネーブに短期滞在中に
ジュネーブと言えば。
と思って行ったのが二回目。

と来たら、
一応、国連見比べツアーしたくなった。
というだけの理由。

あとナイロビのに行ったら国連全制覇だけど、
ナイロビかぁ。みたいな。


↑詳細は全部このページをご参照。


赤いメトロのKaisermuhlen VIC駅からすぐのエントランス。
入ったらすぐにセキュリティチェックがある。


ここでチケットを購入(予約不要)。

チケット買う時に、「学生ですか」と聞かれて、
つい何も考えずに「Noooo, I'm ooooold」と苦い表情で言ってしまい、
チケット売りのお姉さん二人に大爆笑された。
内一人は暫くツボにはまっていた様子。
つられて私も照れ笑い。
確かに、よく考えたら、そんなでもないよな。

高校生の時にクラスメイトの男の子と話していて、
「リアクション間違ってるよ」
とツッコミを入れられたことがあるけど、
どうも昔から、想定外の質問に対する
リアクションが下手くそらしい。と、再認識した。


今回はウクライナ人の美人ガイドさんだった。
やっぱりニューヨークとかジュネーブに比べると
オーラが控えめな印象。


クリスマス前だったので、ツリー。
何となく東寄りな雰囲気があったのは、
節電の為に蛍光灯が一本ずつ抜かれていたからなんだろうか。
(やっぱり過敏に反応)


何かの会議中。


至る所にオレンジが使われていた。
この色使い、オーストリアっぽい。と思っていたら、
ガイドさんが、オレンジが多いのは、
建てられた時に流行っていた色だったと言っていた。


月の石。

IAEAの天野さんではなかったと思うけど、日本人も何人か見かけた。
こういう雰囲気が久しぶりで、良い刺激になった。

最近ウィーンのことばっかり書いてしまう。
ブダペストのことを書くと、
ついついチクっと言いたくなってしまって
良くないなぁ。とは思いつつ…。