Tuesday, 26 March 2019

Billy Wilder のお家




パソコンの写真を整理していたら出てきた。
ある日ウィーンを歩いていたら、
ふと目に入った「Billy Wilder」の文字。

Billy Wilderってアメリカ人じゃなかったっけ?
と思い、映画監督の割に地味目な所に住んでいたのか?
と少し違和感があったので、気になっていた。

と、調べてみたらオーストリア人だったらしい。


日本語だと出てこないけど、英語版のウィキペディアには
ちゃんとウィーンに住んでいて、学校にも通っていたと書いてある。
初めて知った。

という話。





Tuesday, 19 March 2019

じわじわと、しかし確実に。


(感動しかしないアルハンブラの天井彫刻)

スペインの居心地が良過ぎて幸せ。
じわじわと、スペインの空気が体に染みわたって
4年間で溜まっていた毒素が確実に排出されていく感じ。
ハンガリーに居た記憶まで失いそうなほどにホコホコしている。

店員さんとか、なんて優しいの!
ウィーンの店員さんが神だと思ってたけど
スペイン人の店員さんは神の周りで楽しそうに飛んでいる
天使たちの様だわ。と未だに毎日喜びを感じている。

そしてハンガリーから来たら
スペイン人が異様に真面目な働き者に見えて
そう感じている自分に笑えたりして。

出発直前に、新生銀行の海外ATM利用サービスが
昨年秋で終了していたことに気づいた私は
この3ヶ月間、現金入手も含めて一枚のビザカードで全てを賄う必要があり
結構精神的にヒヤヒヤしていた方が良い状況な気がするんだけど
なんだかヌクヌクしてしまって危機感が出てこない。

あと一週間半でフランスなので
気を引き締めなければ。と、
異様にフランスに行くのが怖い気がしている今日この頃。

私が重い気持ちで過ごしていた4年の間も
スペインは相変わらずコロコロしてくれていたことに感謝感謝。







Monday, 4 March 2019

様々な牛たちの話。



このチーズの名前が日本でも「笑う牛」だったと
35年の人生でさっき初めて知った。

スーパーで買って来て、
ポンっと置いた時に名前が目に入って
「こんなそのまんまな名前にして販売するなんて
スペイン人ウケる!」と思った後に
日本でこのチーズの名前何だったっけと思って調べたら
普通に英語表記にカタカナ振ってあった。


しかもフランス直送って書いてあったし。
自分がいかに普段から字面の長い言葉を
視界から排除してるのか実感した。


何故かずっとアメリカのチーズだと思っていたけど
フランスだったのかぁ。と思って本家のパッケージも見てみる。

何となく英語もフランス語も、ある意味サマになっていて
この人面牛の笑顔のイヤらしさを
一番良く表しているのはスペイン語な気がするのは私だけ?

「ラ バカ ケ リエ」

「牛」が「Vaca」だから
そこが与える印象の違いが大きいのかもしれないけど
多分スペイン語のパッケージを見なければ
一生その直球な名前に気づかなかった気がする。

そして牛繋がりなのか、何なのか、
割とスペインで気に入っているヨーグルトがあって
それもさっきスーパーで買って来て
ポンっと置いた時に
たまたまひっくり返っちゃって
初めて気づいたけど裏面のバーコードが牛だった。
細やかさがツボ。


それで、乳製品と牛のパッケージの話をすると
本当は別のネタの時に書こうと思っていた
オーストリアで気に入っていたヨーグルトの話をせずには
いられない流れな気がしてくるので写真を載せておく。


オーストリアで好きだった細かい遊び心の話用に撮ったけど
今回載せたからには、
スペインのこだわり苺ヨーグルトと
オーストリアのこだわり苺ヨーグルトでは
どちらが美味しいのかという話の流れになってしまうけど
そうすると話が長くなるので
今度気が向いたら書くかもしれない。

結論だけ今言うと
普通の日本人だったらオーストリアの方が好きだと思う。

おわり。







Friday, 1 March 2019

無感情とヒマ。


(オレオにしか見えないグラナダのカテドラルの天井)



昨日の夕方、念願の脱ハンガリーだった。

そうは言っても最後は、辛かった4年間を思い出して
感慨深くこみ上げてくる感情に涙が出るものだと思っていたのに
辛いのはとっくに通り越していたからなのか
何にも感じなかった。

え、こんなに何にも感じないけど
良いのかな自分。
と思いながらも
本気で何にも感じなかった。

強いて言うならば
最後無感情のまま飛行機の外を眺めていたら
国会議事堂とドナウ川の斜め上を通過したので
家と鎖橋の景色が目に入り
「あ〜、もうあの橋渡らなくて良いんだ〜」と
口角が若干上がったって言う。

夜バルセロナで乗り換え1時間半の間に
スペインの空気感がジワジワと心の隙間にしみわたって
あ、何かが解けてゆくぞ。という感じがした。

夜グラナダに着き
未だほんのり肌寒いものの
カラッとしつつ柔らかい空気と
コロコロと耳に響くスペイン語の軽い響き。

あぁ〜、本気でハンガリー嫌いだったわ〜。
元の世界に帰って来たわ〜、私。
と、久々に肺の奥まで酸素が行き渡った感。

嫌いだったけど3年は我慢するのを目標に
最後はチェロを辞めたくないだけの理由で耐えた4年間。
何の未練も一切残さず、逆にスッキリ終わって良かったのかも。

ということで、
久々に遠くからでも香ってくる
香ばしいコーヒーの香りがする
熱々のカフェラテに感動しつつ
グラナダ初日。

既にテラスでビール気候になり始めた街を歩きながら
あれっ、3ヶ月も一人で旅行してたらヒマじゃない?
って今更思い始めた。

だからと言って早々に帰ろうとは思わないけど
折角なので有意義な3ヶ月になるように
何かしら考えないといけないな。
と思ったら割と周遊って面倒臭いので
自分に合った旅の仕方では無いんだなぁ。
と、バックパッカーの人たちを尊敬し始めた
そんな旅の始まり。








Friday, 22 February 2019

束の間の一息と旅の計画


怒涛の2月。

物を沢山送って、売り続け、旅行の計画立てて、
ビザや保険のこと調べて
大使館に連絡して
合間に友達に会って、普通に仕事に行って、
中旬まで出来る限りチェロを毎日練習して、
週に1回プールに行って、
チェロレッスンへ2回週末に行って、
最後のウィーンも満喫しつつ
ウィーン ロスに耐えながら
一応パスポートにスタンプもらいに日帰りでザグレブに行って
大家さんが明日からブダペストにいないと言うので
来週水曜にフラットを出るのに
一週間前の今日フラットのチェックをすると言われて
無理やり簡単な掃除して何とか体裁を整えて迎えた今日。

事前に「清掃費用とか請求する?」と聞いたら
「もちろん!」と言われていたので
最後は掃除まで手が回らず
膨大な清掃/修繕費用だったらどうしようと
ストレスでお腹を壊し、毎日5時間くらいしか寝られず、
とすごいパニックだったのに
「ここ汚しちゃった」とか「ここぶつけちゃった」とか
正直に言いながらフラットを見せて回ったら
「That's ok~~, No problem, that's ok~, haha~」
と言われて終わった。

結局清掃費用のHUF 20,000(8千円くらい)だけで終了。
家賃2ヶ月分支払っていたデポジットも事前に
最後2ヶ月分の家賃と相殺してもらっていたので
5分であっさり終わった。

相場が全く分からないので高いのかもしれないけど
最後揉めるとか聞いていたのに
全然掃除しなくても同じ清掃費用だった気がする適当さ。
最終日に大家は居ないので同じ建物に住んでいる
お母さんに鍵を返せば良いらしい。
ビバ、うちの大家。

そしてもう頑張って掃除しなくても
この金額で良い開放感。

そうは言っても来週水曜に出るまでに
引き出しに残っている物を片付けなくてはいけないのに
すごい開放感過ぎて、もう頑張れない。

取り敢えず今後3ヶ月(お金が残ってたら)の
旅のザックリ計画も立ったので
開放されてないのに開放感過ぎて
もう頑張れない。

取り敢えず何となく考えている経路。
ブダペスト→グラナダ→コルドバ→マドリード→バルセロナ
→リヨン→コルマール→ストラスブール→ハンブルグ
→コペンハーゲン→オーデンセ→デュッセルドルフ→ルクセンブルグ
→バーゼル→ジュネーヴ(を拠点にスイスをウロウロ?)→東京

数都市は在住の友人のスケジュール次第だけど
取り敢えずバルセロナで髪の毛切るところまでは確定。
こう見ると半分は既に行ったことがあるので
面白味に欠けるのか…?と思うんだけど
行ったこと無い感じの経路にすると東寄りになってしまい
心が拒絶中(笑)。

それでもって最近あんまり新たな街に興味が無いというか
今自分に必要なのは長く落ち着ける場所なんだなと
ヒシヒシと感じている。

とは言うものの
もし日本に帰るならヨーロッパもそんなに来られないし
年齢的にもこの先3ヶ月もフラフラ出来ることって
あんまり無いのかな〜と思うと
廻っておかなくてはと言う少し義務的な気持ちも有り。

ビザとか帰国売りとか保険とか携帯とか
長期滞在と帰国の狭間(住所が無い)だと
どうなの?と言う部分についても
書いておこうと思いつつ
今は開放感過ぎて頑張れない。
と言うか未だ荷造りも掃除も大分残っているんだけど。

取り敢えず明日で職場のハンガリー人とオサラバ出来る。
と言う新たな開放感の予感を胸に
今日は取り敢えず寝よう。







Monday, 18 February 2019

ウィーンとチェロ ロス


週末最後のチェロレッスンで
自分的に絶対泣くと思ってたのに
全然実感が無さ過ぎてサラッと帰って来た今。

いつもウィーンから帰ってくる時
後部座席に乗っているはずのチェロが無くて
いつも家のダブルベットの半分を占領しているチェロも無くて
家に帰ったら真っ先に練習していたものが無いと実感した今
物凄いウィーンとチェロ ロスに襲われている。

取り敢えずウィーンで買って来た
美味しい甘栗を食べながら既に思い出に浸りながら
居ても立ってもいられなくて
ここに書いてみる。

本当は時間をかけて書いて残しておこうと思ったけど
堪らないので先にこれだけ書いてみた。
ウィーンとチェロ ロスが予想外の大きさで
予想外のタイミングに襲って来て
掃除が手に付かない。
そんなこと言ってる時間もないのに。





Thursday, 7 February 2019

売れない帰国売り


日本に帰る度に買い貯めていた
生理用品やら、薬やら、化粧品やらが大量に余ってしまい
売ろうとしているのに誰も買ってくれない。。
でも、もったいなくて処分できない。

IKEAの家具とかもあるのでサッサと片付けたいのに
全く片付かず。
引っ越しノイローゼになりそう。

と、誰かこれを読んで買い取ってくれないかしら。
と思って呟いてみるツイッターもどき。

奥さん、お安くしますよ。
ほんとに。