イギリス(Oxford & London)、中国(上海)、スペイン(Salamanca & Barcelona)への語学留学、スイス(Genève)での短期滞在、
Saturday, 26 November 2016
Friday, 25 November 2016
トンカ豆のチョコレートタルト
街中でカフェに行きたくなって、
いつもと違う通りに入ったら、
ブダペストっぽくないカフェがあった。
置いてあるケーキも何か近代的なカフェ。
チョコレートタルトに金粉が吹きかけてあるものがあって、
聞いてみたら、トンカ豆を使ったチョコレートタルトだそう。
「トンカ豆って何?」と聞いたら
「豆と言っても普通に食べる豆とは違って、
独特の味がするの。スペシャルだからオススメ!」
と、よく分からない説明だけでは
よく分からなかったので頼むことにした↓↓↓
待っている間にネットで調べたら、
中南米原産のスパイスで
エキゾチックな甘い香りがするので
最近お菓子に入れるのに流行ってるんだそう。
(他サイトから写真拝借中)
ブダペストで最近世界で流行っているものを
教えてもらうとは思わなかった。
食べてみたら確かにおいしい。
シナモンとかみたいに強くなく
甘ったるくもなく
マイルドにエキゾチックな甘い香り。
まだ来て2年弱だけど、
最近ブダペストって
どんどん西欧っぽくなろうとしてる感じがする。
と思わせるカフェだった。
そうは言っても
こんなお洒落なカフェなのに
お客さんの一人が、
ヨレヨレ ジャージの太ったおじさんだったから
あ、やっぱりまだブダペストだな。
と思ってしまった。
http://desszertneked.hu
Tuesday, 22 November 2016
般若心境
【般若心境】
「お、この人は協力的でいい仕事してくれそう。オーストリア人だし」
って思った人が思いの外やる気なくって、
やっぱり「言い訳せずに、しっかりやれっ!」って感じで
食い付いていかなくてはいけなかった時に、
あぁ、日系企業で外人と働くということは
鬼にならなくてはいけないってことなんだなぁ。
と思い、
そういえば、日本で激務をこなしている女友達が
「男性ホルモンが出ちゃってる」
と言っていたけど、
私から出てるのは男性ホルモンみたいなバリバリ働く系の
やりがいのあるような物ではなく、
鬼ババが子供を上から叱りつけているような
そんな感じだな。
うん、鬼ババっていうかもう般若の面みたいな心持ちだな。
般若の面みたいな顔で「やれ〜!!!」って言い続けるしかないんだな。
と若干 落ち気味になった今日の仕事中、
般若→心持ち→般若心経→心境→
般若心境!
と思いつたダジャレ。
我ながら久々にいいダジャレ思いついたわ。
天才かもしれない。
と思ったら元気になった。
心の健康はダジャレと自尊心で保つ。
Sunday, 20 November 2016
ミルクティーへの道
昔、東京の職場で冬の朝に座っていると、
必ず毎朝目の前を物凄くシャイな香港人が通り過ぎていった。
話してる人の目も見てくれず、
表情もあまり変わらない その人。
30秒後に戻って来て、
また目の前を通り過ぎる彼の手には、
また目の前を通り過ぎる彼の手には、
必ず小さめの缶に入った紅茶花伝があって、
アチッ、アチッ、って左右の手で交互に持って苦戦している彼の顔が
毎朝同じ様にすんごい幸せそうだったので、
かなり癒されていた。
寒い朝に甘いミルクティーを飲む幸せ。
わかるわ〜。
ということで、
ミルクティーが好きで
飲みたいと思っているんだけど、
家の外でミルクティーを飲むことに苦戦している。
苦戦の理由①「ハンガリーがレモンティーの国だから」
こんなに近くにイギリスがあって、
ケーキとかはゲロッゲロに甘ったるいのが好きなくせに、
何を思ったか、彼ら紅茶だけはスッキリ派らしい。
ということで、カフェでミルクティーを頼むと、
1: 聞き取ってもらえずに、「えっ?」って言われる
2: 「ん?ミルク?入れるの?紅茶に?本気?」と戸惑われる
3: ミルク入れる概念が無いから、熱湯を9分目まで入れられてしまい
カップにミルクに対して残されたスペースが無くなる
って感じで、
最低ミルクを3割は入れて欲しい私は
ハンガリー人のミルクティー作りのスキルの無さに欲求が不満な状態。
苦戦の理由②「カフェラテのアジア人と覚えられている」
朝によく行くパン屋さんで、
行き始めの頃にたまたま毎朝カフェラテを頼んでいたら、
カフェラテのアジア人と認識されてしまい、
最近は店に入った瞬間に自動でカフェラテを作られてしまう。
特によくいる恰幅の良いチャキチャキおばちゃん。
私のことが視界に入ると、
掃除とか別のことをしていても手を止めて、
コーヒーマシンへ向かって行く。
例えば店に着いた時
私の前に3人の列が出来ていたとしても、
私の番が来た時には
カフェラテが自動で完成している状態。
別の店員が私の注文を取っていて
「コーヒーに砂糖入れる?」と聞いてくると
私が返事するよりも早く
「ブランシュガー二つだよ」
と会話に入ってくる。
覚えてくれることは嬉しいんだけど、
ミルクティーが飲みたいんだ今日は。
って言いたいんだけど、
何せ店に入った瞬間に作り始めちゃうから
おばちゃんを止めることが出来ない。
そのやる気と記憶力、
パン屋に留めておくのが勿体なくて仕方がなさすぎる。
この無気力な国に生まれて、
何故そんなにやる気満々に育つことが出来たのか。
そして何故そんなにも私の注文に固執するのか。
(他の客の注文を差し置いてでもコーヒーマシンへ向かっていくことが多い。
外国人だからなのか?)
というような話を会社ですると、
「へー、そんなに美味しいの?」
と言われて全然理解してもらえない。
会社の人たちもまた、
人生で一度もミルクティーを飲んだことの無い人達だから。
流石のイギリス人も
東の方までミルクティーの良さを伝えることは
出来なかったらしい。
ということで最近
「ミルクティー疲れ」という
新種の疲労感に襲われている。
寒い朝に甘いミルクティーを飲む幸せ。
わかるわ〜。
ということで、
ミルクティーが好きで
飲みたいと思っているんだけど、
家の外でミルクティーを飲むことに苦戦している。
苦戦の理由①「ハンガリーがレモンティーの国だから」
こんなに近くにイギリスがあって、
ケーキとかはゲロッゲロに甘ったるいのが好きなくせに、
何を思ったか、彼ら紅茶だけはスッキリ派らしい。
ということで、カフェでミルクティーを頼むと、
1: 聞き取ってもらえずに、「えっ?」って言われる
2: 「ん?ミルク?入れるの?紅茶に?本気?」と戸惑われる
3: ミルク入れる概念が無いから、熱湯を9分目まで入れられてしまい
カップにミルクに対して残されたスペースが無くなる
って感じで、
最低ミルクを3割は入れて欲しい私は
ハンガリー人のミルクティー作りのスキルの無さに欲求が不満な状態。
苦戦の理由②「カフェラテのアジア人と覚えられている」
朝によく行くパン屋さんで、
行き始めの頃にたまたま毎朝カフェラテを頼んでいたら、
カフェラテのアジア人と認識されてしまい、
最近は店に入った瞬間に自動でカフェラテを作られてしまう。
特によくいる恰幅の良いチャキチャキおばちゃん。
私のことが視界に入ると、
掃除とか別のことをしていても手を止めて、
コーヒーマシンへ向かって行く。
例えば店に着いた時
私の前に3人の列が出来ていたとしても、
私の番が来た時には
カフェラテが自動で完成している状態。
別の店員が私の注文を取っていて
「コーヒーに砂糖入れる?」と聞いてくると
私が返事するよりも早く
「ブランシュガー二つだよ」
と会話に入ってくる。
覚えてくれることは嬉しいんだけど、
ミルクティーが飲みたいんだ今日は。
って言いたいんだけど、
何せ店に入った瞬間に作り始めちゃうから
おばちゃんを止めることが出来ない。
そのやる気と記憶力、
パン屋に留めておくのが勿体なくて仕方がなさすぎる。
この無気力な国に生まれて、
何故そんなにやる気満々に育つことが出来たのか。
そして何故そんなにも私の注文に固執するのか。
(他の客の注文を差し置いてでもコーヒーマシンへ向かっていくことが多い。
外国人だからなのか?)
というような話を会社ですると、
「へー、そんなに美味しいの?」
と言われて全然理解してもらえない。
会社の人たちもまた、
人生で一度もミルクティーを飲んだことの無い人達だから。
流石のイギリス人も
東の方までミルクティーの良さを伝えることは
出来なかったらしい。
ということで最近
「ミルクティー疲れ」という
新種の疲労感に襲われている。
Sunday, 6 November 2016
赤いマフラー
旅行先からの帰り、空港の搭乗ゲートから、
飛行機までシャトルバスに乗った。
バスの中は、ツアーでブダペストを訪れようとしている
日本人のおじちゃん、おばちゃんで溢れていて、
更に中国人団体客でも溢れていて、
それに紛れてドイツ人らしき人とハンガリー人らしき人がチラホラ。
日本人老夫婦の、
夫婦なのに「◯◯ですねぇ」って敬語使って
縁側的な穏やかな会話が久々に耳に入り
ほっこり。
と思っているうちに飛行機へ到着。
もうすぐバスのドアが開きますというところで、
日本人ツアー客のおばさんが、
既に先のバスで到着していて友人を待っているらしき
アジア人5人を見て何とも嫌そうに言った。
「出たわ、あの赤いマフラー」
よく見ると、そのアジア人5人が全員、
赤いマフラーを首に下げていた。
バスから降り、階段へ向かっている間に
ふと周りに目をやると、
バスに一緒に乗っていた中国人団体客の全員が、
首に赤いマフラーをさげて、
ワーワー言いながら中国人オーラ全開で
階段へ向かっている。
きっと日本人のおばさんは、アジアからの飛行機か
空港内のカフェかどこかで
既に赤いマフラー集団にうんざりしていたに違いない。
と勝手に想像をしつつ、
ふと自分のショルダーバッグに目をやると、
肩掛けヒモに赤いマフラーが縛り付けられている。
しまった。
色だけじゃなく、「マフラー」というアイテムまで
中国人団体客とかぶってしまった。
違います。私中国人じゃないんです。
あの団体客の一員じゃありませんっ!
と心で叫びながら一生懸命オーラを消し、
添乗員さんへは努めて笑顔。
自分の席に着いた途端、
思わずマフラーをリュックに隠してしまった。
飛行機が離陸し、
まだシートベルト着用サインが点灯している中、
フライトアテンダントがマイクで言った。
「席に戻って下さい!まだシートベルトサインが消えてないので
座って下さい。Excuse me! Hello? Hellooooo!」
見ると中国人のおじさんが立っていて、
英語が分からない様で完全に無視をしている。
その後、私の後ろの席の若い中国人女性が
大音量で携帯で中国語のテレビを見始める。
私の隣の席に座っていた、ハンガリー人っぽいけど
フランス語の本を読んでいた真面目そうなおじさんが一言。
「うるさいからヘッドホンしてくれませんか」
それに対して中国人女性が一言。
「This is `i phone 5`!」
え…??
どうやらi phone 5だからヘッドホンがつけられない
と言いたかったようで、
だったらそう説明すればいいのに
機種名言われても意味分からない。
と、ちょっと笑いたかった私と、
半ギレの隣のおじさん。
ほんと、中国人って見ていて飽きない謎の生物。
あの図太さと日本人の繊細さを足して二で割れば
なんだかすごい生き物が完成しそうな気がする。
ということで、
どうやら赤いマフラーは
中国人団体客の目印として使われているらしい。
次回この団体に出会った時は
逆に紛れてみたら面白いのかも。
と思ったり、思わなかったり。
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