Tuesday, 19 October 2021

プレッツェルのくるん

 

今日の私は追い詰められている。
明後日の朝までにやらなくてはならない
飛行機ネタの課題があるからだ。
そういう時ほど、どうでもいいことが気になって
集中力は逃げてゆく。

別に大したことがあったわけでもなく
そんなことを気にしている時間があるわけでもない…。


「10月なのに半袖かよ気候」から
急に寒さと灰色の空がやってきて
なんとも言えない気持ちになり、
こんな灰色の空を見てしまった日には
ちょっと高めのスーパーにあるワイン売り場の端っこで
さも おしゃれなオツマミを気取っている
ドイツの何の変哲もないプレッツェルのスナックを買うしかない。
と思って、久々に食べてみた。

赤地に白字の商品名と、水色と白のチェック柄の袋。
どこで売ってたかも覚えてないけど
どこかで売ってたことを覚えてるということは
結構どこでも売ってたやつなんだろうと思う。

特段美味しいわけでもなく
生の?プレッツエルを食べたくなる気にさせる
若干の物足りなさがある。
だからと言って一口で止められるほど不味くもない。

と、灰色の空っぽく
モヤモヤ、モグモグ食べていたら、
気づいてしまった。


安いスナックのくせに、くるんとネジったあとがある…。
ちゃんと一個一個ネジってある…。
パン屋で買う大きい方のプレッツエルと全く同じにネジってある…。

縦横3センチ程度なのに、手作業か??
だとしたら最後に両端をくっつけてる部分がキレイすぎじゃない?
でもこれ機械でやるには大きさも小さければ
芸が細やかすぎなんでないか?

気になる、気になる、気になるぞ。
一体どうやって くるんとやっているんだろう。
そんな情報どこでゲットできるだろう。

課題の飛行機ネタから、プレッツエルのくるんネタまで
超音速飛行で移動してしまった興味の対象が
なかなか課題に戻ってこない。
とは言え、スッキリするために人に話すほどのことでもない。
仕方がないので、ここに一縷の望みをかけるべく
久々のブログを書いてみる。

アップした瞬間
プレッツエルが頭から消え去って
課題に集中できますように…。

私の頭の内部から、
消えておくれよ
プレッツエル。



Saturday, 17 April 2021

テタテ


 

Yahooを開けたら、とあるニュースの見出しが気になった。

「日米首脳ハンバーガー会談舞台裏」


政府関係者から、

「米中の事実上の軍拡競争に日本は巻き込まれている」

という声が上がっているらしい。


ほんとそうだな、と思う。

でもじゃあどうすんだ。って話で、

地理的にも歴史的にもスルーできないけど

今の日本に関与できる国力が残ってる気もしない。

考えると暗くなる最近の世の中の話はさておき、

記事の中にこんな文があった。


「菅総理は少し頬を緩めながら、バイデン大統領との

『テタテ』と呼ばれる1対1の会談を振り返った。」


「テタテ」?

日本語?

手立てみたいな感じ?

1対1の会談…

「tete-a-tete」のことか?

まさかね。それをカタカナにするか?

しかも、そういうカタカナになるのか?


と思ってググったら、

やっぱり「tete-a-tete」を「テタテ」と書いて使うらしい。

外務省や毎日新聞のサイトでも使われてた。

全然知らなかったから、思わず爆笑してしまった。

みんな知ってるものかもしれないけど、知らなかった。


いや、確かにカタカナにしたらテタテなのかな、

でもなんか違くない?

字面がめちゃくちゃ軽い感じに仕上がってるけど、いいのか?

「ポテト」とか「ホタテ」とか、

そういう雰囲気に感じるのは私だけ?

暫くツボにハマって笑った。

「テタテ」って。

まぁそうだけどさ、

日本語訳は普通に「1対1の会談」とかでいいんじゃないか。


と、調べていたら

「tete-a-tete/テタテ」という

原種のチューリップがあるらしい。

写真を見たらものすごく可愛らしい花。

https://hinanana.exblog.jp/32159606/

(勝手にリンク拝借中)


このお花の可愛さだったら「テタテ」でもいい気がする。

でも菅さんとバイデンとかプーチンが「テタテ」って

やっぱ笑える。







Saturday, 5 September 2020

ホクロ3個取った話。

 



子供の頃から、右腕の裏側に鉛筆を刺した跡が残っていた。
と思ったら、青色母斑という青いホクロだったらしい。

それを知ることになったのは、去年スペインでスペイン人の友達に会った時。
普段はお気楽なスペイン人の友達2人が別々の時に
「その腕のやつ、ちゃんと病院行った?」
と言ってきたことに始まる。

割と病院行って色々検査しておくのが好きな自分に向かって、
全然細かいことを気にしないスペイン人が2人も
その昔からある鉛筆刺した跡に対して病院行ったのか聞いてくるので
とっても不安になってしまった。

しかもよく良く見てみると、前は無かった気がする
「チョロっと」茶色い線が出てきた気がして
あと2ヶ月も旅行残ってたのに、癌だったらどうしよう疑惑。

帰国して早速皮膚科に行くことにした。
先生に「青色母斑という青いホクロですね」と言われ、
初めて幼い自分が鉛筆を刺していないことを知る。

「たぶん大丈夫だとは思うけど、100%とは言えないから、
簡単に取れるので取っちゃいましょう」と。

痛そう。。と一瞬ためらったものの
先生があまりにアッケラカンと言うので
取ってみることに。

注射でチクッと局部麻酔をし、
すぐにパンチのような器具でパチンとホクロを取る。
(麻酔が効いているのと、寝ている体勢なので見えてないけど)
たまに引っ張られている感覚がある気もするけど
全く痛くなく、何針か縫ってもらって終わり。

その間たったの15分程度(もっと短いかも)。
念の為の痛み止めと抗生物質を処方されて完了。
1週間後に抜糸と、更にその後検査結果(ホクロの)を聞きに行って終わり。

その素早さと、麻酔注射のチクッと痛い程度のお気軽さは
皮膚科でピアスの穴開けてもらうの同じ感覚。

と言うことで
結局ただの青いホクロだったと判明して、はや一年。

左肩のホクロが何となく黒々してきた気がして
あれだけお手軽だったので取ってしまえと
また皮膚科へ行く。

そう言えば、子供の頃から派手に飛びてているホクロがお腹にあって
もし出来るならついでに取っちゃって下さい。とお願いする。

一応、悪いホクロじゃないか検査するホクロ除去に関しては
保険適用で月に1個しか取れないらしい。
たまたま左肩のを取ったのが月末だったので
1週間後がちょうど翌月で、抜糸ついでにもう一個取ることにした。

と言うことで、
スペイン人の一言 x 2回から
ホクロを3個も取ってしまったなんて
彼女たちは思ってもいなかっただろう。

癌だったらどうしよう疑惑の時に
ネットで色々調べてたら、
欧米人は肌が白いからだったか、
皮膚ガンになりやすいらしく
そう言った背景もあって、私のホクロに過敏に反応したみたいだった。
(ちなみに日本人の場合は足のホクロに要注意と書いてあった)

年齢と共にホクロが飛び出てきたりするのは
よくあることらしい。

目安としては
形がいびつだったり、色が黒い箇所があったりすると
怪しいホクロらしく、
まん丸だったり、波平さんみたいにチョロ毛が生えてたら
大丈夫なホクロらしい。

それにしても
普段テキトーな人たちに真顔で病気の心配されると
すっごい怖いんだなってことを
初めて知った出来事だった。







Sunday, 26 July 2020

虎ノ門ヒルズ駅



会社の最寄駅が「虎ノ門ヒルズ駅」になった。
(オフィスは残念ながらヒルズではない)

そもそも今まで最寄駅が4個あったけど、
それぞれ徒歩10分はかかる。みたいな
最寄駅があって無いような立地にあるオフィス。

就活で利用した会社のエージェントさんからも
(日本語少ししか話せない人)
「チョット中途半端ネ!」と言われていた。

最初利用した日は、
電車のアナウンスが流れた瞬間、
目の前に立っていた男性が聞き馴染みのない駅名のアナウンスに
「えっ!何っ?」って顔して振り返り、
3人くらいしか駅で降りなかったのに、
ホームに降り立った全員が、どっち方向に進むのか決めかねて
オタオタしていて面白かった。
(私も電車降りてすぐに案内板へ直行)

コロナ真っ只中に開通しただけあって閑散としていて、
混雑を予想して用意した案内板を持った人が何人か
誰もいない駅通路にポツリポツリと立っていた。

その後7月に入り、前より人は増えたけど
それでも新駅を建てる程の利用客がいない。
そもそも虎ノ門を空港行きとかのバスターミナルの要所にする計画らしく
そのターミナルの完成は更に数年先なんだとか。

とは言え、
ヒルズにオフィスを構えるような会社は
テレワーク率が高そうで、
そうなってくると、駅の利用者も増えないわけで、
盛り上がってなさすぎる感に
日本経済への不安を感じるばかり。

少子化なのに、
こんなに高層ビルばかり建てて、
大丈夫なんだろうか。

そしてコロナ前から心配している
虎ノ門ヒルズのマスコット、「トラのもん」。
という名の白いドラえもん。
オリジナルキャラグッズ売り場もあるのに
売れているところを見たことがない。

森ビルがバックについているなら
心配することはないのかもしれないけど。


そして全然関係無いけど、
その前の道に「マッカーサー通り」という
あだ名がついていることを初めて知った。
勘違いでついたあだ名らしいけど、
なんか気に入ってしまった。
不謹慎かもだけど。


そんな感じ。






Tuesday, 23 June 2020

住めないけど。。




VOGUEのビデオを偶然見つけ、見てたら止まらなくなってしまった。

ニコール・キッドマンとか、
レディーガガとか、
リッキーマーティンとか、
カーラとか、
テイラースウィフトとか、
セレブのお宅拝見みたいなのが沢山。

住めないけど、
見てて気持ちいい程の贅だわ。







Wednesday, 3 June 2020

ジャパニーズ ポロ子



私は生まれも育ちも東京で、
とは言え田舎の方なので、
田んぼや緑と住宅街に囲まれて育った。

でも、生まれてから31年間は
カメムシというものを見たことがなかった。

初めてカメムシを見たのは、
ブダペストの自宅で、
掃除しても掃除しても出てくるし、
(改装しているけど共産時代の古いアパート)
よく、ポックリ逝ってしまわれているのを見かけるので、
心の中で「ご臨終ムシ」と呼んでいた。

暫くして、
ブダペストで会った日本人の友人に
それがカメムシだと聞いて初めて
「ご臨終さん」がカメムシだと知り、
その後、職場のハンガリー人と話していて
それがハンガリー語で
何とも可愛らしく「ポロシュカ」という名前だと知った。

知ったからには「ご臨終ムシ」はめでたく、
「ポロちゃん」とか「ポロ子」と呼ばれるようになった。
(私からだけだけど)

昨日、久々に会社に行って、
家について鞄を見てみたら、
懐かしい形の物体が鞄に付いているのが目に入った。
そう、日本人のポロ子。

私は虫が嫌いなので、本当は気持ち悪いんだけど、
なんか懐かしいのと、日本で初めて見たのと、
一人で笑いながらティッシュで優しく包んでお別れ。

ハンガリーではアジアから入ってきて大繁殖したらしく、
会社の壁とか一面ポロちゃんだらけで
結構グロい感じだったな、と一年ぶりに思い出した。

ハンガリー人は窓開けるのが好きで、
常にオフィス内にポロ子が二人くらい飛んでいた。
(オフィスは極めて清潔です)

日本人の上司が、
割とみんな真剣に仕事している時に
いきなり紙を丸めて作った棒で
床や机を「バンっ」と叩くので
周りが「あのおじさん何やってるの?」的に固まっていると、
どうやらニュースで
「ポロシュカの対策としては、ひたすら退治していくしかない。」
的な専門家のコメントを聞いたらしく、
上司自ら体現することにしたらしかった。

ハンガリー人もポロ子は気持ち悪いと思っているらしく
そんな話もよく出たけど、
キリスト教だからか、やっぱり生き物に対しては感覚が違うようで
上司の冷酷な叩き方に、ドン引きしている雰囲気が漂っていた。

漂っていたと言えば、
よくポロ子の香りはパクチーと言われているけど、
私がその上司が残虐したポロ子の香りらしきものを感じた時、
これまた言い方が悪いけど、どちらかと言うと
「不治の病にかかった病人の匂い」だと思った。

そんなこんなで、
昨今のハンガリーに滞在している/していた人にとって
ポロ子とは切っても切れない存在であり、
常に何かしらの話題を提供してくれる存在だったなと
ジャパニーズ ポロ子の、ハンガリー ポロ子に比べると
ひっそりとした存在感を目撃して実感した。












Monday, 1 June 2020

気に入ったものが廃盤になる件。



気づけば5月も終わり。
ということは、日本に帰ってきて丁度丸1年経った。

あんなにブーブー言ってたColmarも
こうして遠い異国から写真を見てみると、
中々キレイだったんだなぁと思ったり。
(別にもう行かないと思うけど)

そんなこんなで、
やっとのことハンガリー人と働くアリ地獄から解放されたのに
日本の職場で組んでた人が、どうやら発達障害の気があったようで
会社に着くとまぶたが痙攣して止まらない現象と胃痛に苛まれ、
ブログも書くことがないままに時が過ぎました。

ありがたいことに
発達障害っぽい方は4ヶ月前に退職されましたが、
いまだに後始末が必要なことがチラホラ。

そしてイタリア人の社長が、
日本人とイタリア人の悪い所だけ組み合わせたみたいな人で、
最近白髪が増えてきたけれど、
やっぱり最初から私はオフィスワークの人間じゃなかったんだな。
と、最後から2番目の転職をすべく、
学校に通い始めることに。


そして、そんな話がしたかったのではなく、
今日スーパーに行ったら、
帰国してからずっと気に入って使っていた柔軟剤が
廃盤?になるそうで在庫のみ安売りされていた。

外国で売ってそうな懐かしい香り(ダウニーとは違う)で、
確かに日本の柔軟剤っぽい香りじゃなかったんだけど、
それが個性という名の「売り」だと思っていたんだけど、
新シリーズは、何の変哲もない白地にピンクの花柄パッケージで
カワイイ系の香りになっていた。

昔から、私がハマって買うものは
割と廃盤?になることが多い。

大学生の時にハマっていた、マウントレーニアのイチゴオレとか。
タリーズのイングリッシュトフィークッキーとか。
ハンガリーの職場近くの田舎カフェのクッキーとか。

「美味しすぎる!」と、毎日バカみたいに買っていると、
友人が何かにつけてプレゼントしてくれる位
いつも買ってるのに、
大体しばらくすると廃盤になる。


最近びっくりしたのは、
その発達障害っぽい人からのストレスによる胃痛持ちだった時から、
朝駅近くの成城石井にて、ドイツの炭酸水を毎日買っていたのに、
コロナによる在宅勤務で私が買わなくなったからなのか、
一回パソコンの調子が悪くて久々に出勤したら
もう売っていなかった。

そんな、たった一人の客が買うか買わないかで
取り扱いが変わるものなのか?

なんでいつも私が気に入っている商品が目の敵にされるんだか。
かれこれ10ヶ月も毎朝買ってたのに。
たかだか2ヶ月しか経ってないのに。

確かに、好きになる物が変わっている傾向にあるけど、
だったら最初から私が好きになる前に商品化しなきゃいいのに。
ハマらせといて失望させる、このテクニック。。

と、また訪れた馴染みあるこの心の寂しさを少しでも後回しにするべく、
在庫限りの柔軟剤を抱えられるだけ買い溜め。

このご時世、消毒液でもマスクでもハンドソープでもなく、
廃盤になる位、人気のない柔軟剤なので、
一人何個でも買えるという。

ドイツの水は、他の炭酸水より泡が細かくて、
胃痛にはピッタリだったけど、
よく考えれば、胃痛と目の痙攣は治ったので
また、別の飲み物にハマろうと思う。


そんな感じで
別に何でこれを機に一年近くぶりにブログを書こうと思ったのか
分からないレベルの心のぼやき。