Saturday 4 May 2019

水と緑のLübeck




ちょろっと気になっていたLübeckへ行ってきた。
(デュッセルドルフの前に笑)

ここは以前ドイツにも住んでいたチェロの先生に
「Lübeckもちょっと行こうかな〜と思ってる」と言ったら
テンション低めで「it has its own charm」と言われていて、
全力でオススメする感じでもないけど悪くないのかな。
と思っていた。
なので大して見るもの無いからプラプラ程度なのかな、
と想定していた割にcharmが端々に散りばめられていた
雰囲気の良い街だった。


(行く前に見て、「行こうかな」と私に思わせた写真の場所)

定番のザ・ドイツっぽいレンガの建物たちも雰囲気が良かったけど、
↓↓↓




普通の住宅街も雰囲気があって

↓↓↓


それでいて人っ子ひとり歩いていないか、
地元の親子が自転車で通り過ぎて行くような
穏やか〜な空気感。

地図で見て、もっと海辺のロックンロールな街かと思っていたけど
海が近い開放感と、それでも割と内陸に入っている安定感が
共存している感じだった。

北欧に20日弱ほど滞在した後のドイツ再上陸だったので
やっと陸に足がついた感と、やっと太陽と心地良い距離が保てる感と
やっと風が寒くて強くない印象もあったけど(モワンと感じた)。


アップで街を見るとこんな感じ↓↓↓。


海と繋がっている川が街をぐるっと囲んでいて、
地図の通り、その川辺の半分くらいが公園とか住宅街とか。
(上の方は港っぽい船とか倉庫があるエリア)

逆光ばかりで写真に全然うまく写らず残念だったけど
本当に青々した眩しい新緑が至る所に溢れていて
暑いくらいの太陽の元、街の人々がゆる〜く川辺でピクニック。

街中が井の頭公園なのかと思わせる雰囲気で
「何だこのユルい街は!」という感じだった。




歯医者さんまで、こんな全面ガラス張り。


患者はこの様な景色を見て治療を受けられる↓↓↓(逆光で暗いけど)。


移民が多めな印象はあって、
移民の若者たちが集っている所が多々あったので
ちょっと怖いと感じたのも事実だけど
彼らも割と幸せそうな表情だった気がしないでもない。

あと、街の人のファッションが田舎っぽかった笑

とは言え小さい街なので
そろそろ見るもの無いかな〜と思って歩いていたら
見覚えのある赤と白のパッケージ。
(あんまり上手く写ってないけど)


こ、これは、私がハンガリーで仕事中やってられないと
我慢出来ずに昼休み中にいつも買ってしまっていた
美味しいマジパンチョコレート。

パッケージで覚えていたので
名前もドイツのどこの街のチョコなのかも気に留めていなかったけど
リューベックのチョコだったのね!
と、偶然通りかからなかったら気付かなかった感動の再会。
(見所を調べるのが段々面倒だと思っている感が出てしまっている)

マジパンって昔は特別美味しいとは思わなかったけど
生のアーモンドを食べるようになってから
ある日マジパンを食べたら
アーモンドを食べた時の旨み成分的な美味しさを感じるようになり
今ではマジパン好き。

ということで、よくある感じのチョコ販売店兼カフェとなっている
恐らく本店(知らないけど)でお茶をすることにした。

因みに名前は「Niederegger(ニーデレッガー?)」と言うらしい。
やっぱりドイツ語の名前はどうにも字面が長すぎて
今後も覚えられる気がしないけど。






クッキー生地の土台にクリームをのせて
マジパンで周りを飾ったケーキ。
と思って頼んだら、
クリーム部分に私の嫌いなヘーゼルナッツが入っており
最後は気分が悪くなりながら
残すのは申し訳ないので
クリームと土台だけ先に口に詰め込んで
剥がしておいたマジパンで口直しする形式で完食。
このケーキはあまりお勧め致しません。。
(正直、他のケーキもそんなに美味しそうではなかったかも)

頼んだ紅茶のカップが変な銀の器の上に置かれている。
と思ったら、カップの下にろうそくが入った容器が置かれており
ずっと温かい紅茶が楽しめる仕組みになっていて感動。

砂糖もチョコと同じパッケージでいい感じ。


ということで、
穏やかな水と緑のLübeckにホッコリとしたひと時だった。

わざわざ目指して行くこともなさそうだけど
例えばハンブルグに滞在したついでとか、
コペンハーゲンからドイツへ電車で行く時とか
(リューベックはコペンハーゲンとハンブルグの間にある)
一泊くらいしてプラッとのんびりするのもいいのかな〜、
という感じの街だった。

私としては、コルマールより気に入りましたとさ。







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