Wednesday, 22 June 2016

中国四千年の言いまつがい


昨年末から仕事で中国人と毎日電話やメールをしている。

丁度担当の人が「日本語堪能」と謳っている人なので、
彼とやり取りをすることが殆ど。

とは言え電話で話をすると、
段々会話が噛み合わなくなり、
かなりトンチンカンな感じになっていく。

そして忙しくなると
大分メールの日本語が雑になる為、
「ブッキング」のことを「ボッキング」と書いたり、
「プッシュしてください」を「ポッシュしてください」
と書いていて、
メールを開くと一人笑ってしまうことが多い。

今年の春になり、
更に日本語が堪能と言われている
別の中国人男性がよくメールをしてくるようになった。

確かにこっちの人は日本語が堪能で、
ビジネス系の難しい言葉を使った文章や、
レベルが高くないと使えないような言い回しを
サラッとメールに入れてくる。

と思ったのも束の間、
少し問題が起き、中国側がものすごく忙しくなった。

日本語堪能な彼も、
段々メールの文章が崩れていく。

ある日、彼が送ってきたメールに「Hamburg」と
ドイツの街の名前がアルファベットで登場した。

と、見慣れている筈のこの名前、
心なしか字面が長い。

…「Hamburger」...

た、食べ物になってる!

一人で耐え切れず、隣のハンガリー人にメールを見せて
二人で大爆笑。
お腹空いてたんだね〜と楽しく笑わせてもらった。

後日、彼がまた<緊急!>と言ってメールを送ってきた。
ブッキングが取れなくて焦っている内容のメール。

「ブッキングをしましたが、出来ませんでした。
今日出来ないと大変なので、そちらからも、プッシュして下さい。」
的な文章。

↓↓↓

「クッキングをしましたが、出来ませんでした。
今日出来ないと大変なので、そちらからも、おプッシュして下さい。」

またお腹空いてて今度はクッキングしちゃった上に
プッシュが物凄く丁寧!
と思って一人おかしくて笑いがとまらず、
これを大真面目に書いている姿を想像すると苦しくて苦しくて、
ただ流石に日本語なのでハンガリー人には通じず、
一人笑いを堪えるのに必死だった。


そんなある日、
私のチームのハンガリー人が担当している案件の内容で、
インド人が送ってきたメールが私にCcで届いた。

開けてみると
「Dear San,」
と宛名が入っている。

うちのチームにSanという名前の人はおらず
「Sanって誰?」
と思わず大きな独り言をつぶやく。

するとチームのハンガリー人(女性3人)が
一斉に大爆笑を始め、
「Bea(担当の女の子の名前)のことだよ」
と言ってとても楽しそうにしている。

どうやら、日系企業で働く外国人に有りがちの、
「⚪︎⚪︎さん」を「⚪︎⚪︎ san,」と日本式の宛名でメールするやり方を勘違いし、
「Dear Sir,」的なノリで名前を勝手に抜いて使ってしまっているよう。 

インドにも日本人駐在員がいるであろうに
誰も指摘しないようで、
勘違いしすぎていて、私も一緒にツボにはまって大笑い。
その後何度もメールが来る度に、
宛先が San になっていて、皆んなで笑っている。

かく言う私も、
取引先の会社の名前を至急別の会社にメールする必要があった時、
「⚪︎⚪︎ corporation」という会社名を
「⚪︎⚪︎ cooperation」と気付かずにメールし、
隣のハンガリー人に笑われたことがある。

あと請求書についてメールをしていた時、
仕事で毎日、ハンガリー人のDavidとやり取りをしていたせいか、
「Debit note」のことを一瞬「David note」と書いてしまい、
焦って書き直したりしている。

母国語でも急いでいると色々間違えることあるのに
外国語であればしょうがないんだけど、
テレビのない生活を送っている私にとって、
これらの間違いがお笑い番組的な役割になっている今日この頃。

きっと英語のネイティブなんかは
毎日笑いのネタに事欠かないんだろうなぁ。
と、羨ましかったりする。











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