昨年末から仕事で中国人と毎日電話やメールをしている。
丁度担当の人が「日本語堪能」と謳っている人なので、
彼とやり取りをすることが殆ど。
とは言え電話で話をすると、
段々会話が噛み合わなくなり、
かなりトンチンカンな感じになっていく。
そして忙しくなると
大分メールの日本語が雑になる為、
「ブッキング」のことを「ボッキング」と書いたり、
「プッシュしてください」を「ポッシュしてください」
と書いていて、
メールを開くと一人笑ってしまうことが多い。
今年の春になり、
更に日本語が堪能と言われている
別の中国人男性がよくメールをしてくるようになった。
確かにこっちの人は日本語が堪能で、
ビジネス系の難しい言葉を使った文章や、
レベルが高くないと使えないような言い回しを
サラッとメールに入れてくる。
と思ったのも束の間、
少し問題が起き、中国側がものすごく忙しくなった。
日本語堪能な彼も、
段々メールの文章が崩れていく。
ある日、彼が送ってきたメールに「Hamburg」と
ドイツの街の名前がアルファベットで登場した。
と、見慣れている筈のこの名前、
心なしか字面が長い。
…「Hamburger」...
た、食べ物になってる!
一人で耐え切れず、隣のハンガリー人にメールを見せて
二人で大爆笑。
お腹空いてたんだね〜と楽しく笑わせてもらった。
後日、彼がまた<緊急!>と言ってメールを送ってきた。
ブッキングが取れなくて焦っている内容のメール。
「ブッキングをしましたが、出来ませんでした。
今日出来ないと大変なので、そちらからも、プッシュして下さい。」
的な文章。
↓↓↓
「クッキングをしましたが、出来ませんでした。
今日出来ないと大変なので、そちらからも、おプッシュして下さい。」
またお腹空いてて今度はクッキングしちゃった上に
プッシュが物凄く丁寧!
と思って一人おかしくて笑いがとまらず、
これを大真面目に書いている姿を想像すると苦しくて苦しくて、
ただ流石に日本語なのでハンガリー人には通じず、
一人笑いを堪えるのに必死だった。
そんなある日、
私のチームのハンガリー人が担当している案件の内容で、
インド人が送ってきたメールが私にCcで届いた。
開けてみると
「Dear San,」
と宛名が入っている。
うちのチームにSanという名前の人はおらず
「Sanって誰?」
と思わず大きな独り言をつぶやく。
するとチームのハンガリー人(女性3人)が
一斉に大爆笑を始め、
「Bea(担当の女の子の名前)のことだよ」
と言ってとても楽しそうにしている。
どうやら、日系企業で働く外国人に有りがちの、
「⚪︎⚪︎さん」を「⚪︎⚪︎ san,」と日本式の宛名でメールするやり方を勘違いし、
「Dear Sir,」的なノリで名前を勝手に抜いて使ってしまっているよう。
インドにも日本人駐在員がいるであろうに
誰も指摘しないようで、
勘違いしすぎていて、私も一緒にツボにはまって大笑い。
その後何度もメールが来る度に、
宛先が San になっていて、皆んなで笑っている。
かく言う私も、
取引先の会社の名前を至急別の会社にメールする必要があった時、
「⚪︎⚪︎ corporation」という会社名を
「⚪︎⚪︎ cooperation」と気付かずにメールし、
隣のハンガリー人に笑われたことがある。
あと請求書についてメールをしていた時、
仕事で毎日、ハンガリー人のDavidとやり取りをしていたせいか、
「Debit note」のことを一瞬「David note」と書いてしまい、
焦って書き直したりしている。
母国語でも急いでいると色々間違えることあるのに
外国語であればしょうがないんだけど、
テレビのない生活を送っている私にとって、
これらの間違いがお笑い番組的な役割になっている今日この頃。
きっと英語のネイティブなんかは
毎日笑いのネタに事欠かないんだろうなぁ。
と、羨ましかったりする。
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