10 HUF = 3.739 JPY (6月19日現在)
先日いつもの洗車へ行った。
基本、若い兄ちゃんが2人体制で、
一人がお会計のやり取りをしている間、
もう一人が機械に入る前の下洗い的なことをする流れ。
この日、割といつも適当な若い青年Aと、
割といつも丁寧なさわやか青年Bがいて、
私は790 HUFの料金に対し、
800 HUFを青年Aに渡した。
その後青年Aはどこかへいなくなり、
青年Bが下洗い後にレシートを持って
やって来た。
いつものように車の窓越しに
レシートを渡しながら、
きめ笑顔で「Thank you!」と言った青年Bに、
何も考えず、
「あれっ?10 HUFは?」
と言った私。
実際私がお金を渡したのは
青年Aなので、Bはどうなってるの?という顔で
Aのことを見つめている。
この時Aの顔は見えなかったものの、
確かに10 HUFのお釣りであることを伝えたようで、
Bが私に「No problem!!」と言って
10 HUFを返してきた。
一瞬、お釣り間違えといて
No problemって何だその上から目線。と思った後、
よく思い起こしてみれば、
この国の人はお釣りが小さな額だと、
勝手にチップとして悪気もなく取っていく傾向がある。
レストランとかならチップについて考えるけど、
洗車でチップをあげるなんて考えてもいなかった。
チップというものは一度お釣りをお客に返した後
お客の判断で渡し返すべきであると考えるものの、
ハンガリーの習慣はよく分からないので、
一応会社のハンガリー人に一連のやり取りを話した。
「10 HUFのお釣りを要求するなんて気前が悪いと思われるよ」
と言われ、私がケチということにされた。
そんな中、また洗車に行く機会があった。
今回も青年Aが私の受付をし、
今回は1000 HUFを渡す。
私の顔を見て、
珍しく満面の笑みを浮かべる青年A。
その日いた、これまた丁寧な青年Cに向かって
何かをニヤニヤしながら言った後、
オフィスへ消えて行き、
しばらく帰って来なかった。
その間青年Cは私の車を丁寧に下洗い。
さぁ機械に入りますというところで、
青年Aがお釣りを持って戻って来た。
「⚪︎×⚪︎× 10 HUF ⚪︎× ウヘヘ〜」とゴチャゴチャ言って
ニヤニヤしながら返された210 HUFのお釣りが、
片手に乗り切れず床に溢れた程の
21枚の10 HUFコインだった。
一瞬、床にコインが落ちたことに気を取られ、
そのまま機械に入って行ったので、
全部が10 HUFコインであることに気づいたのは
機械の中だったけど、
なんて幼稚なことをするもんだと
今でも腹立たしい。
きっと前回のことを根に持っていて、
私が来たらこうしようと
作戦を練って待っていたに違い無い。
勝手にお客のお釣りを取っていくなんて
とても許せないし、
勝手に取っていく程の素敵なサービスをこの国で
受けたことは無い。
日本人からすると、
とても微妙な西ヨーロッパのサービスですら、
今や感動して嬉しくなってしまうくらい、
この国のサービスにチップをあげたいと思うことは
95%位無い。
先ずお客にお釣りを返してから
お客がチップを渡し返すという順序については
私の複数のヨーロッパの友人も同意見なので、
チップ文化が無い日本人だからということでは無いと
私は思っているし、
たかが10 HUFだからという金額の問題では無い。
そろそろ車が汚れてきて、
来週あたり洗車に行く感じだけど、
青年Aがいたら、どう対応しようか今も考え中。
79枚の10 HUFコインでも集めてやるのか、
そんなにお金が無いのねと皮肉を言って10 HUFのチップをあげるのか。
いや、あんな若造のイタズラの相手をするなんて
大人気ないから普通にするか。
でも腹立たしい。
という葛藤。
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