Sunday, 14 June 2015

密かなる闘志



数週間前からハンガリー語の学校に通い始めた。

会社では使わないし、
日常生活も英語で全然困らないけど、
やっぱり1年以上住むのなら、
学ぶべきと自分の中で思って始めてみた。

こっちで出会った駐在員の人たちが、
何年も住んでるのに全く話せないのを見て、
どうやったらこんなに長く住んでるのに
話せないでいられるんだろう。と、
最初かなりの衝撃を受けたけど、
一緒にしばらく仕事をしてみて、
彼らは私とは全く違う人種だということが分かったので、
気にせず自分は自分の考え方で行こうと思う。


ということで、
完全に場所と建物がいい感じ
ということだけで学校を選び、
やる気満々で申し込みに行ったら、
初級のグループレッスンは3週間前に始まっていて、
次回は2ヶ月後と言われた。

こんなにやる気なのに、
先延ばしには出来ません。と思って、
とりあえずプライベートレッスンで通っている。

先生は、なかなかいい人で、
英語もうまいだけあって、
教え方もいいけど、
一つ気になることがある。

それは、先生が落書きが好きなこと。

プリントの問題を
「じゃあやってみて」
と言われて取りかかった瞬間とか、
チラッと見ると、
既に先生が落書きをしている。

何か質問をされて、
「あれっ、これ先週教えてもらったけど、
なんて言うんだっけ。。」
と先週もらったプリントを探したりすると、
既に先生が落書きをしている。

私もそんなに我慢強い方ではないので、
日本語初級の外国人が
シドロモドロ日本語を話す時とか、
いつの間にか別の考え事をして
あ、聞いてなかった!ってことあるけど、

いくら何でも取りかかるの早すぎて笑える。
常に落書きしたくてしょうがなくて、
我慢してるのかと思える位の素早さ。

日本だったら学校スタッフにクレーム言うかもだけど、
ハンガリーだし、
教えることは教えてるので、
言っても無駄だな。と思っている。

とは言っても、
やっぱり何か気になるので、
最近密かに、
「落書きさせてやらないぞ」という
闘志を燃やしつつ、
何か思い出せなくても
意地でも先生に話しかけている。

分からなくても
話しかける練習にいいかも。
と、ハンガリー語のモチベーションアップに
先生の落書きを阻止したいという
変な意地を利用することにした。








No comments:

Post a Comment