Tuesday, 24 February 2015

イケメンとゴッツンコ




ハンガリーの道はひどい。

街灯がなかったり、
道にボコボコ穴があいてたり、
白線がうすくて見えなかったり、
道路狭いのに、横がすぐ溝になってたり、

工事の為に進行方向を変えたくせに、
道路に書いてある白い矢印の向きはそのままで、
曲がってから「え!逆走してる!」って思わせたり、

視力が裸眼で両目1.5の私でも、
目をギラギラさせて中央線見てないと、
道がどうなってるのかさっぱり分からず、
そんなんだから、狭い道路を大型トラックが
大幅に車線をはみ出して向かってくる。

という中を、
日本でほぼ運転してなかった上、
オートマで生きてきた人間が、
マニュアルで左ハンドルの車で
知らない街を走っているから、
ナビがあっても道を間違える。

間違えてあせる。

左見て、右見て、前見て、道見て、ナビ見て、
ってやってる間に既に左から車来てるのなんて
気づかなすぎて、
ゴッツンコしました。

ぶつかった車がハザードランプをつけて止まった瞬間、
囚人のような気持ちになって、
自分も車を降りる。

出てきたのは、
なんともイケメンなお兄さん。

とりあえず、ハンガリー語分からないから、
「英語喋れる?」って聞いたら
流暢な人で、
それが分かった途端、
迷ってたパニックとぶつけたパニックで、
「本当にごめんなさい。
まだ来たばっかりで、よく分かんなくて、
今もどうしたらいいか分かんなくて、
分かんないから会社に電話していい?」
と「ヨクワカラナイ」アピールをしてしまった。

結局優しいイケメンと、
会社の人が電話で話をつけてくれた。
私が悪いということで。

後日書類にサインするということで、
その場はイケメンが傷とへこみの写真を取り、
私のパスポートと車のIDの情報を伝え、
握手で解散。

もしこれが英語の分からない人や、
ガラの悪いおやっさんだったらと思うと、
不幸中の幸いだったと思う。

その後、その場から去るために、
やはり自分が運転しなければいけないということに、
生きてくって大変。って思いながら、
「だって道分かんないんだもん。怖かったよー」
と独り言言って、ボロボロ涙を流しながらも、
 80km位出さなきゃいけないプレッシャー。

マニュアル車なんて滅びてしまえば良いのに。
と思う今日この頃です。







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