(初日の出に照らされ神秘的なるも草団子に感動を奪われる富士)
数年前に旅行好きな祖母が段々ボケ始めてから
年越しは家族で温泉旅行に出かけるのが恒例になっている。
私がハンガリーに来てからは3回目。
もう今年は祖母も参加出来ない状態ではあったけど
家族で伊豆長岡の温泉で年越しをした。
(そして今更ブログに書く)
全然知らなかったけど、
宿の近くに、伊豆の国パノラマパークという所があって
どうやら富士山が綺麗に見えると有名らしい。
ということで、
元旦に早起きして初日の出を見に行く。
宿の人がロープウェイの下まで車で送迎してくれるサービス。
そしてロープウェイに乗って山の上へ。
こちらが今年の初日の出。
出てきた瞬間、2001年宇宙の旅って感じだった。
この場所について簡単に言うと、
山の上の開けた所に、
山の上の開けた所に、
神社、富士見テラス、富士山の見えるカフェ、
富士山を見ながら足湯に浸かれる所、
お土産屋さん、等がある。というスポット。
(神社とテラス)
(足湯から富士山見物中の人々)
(カフェのテラス席から富士山の写真を撮る青年たちと富士山)
初日の出を待つ間、
ハンガリーよりは寒くなかったものの、
やっぱり寒くて、母と私でカフェにお茶を買いに行く。
メニューを見ていたら、
レジ横の炭火鉢みたいなのの周りに焼べてあった、
大きめの三つの団子が串に刺さっているのを発見。
草団子を頼んでみる。
出てきた草団子には桜あんが付いていて、
久々に食べる「よもぎ味の」「団子に」「桜あん」という
三つの感動のツボが一つの串に刺さっているみたいな団子だった。
口に入れた瞬間に広がる
よもぎと桜の風味。
炭火でほのかに暖かく、
何これ、美味しすぎる。
と、一人感動してしまった。
初日の出が見えやすいスポットの場所取りをしていた
父と姉に草団子とお茶を届けに母と戻り、
団子を渡しながら
「この草団子、すんごい美味しいから」
みたいなことを、暫く力説。
家族の反応が、割と普通の
「確かに美味しいね〜」と
素っ気なかったので、
腑に落ちず、
「ただの草団子だけでも美味しいのに、
暖かくて、しかも桜あんが付いてるなんて。
あぁ、美味しかったなぁ〜。
この団子なら何個でも食べられるよ…」
と、ハンガリーでは食べられない
絶妙な美味しさについて
家族の薄い反応を無視して語り続けていたら、
私たちの前で初日の出を待っていた、おばさん二人組が
私が「何個でも食べられるよ…」としみじみ言った瞬間に
バッと振り返って、
「一体この大袈裟に草団子の美味しさを語る
後ろの人はどんな顔してるのかしら」
とでも言われている様な顔で
笑われてしまった。
笑われるまで何も考えてなかったけど、
確かに笑われると
恥ずかしいことを大真面目に口にしていたな、と、
恥ずかしくて、
おばさん達と一緒に笑っておいた。
ということで、
もう一回あの草団子を食べに
この場所を訪れたいと思うナイスな場所だった。
もちろん、
富士山も、とても綺麗に見えたけど、
私的には草団子が美味しいスポットとして記憶された。
そしてロープウェイの柱に
オーストリアの技術により製作みたいなことが書いてあって
知り合いに街中でバッタリ会ったみたいな
変な気持ちになった。
肝心な時にカメラを忘れ、
ショボ携帯のカメラで撮ったのに
割と綺麗に写ったので
ちゃんとしたカメラだったら…
と残念。
ということで、残りの写真。
この、スーッ、ポコッ、スーッという山の風景って
(ポコッが富士山)
確かに珍しいし、
流れる感じが、地形なのに富士山って日本文化っぽいな。
と改めて感じる距離感で富士山が見えた。
また行く機会はあるのかな。
と思いつつ、
また行ってみたい。
と思いつつ。