喘息で地味に苦しい日々。
薬がなくなってしまったので、
入手せねば。
ということで、
ハンガリーで初めて病院へ行くことに。
会社の日本人に聞いてみたら、
必ず最初にホームドクターに行ってからでないと
他の病院には行かれないと知り、
「私のホームドクターって誰?」ってことになった。
ホームドクターの存在は知っていたけど、
どういう仕組みか知らないし、
どういう仕組みか知らないし、
実際海外で病院へ行ったことあるのは
スペインに留学していた時1回だけで
留学用の保険だったので勝手が違った。
サラマンカの病院の受付で、
「国民保険的なものに入っていない人は
症状関係なく一律100ユーロ」的なことを言われ
ただの発熱で100ユーロ払わされ、
最初に下調べ的な検査をする看護師さんを
お医者さんと勘違いして症状を力説してしまったら、
「うん、うん、辛いね、分かるよ、分かる」
って感じで大きく頷いたリアクションしてくれた。
そんな思い出。
考えても分からないので
会社の人事に手順を聞いてみた。
カンパニードクターなるものもいて、
その人をホームドクターにしてもいいけど、
家から遠いので、
家から近い所で選んだ方がいいのでは。とのこと。
ホームドクターは一人しか選べないけど、
もし会社で具合悪くなったら、
カンパニードクターに診てもらうことも可能だそう。
ということで、
今回は家から近い所を教えてもらった。
診療所(?)の住所と、
そこにいる6人の先生の名前をもらう。
家の住所ごとに行く診療所は既に決まっているらしく、
6人のうち好きな人を選んでいいと言われたので、
女の人がいる時間を狙って行くことに。
英語が話せる先生だということも確認してもらった。
中は至ってシンプルで、
廊下に5つの扉が並んでいて、
扉の脇に椅子が並んでいた。
扉にそれぞれ先生の名前が書いてあったので
自分が行きたい先生の扉の横に座ってみる。
しばらくして、
隣の先生の扉の横には8人待っている人がいるのに
自分の先生の扉の横には私の他におじさんが一人しかいないことに気づく。
さては隣の先生の方が腕がいいな。
と思ったけど、女の先生がよかったので、
待ってみた。
開始時間が来ても何も起こらず。
15分経って、先生が出勤してきた。
でも10分経っても何も起こらず。
更に15分経って、看護師的な人が出てきた。
私:「英語わかる?」
看護師:「分からないけど、先生は分かるよ」
私:「初めてなんだけど、どうしたらいい?
みんな適当に椅子に座ってるけど、
どうやって自分の番って分かるの?」
看護師:「⚪︎×ハンガリー語⚪︎×」
この時点で、周りのハンガリー人から
かなりジロジロ見られていた私たち。
隣で待っていたおじさんが、
会話が噛み合わなくなっているのを見て
英語で通訳してくれた。
おじさん:「どこの通りに住んでるかって聞いてるんだよ」
私:「この通りだよ」
看護師は先生と何か確認する為に部屋に入っていく。
おじさん:「順番は簡単で、僕が1番で君が2番だよ」
ということで、待つこと数分。
また看護師が出てきた。
また看護師が出てきた。
看護師:「⚪︎×ハンガリー語⚪︎×」
おじさん:「この通りのこっち側かあっち側のどっちに住んでるの?」
私:「こっち側だよ。会社の人が調べてくれたから
この診療所で間違いないはずだよ」
看護師:「⚪︎×ハンガリー語⚪︎×」
おじさん:「この通りのこっち側の何番に住んでるの?」
私:「⚪︎番だよ」
看護師は再び部屋に入っていき
更に待つことに。
おじさんが呼ばれて診察。
出てきたと思ったら、
私の所へやって来た。
おじさん:「君の住所の先生は違う先生だから。
今日の午後にしか来ないから、
今日の午後にしか来ないから、
その時間に来てだって。」
私:「えっ、何で?この先生じゃダメなの?」
おじさん:「知らないけど、そういうシステムなんだよ。
じゃ、そういうことだから」
と、おじさんは帰って行った。
よくよく扉の先生の名前を見てみると、
下にハンガリー語と、いくつかの住所が書かれていた。
おじさんが私の先生と言って指差した先生の名前の下に
家の住所があった。
どうやら通りの両側に一つずつ診療所があり、
その診療所の中の自分の番地担当の先生がホームドクターらしい。
ということで、
隣の8人待ちの先生は、腕がいいのではなくて
単純にその番地に病人が多いだけだった。
午後再び診療所へ行き、
違う扉の先生へ。
呼ばれて中に入ったら、
おじいちゃん先生だった。
そして看護師も先生も英語話さず。。
念のため会社のハンガリー人が書いてくれた
「花粉症でアレルギー反応が出て
喘息になったので薬がほしい」
というメモと、
喘息になったので薬がほしい」
というメモと、
いつもの薬の英語名を見せて、
AsthmaとPollenを連呼してみた。
先生と看護師が話し合い。
先生が何やらノートで調べ始めた。
先生おじいちゃんのくせに、
ピンクと紫のカップケーキに
チェリーが乗ってる絵のノートを使っていて 、
何そのギャップ!と心の中で笑った。
可愛すぎる。
どこかに電話をかけたと思ったら、
何やら情報を書き出したメモを渡される。
住所と電話番号と翌日の日付と10時と書かれていて、
喘息専門的なことを言われたので、
よくわからないけど
「明日この場所へ行けってこと?」と英語で聞いたら
よくわかってないんだろうけど
「そうだよ」とハンガリー語で返ってきた。
わかってないのに分かり合えるって
人間ってすごいな。
ということで
どうせ専門医に行くなら
何故1時間も待たされて
ホームドクターに来なくてはいけないのか
無駄な気がしてしょうがないけど、
とりあえずホームドクターについて
学ぶことができた1日だった。
何故1時間も待たされて
ホームドクターに来なくてはいけないのか
無駄な気がしてしょうがないけど、
とりあえずホームドクターについて
学ぶことができた1日だった。
そして、全然英語の通じないホームドクターなので
やっぱりハンガリー語を学ばねばならないと実感。
専門医の話はまた後ほど。
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