10年前イギリス留学してた時の日本人の友達と、
共通のスペイン人の友達2人に会いに行こうという話になり、
マドリッドで4人のプチ同窓会をした。
(写真はマドリッドまでの道中に立ち寄ったバレンシア)
昔大好きだったものの、
今も普通に好きなものの、
その後行ったスイスのトイレのキレイさに
私が好きな国ランキング首位の座を奪われていたスペイン。
到着するまで、普通のテンションだったのに、
到着した途端、
昔どれだけスペインが好きだったかとか、
スペインの何が好きだったとか
一気に蘇ってきて
アドレナリン大放出だった。
特に今ハンガリーという国にいると、
以前は気づかなかったけど
スペインって十分先進国なんだな。と思ったり。
人の明るさや、気候の良さ、ただのトマトの美味しさ、肉の旨みがする肉、
ボディクリームのケースについてた、剥がしやすいシールの品質、
売る気のある店員などなど、
感動の連続だった。
全然使わずに忘れかけてたスペイン語も
到着後半日位で蘇ってきて、
知らない人と友達みたいに会話する感覚が
久々過ぎて楽しかった。
言うまでもなく、友達と久々に会えたのも楽しかったけど、
それは元々楽しみにしていたもので、
今回、それ以外に楽しかったことが
自分の予想をはるかに上回っていたことにビックリ。
特にバレンシアのB&Bのおばちゃんは、
私と英語で話していた後に、スペイン語分かるよと言ったら、
「え〜!もうっ、言ってよ〜、英語喋るの大変なんだから〜」と
急に親戚のおばちゃんみたいになってきて、
しまいにはチェックアウトの時に私の名前を連呼しながら
「なんでスペイン語喋れるの?」「ハンガリーで何してるの?」と
話が止まらないものだから
話をブチっと切るのも悪いな〜と思ってしまい
電車に間に合わないかもしれない!という状況になり、
駅までタクシーに乗る羽目に。
でもこのタクシーの運転手もいい人で、
「めちゃくちゃ急いで駅に行って!」と言ったら、
「分かった!何時の電車なの?」と言って、
ギリギリすぎるのが分かったら自分のことのように
イライラしながら前の車をドンドン追い越し、
駅に着いたら物凄い勢いで車を降りて
スーツケースを急いで渡してくれた。
その他にも、日本に行ったことのある出店のお姉さんとか、
私がスペイン語話せないと思って、隣の店員に
「見てこの子(私のこと)!私すごいタイプ!」と大声で言ったレズの店員さんとか、
「こんにちは〜♪!」と笑顔で陽気に電車の中でアコーディオンを弾いて
お金をもらおうとするおじちゃんとか。
そうだ、スペイン人のこのニマッと笑いたくさせてくる感じが
私は大好きだったんだ〜と思い出した。
今回本当にスペインに元気をもらって、
スペイン、ありがとう!と心から言いたい。
そんでもって、
今まで以上にスペインの良さに気付けたのは
ある意味ハンガリーでの経験のおかげ。
何事にも無駄はなく、
嫌なことや暗い気持ちだって
好きなことや明るい気持ちが如何に素晴らしいものか
改めて気づかせてくれる比較材料になる。
甘やかされて育ってきた私の
高すぎた幸せの基準を下げてくれ、
より小さなことに幸せを感じられる様になったのも
ある意味ハンガリーのおかげ。
そんな風にハンガリー生活を美化して考えられる様になった
良いスペイン旅になった。
また次回が楽しみだ。